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大島邸のディテール その2

唐津は大島邸の続き。

欄間、釘隠し、建具の唐紙、襖絵など、素晴らしいディテールが散りばめられた大島邸であるが、建具の引き手も
また多様で面白い。ほんとに、素敵な、かわいらしい、デザインの引き手がたくさん!!間仕切りの襖に、
床の間の天袋、地袋に。部屋ごとに皆違うものが使われていて、建具のデザインとの取り合わせも楽しい。

七宝らしき、色つきの引き手。
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銘が入っているな。
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こちらは後から模様を彫ってあるようだ。
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ひょうたん!
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古代瓦をモチーフにしているのかな。
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紐を束ねたデザイン。
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釣鐘型。
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一挙紹介したが、目についたところを撮ったのみで網羅しておらず、多分まだ他にもいくつかあると思う。
お手軽な家のおしゃれアイテムだったのだろう、作るほうも使うほうも珍しさを競ったに違いない。

主屋棟をぐるっとひとまわりして、あぁ面白かったと庭へ出てみたら、あっ、奥に茶室棟があるじゃないの!
やばい、ここを見ずに帰っていたら後悔するところだった。。。(爆)
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「大」の字の入った鬼瓦。

お庭から茶室棟の廊下へ上陸(笑)。ここには3畳、6畳、4畳半の3つの茶室がある。こちらは6畳茶室。
1817年に小笠原長昌が唐津に移封されたときに千家の流れをくむ宗偏流の茶道が持ち込まれこの地に根付いた。
一時は衰退したが茶人であった大島興義らが宗偏流の復興に尽力し、その後大島小太郎や高取伊好らが普及に
努めたため、唐津では宗偏流が盛んになったという。(※偏はぎょうにんべん)
そういう家なので茶室には並々ならぬこだわりがあったと想像される。
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畳敷きの廊下の突き当たりに水屋が。奥は4畳半茶室。段違いに配された下地窓とにじり口がリズミカルに並ぶ。
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愛らしい~~松の模様の唐紙。きのこみたい!
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小さなひょうたんを散らした柄も、かわいいなぁ~~
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畳敷きの廊下の突き当たりに水屋があった。
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そして・・・4畳半茶室の、この特徴的な床の間を見て!!自由すぎる~~
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落としがけのダイナミックさを中和するかのように、細い正方格子の窓が配されている。
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にじり口の戸は枠がなく、白菊がいっぱいに描かれていた。、
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移築復元と言っても土壁以外はほとんど古い部材を使っているようで、上質な材は傷みや狂いも少なく状態がいい。
あぁ、見ごたえがあったな!!写真を自由に撮れるのもうれしい。よくぞ残してくれたなぁ。
大島邸の部屋は茶室も含め有料で借りることができるようだ。1時間単位の料金は300円~700円と格安。。。
イベントや会合にも気軽に使えそうだ。

続く。

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