瀬戸蔵で建物のキオク展を見てきた。
※残念ながらこの展示は終了しています。 名古屋から瀬戸へ移動してきた。 瀬戸蔵ミュージアムの「建物のキオク―瓦・タイル・テラコッタ―」展を駆け込みで見に来たのだ。 ここのミュージアムも好きなのだ。焼き物で発展してきた瀬戸の歴史がまるごと分かる実物展示が面白い。 ミュージアムは「洗練された」「カッコイイ」展示よりも、分かりやすいのがいちばん。最近キャプションの...
View Article瀬戸のカケラ
瀬戸の続き。 ところで瀬戸蔵へ行く前にちょっと見たい建物があり、駅からそこへ向かって歩いていると解体現場に遭遇。 ええっ、ここは!!古い敷瓦がありそうだなぁ~~と眺めていた民家だったのだが、もうすっかり建物は撤去され、 重機で整地中。え~ん。 作業中の兄ちゃんに声をかけたら、建物はもう去年末に解体されたとか。ぱっと見ただけでもタイルのかけらが...
View Article大川市立清力美術館
佐賀周辺であれこれ行きたいところがあるのでまとめて行ってきた。 前回佐賀のまちなかは半分のエリアしか見れてないし、有田はほんの2時間しか見ておらず、すぐ近くの波佐見も 行けてない(ここは長崎県域)。武雄温泉は見逃しがあるし、唐津ももう一度行きたい。唐津に行くなら呼子のイカ刺も 食べないとなぁ~。九州温泉道のスタンプもゲットしたい(笑)。...
View Article小保・榎津のまちなみ
大川の続き。 古い町並みエリアへ向かうが、目の前に筑後川昇開橋の勇姿が現れたらやっぱり寄り道せずにはおれないじゃないの。 車を停めて歩いて行くとファミリーのために橋を1/3ぐらい上げ下げしていた。相変わらずサービス精神旺盛(笑) 可動部が再び降りるのを待って向こうへ渡ると、またサイレンが。可動橋は動かしてナンボ(笑)...
View Article武雄温泉の有田焼タイル
大川からの続き。 時間が迫る中、佐賀でひとつふたつでも建物を見ようかとちょっと立ち寄ってみたのだが、 市内中心部にさしかかったあたりからなぜか車が進まない。あれ、佐賀ってそんな観光地だったっけ? 首尾よく車を駐車場に停められたので、歴史民俗博物館になっている旧古賀銀行を見にいくと、何かすごい人!? 何でも「肥前さが幕末維新博覧会」というイベントを去年の3月からやっていて、この週末が最終の週末なので...
View Article志田焼の里博物館 その1
武雄温泉からの続き。 楼門亭で泊まった翌日は早めに出発しようと思っていたのだが、朝から鷺の湯に入ってマッタリしてしまったため 今日も予定をまっとうできるか心配・・・(苦笑)。 今日はまず、嬉野温泉の近くの塩田津というところに行ってみよう。そのあと嬉野温泉で温泉に入ろうか・・・ そう考えて走っていると、道路沿いに「志田の蔵」という大きな木造の建物が現れ、「志田焼の里博物館」という案内が。...
View Article志田焼の里博物館 その2
志田焼の里博物館の続き。 さてこちらの建物は何かな・・・ 中へ入ってびっくり。窯がある!!建物の中に!? 本物の窯だ。1000度以上の温度で焚く窯を木造の建物の中にすっぽり入れてしまって大丈夫なの!? 登り窯など上屋が差しかけられたものはあるが、こんなふうに四方を壁で囲まれた窯って見たことあったっけ?? 見上げるとキングポストトラスの小屋組。棟と平行方向にもキングポストトラスが見える。...
View Article志田の蔵と志田焼資料館
志田焼の里博物館からの続き。 博物館の受付で、この施設について簡単に書かれたパンフレットなどはないですか?と聞いたら、 おばちゃんちょっとあたふたした感じで、本しかないんです、と。この下に資料館があるのでそちらに何か あるかもしれません、と言うので行ってみることに。 さっき車から見えた三連(四連か!?)の木造の蔵が道路ぎわにどかんと建っており、向かいには民家の形をした...
View Article白山陶器の塀と波佐見の近代建築
志田からの続き。 また嬉野温泉方面へ向かって走っていると、大きな三角の妻壁が見えてきた。おっ、いい感じのまちなみだな、 停まれるところがあったらちょっと立ち寄ってみようか。しかし広い駐車場は見当たらず狭い道で後ろに車が 連なっている状況では立ち止まって考える余裕もない。 あれよあれよという間に遠く過ぎ去り、嬉野温泉の入口まで来てしまったのでもう諦める。思えばあそこが...
View Article西の原
波佐見の続き。 モンネ・ルギ・ムックでランチを食べ終わったら、長居せず他の店を見に行こう。 ここは江戸時代創業の窯元、幸山陶苑が営んでいた福幸製陶所の跡地。1926(昭和元)年にこの地に移り 操業開始し、2001(平成13)年に廃業した。 波佐見でも大量生産のためにそれぞれの工程を専門業者により分業する体制が一般的だったが、こちらの工場では...
View Article深川製磁 再び
波佐見からの続き。 西の原でもゆっくりしてしまったのでさらに時間が押してきた。。。波佐見をあとにして有田へと向かう。 有田では前回日暮れ前の2時間しか見れておらず、しかも前半に陶山神社の磁器製鳥居を見てしまったので、まちを歩きだしたときには もう香蘭社も深川製磁も閉まりかけだった。それでも何とか深川製磁の玄関先のタイルとステンドグラスは見せてもらったのだが...
View Article有田異人館
有田の続き。 さて、深川製磁の向かいには有田異人館(元田代家西洋館)という建物があった。前回こんな建物があった記憶がないなぁ? 工事中だったのかな。きれいすぎるので復元建物なのかと思いながら入ってみたのだが、古い建物を曳き家し、 復原工事で元の姿によみがえらせたのだという。1876(明治9)年築で、佐賀県最古の擬洋風建築だとか。...
View Articleみたび、高取邸
有田からの続き。 玄海町に泊まって翌日は唐津へ。朝食後に海辺を散歩したりしていたらまた出発は遅めに・・・(汗) 朝から海沿いをドライブして呼子カトリック教会を見に行こう。あー気持ちいい。 来てみると、外観はあんまり古くないなぁ。明治44年らしいが。。。 窓の建具は古そうなので、新築そっくりさんみたいなサイディングを貼ったのだろうか(苦笑)...
View Article大島邸のディテール その1
唐津の続き。 前回来たときはまだ工事中だった大島邸が2017年にオープンしていたのでそちらもあわせて見に行く。 気になる付近のお屋敷を覗き込みながら、長い塀沿いに歩いて行くと、きれいに整備された門があった。 大島邸は、唐津藩士大島興義の長男、大島小太郎の旧宅で、主屋は1893(明治28)年の築と考えられている。...
View Article大島邸のディテール その2
唐津は大島邸の続き。 欄間、釘隠し、建具の唐紙、襖絵など、素晴らしいディテールが散りばめられた大島邸であるが、建具の引き手も また多様で面白い。ほんとに、素敵な、かわいらしい、デザインの引き手がたくさん!!間仕切りの襖に、 床の間の天袋、地袋に。部屋ごとに皆違うものが使われていて、建具のデザインとの取り合わせも楽しい。 七宝らしき、色つきの引き手。 銘が入っているな。...
View Article山本駅と山本郵便局
唐津からの続き。 大島邸でまたじっくり見てしまったので、唐津まちなかの近代建築をもう一度見て回ろうと思っていたがやむなく省略。 ランチも、竹屋でうなぎを食べたかったが時間がない。というのも、今日の夜大阪へ戻るので新鳥栖まで戻り、車を 返さなければいけないのだ。佐賀県の端から端への移動、道路事情が分からないので万一大渋滞に巻き込まれでもしたら、、、...
View Article厳木駅と厳木郵便局
佐賀の続き。 山本駅をあとにして少し走り、今度は厳木駅で寄り道。こちらの駅舎も古い木造駅舎。ただし四角い箱がめり込んだような 形になってしまっている(苦笑)。「ギャラリー風のふるさと」と書いてあるので、駅の業務とは関係ないのだろう。 この漢字が「きゅうらぎ」だなんて絶対読めない難読地名。 コンクリート敷きのポーチ(テラス?犬走り?)の端にはちゃんと角の丸い役物レンガを使ってある。やさしいね。...
View Article2019.1.12~14 ぐるっと佐賀 もくじ
佐賀県内のもろもろを車でぐるりと回る旅を計画した。 バリ得ひかりで博多まで行き、新鳥栖駅前からレンタカーを借りる。なぜ新鳥栖って?それは 安いレンタカーがあったから(爆)。都心部を避け、運転距離を短くしたいこともある。 前回行ったときに行き損ねた場所、見損ねたもの、もう一度行きたい場所、新たに行ってみたいと 思った場所・・・行った所はどこも素晴らしく、ついついじっくり見てしまうので、時間がなくなり...
View Article大渓を駆け足でめぐる (台湾)
去年12月に行った台湾のことを。。早く書かないとまた次の台湾行きが来てしまうな(汗) 朝イチのピーチで飛んできて、台北の宿に到着したのがちょうどお昼。地元系のビジネスホテルは柔軟で、 チェックイン時間はまだなのに部屋に入らせてくれたのはありがたい。 実は初日どこへ行くかはっきり決めていないまま出発してしまったので、とりあえず荷物を置いて台北市内でも...
View Article大渓を駆け足でめぐる2 (台湾)
大渓の続き。 川沿いにぐるっと回って中正公園。大渓神社の参道と鳥居があって、社殿の跡地に展望台が設けられていた。 そこに上ると大漢渓にかかる華麗な吊り橋、大渓橋を俯瞰できる。両端の塔はお城の入口のように装飾的で、 欄干はまるで老街のファサードのようなデザイン。1937年に完成し今は歩行者専用の橋となっているようだ。 昔から変わらない姿なのかどうかはわからないが、シンボリックな橋である。...
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