金門島でタイル三昧 陽翟 Yangzhai
台湾、金門島の続き。 沙美から碧山へ向かってスクーターを走らせる途中、陽翟という集落を素通りしかけたが、マップに家型のマークがついているのが 気になって、ちょっと引き返す。何もないかもしれないが、まぁ何かあったとしたら素通りしたら後悔するから・・・と 畑の中の坂道を降りていくと、大屋根が見えた。あ、あれは修復待ちの屋根じゃないか。...
View Article金門島でタイル三昧 碧山 Bishan (1)
台湾、金門島の続き。 陽翟から次にやってきたのは碧山集落。ここにはおそらく金門島で最も有名な洋楼、「陳清吉洋楼」がある場所だ。 事前に具体名をチェックしていたタイル物件のうちの1つであり、金門島に来たからにはここまでは行かねばなるまいと 思っていたのだった。(その他のチェック物件は、黄天露宅、黄輝煌洋楼、碧月軒洋楼と、泊まっている宿の計5つぐらい) とりあえずここまで来れてよかった!!...
View Article金門島でタイル三昧 碧山 Bishan (2)
台湾、金門島の続き。 碧山では先に別の洋楼を見つけたが、ぐるっと集落をひとまわりしたら目の前にすごいのが現れた! おぉ~っ、これが有名な陳清吉洋楼か!!いい感じに色あせてさすがに雰囲気があるなぁ~ 急いでスクーターを停め、近寄ってみる。入口の両脇にマジョリカタイルが貼られているぞ~~! 陳清吉洋楼は、材料を中国の泉州から運んで3年の年月をかけて作られ、1931年に完成。...
View Article金門島でタイル三昧 山后 Shanhou
台湾、金門島の続き。 碧山を出たときにはもう日が傾いて来ていたが、最後にあと1ヶ所、山后まで行ってみよう。 ここには伝統民居の建ち並ぶ集落を丸ごと保全した民俗文化村がある。雰囲気はわからないが行ってみると、 観光バスが乗りつけている。あぁ、やっぱりテーマパークっぽい感じか。その施設の裏手に普通の集落が見えたので 先にそちらを回ってみることに。...
View Article金門島でタイル三昧 水頭 Shuitou (5)
台湾、金門島の続き。 3日目の朝、朝食後に散歩に出かける。水頭集落は1日目の夕方に到着してから日が暮れるまで歩き回ったが 最後はもう真っ暗になってしまったので、明るい間にもう一度見て写真を撮りたい。 泊まった宿、鳳毛麟趾もタイルがきれいに残っている建物なのだが、帰ってから見たらロクな写真を撮っていなかった(汗) 今度は夜とは逆ルートで歩くことに。特色ある石積みが美しい、黄廷宙銃楼。1934年築。...
View Article金門島でタイル三昧 烈嶼(小金門) Lieyu (1)
台湾、金門島の続き。 金門島の横に小さな島がある。全域が烈嶼郷に属し、一般的に小金門島と呼ばれる。水頭の港から船の便が 1時間に1本程度あり、5分ほどで渡れる。 その小金門に美しいケシの花のタイルがあるのをフェイスブックで見ていて、是非見に行きたいと思っていた。 集落名と道路からタイルが見えるということは分かったが、詳しい場所までは分からない。...
View Article金門島でタイル三昧 烈嶼(小金門) Lieyu (2)
台湾、金門島の続き。 上林集落の洋楼は無事見つかったのだが、なぜかやたら人が集まっている。いったい何?? カメラを首からぶら下げている台湾人のおっちゃんは明らかにこの建物を撮っている。しかも、タイルにカメラを向けている。 たまたま台湾のタイル愛好家が同じようにこの建物を撮りに来ているのだろうか。 ずっと待っているのも何だし、私も負けじと(?)撮ることに。...
View Article金門島でタイル三昧 水頭 Shuitou (6)
台湾、金門島の続き。 小金門から戻ってきて、まだ夕方まで時間があるので、再び水頭集落に立ち寄って洋楼の内部見学をしよう。 外観は何度も見ていた得月楼と黄輝煌洋楼、やっと開いている時間に行くことができた。 観光客が結構来ているようだ。私も早速入ってみると中には平屋建ての洋楼があった。入口は頭上に扁額があったり 左右に文字が書かれていたりと中国風だが、白い壁と洋風の装飾に違和感なく溶け込んでいるなぁ。...
View Article金門島でタイル三昧 珠山 Zhushan
台湾、金門島の続き。 水頭の洋楼を見学したあと、少しスクーターを走らせて古崗楼へやってきた。半人造湖である古崗湖の水面に浮かぶ ように造られた三階建ての楼閣で、反り返った緑釉瓦の屋根の上には動物型の装飾が賑やか。金門島で見て回っている 閩南建築とは明らかに印象が違う、いかにもな北京風の建物だ。ここの2階にタイルがあると聞いたのだが・・・...
View Article台北駅周辺の風景
台湾の続き。 台北の朝。昨日まで金門島で興奮しすぎたし、午後からは約束があるので午前中はあまり遠出せず近辺を散歩することに。 国立台湾博物館へ行ってみると閉まっていた。あっ、今日は月曜日かぁ! 何度となく台北に来ており、台北中心部の近代建築を見て回ったことも何度かあるが、実はここに入ったことがない。 数年前に来たときは工事中だったし、どうも縁がないようだな。。。...
View Article台北近郊のタイルめぐり
台湾の続き。 午後からは、フェイスブックで少しやりとりしていた康先生が台北近郊のタイル物件を案内してくれるというので 宿の前で車でピックアップしてもらう。康先生は台湾の古蹟建築の研究を20年以上続けておられ、台湾老花磚の本 以外にも民家や廟建築の本など多くの著作がある。 初顔合わせだし、ネット上では中国語のgoogle翻訳のコピペで話していたので、ちゃんとコミュニケーションが...
View Article台北近郊のタイルめぐり 2
台湾の続き。 次にやって来たのは、中和禅寺。岩山の上に見上げるような楼閣が建っていた。これは新しそうに見えるが、、、? 近づいていくと、中央の供卓のまわりにマジョリカタイルが貼られている! このお寺は建て替えられているが、この部分だけは古いまま残されたそうだ。 両脇には、シンガポールでよく見た2枚組の孔雀のタイルを対で配置。...
View Article瀬戸の敷瓦に会いに、三峡へ。
台湾の続き。 今回台湾へ出発する直前、タイル友の会きっての情報通メンバーから、すごい物件を見つけたという連絡が。 リンクされた記事を見ると、台湾の三峡にある歯医者さんの建物の床に、瀬戸の印花文の敷瓦がびっしりと! うわぁ!!これはすごい!!瀬戸の敷瓦が海外にあるとは。寺院などでなく民間の建物に!?しかもこんなに大量に!!...
View Article三峡老街を12年ぶりに再訪。
台湾の続き。 異国で出会った古い本業敷瓦に興奮しすぎてしまったが・・・ ほど近いところにある三峡歴史文物館へ。ここは前にも来たことがある。抜けるような青空を背景にして美しさが際立つ! これは日本統治時代の1929年に稱庄役場として建てられた建物で、1986年までは役場として使われていたそうだ。 三峡は淡水川の水運を利用し木材や茶や樟脳などの集散地として日本統治時代に大いに栄えたまちであり、...
View Article三峡老街の裏手を歩く。
台湾の続き。 三峡老街をうろついたあと、ちょっとそれた裏の方へ行ってみると、川石を積んだ塀に囲まれた教会があった。 台湾基督長老教会三峡教会。 手前に塔屋が建ち、左側にあるのが比較的古い建物で礼拝堂のようだ。三階は後の増築だろうな。 日本統治時代の建物なのかそれとも戦後(光復後)のものなのか、素性は分からないが、中を見学してもいいかと 事務所に声をかけたら快諾していただいた。...
View Articleリベンジ!剥皮寮
台湾の続き。 最終日、三峡から台北に戻ってきてからまだ少し時間があるので、剥皮寮へ行ってみることにした。 ここも友人に教えてもらったスポットで、実は昨日の午前中にも一度来たのだが、月曜日で休館だった。 ショック。。。結構長い距離を歩いて来たのに・・・ということで、リベンジ! 剥皮寮は、現在の萬華区の、康定路・広州路・昆明街に囲まれた地域を指し、石炭の集散地であった「土炭市」に...
View Article2018.7.13~17 台湾、金門島タイル三昧の旅 もくじ
台湾の金門島は澎湖島と共にタイル好きにとっては憧れの地である。日本統治時代に入ってきたマジョリカタイルが 使われた古い建物がたくさん残っているのだ。 (※台湾では「マジョリカタイル」と呼ばれないが、日本でこの種のタイルを指す一般的な呼び方であるこの名称を使用) 澎湖島は2009年に行っているので、金門島もいつか行きたいと思っていたのだが、今年1月に嘉義にある...
View Article釧路旅行(前編) 摩周湖と神の子池
台湾とタイルの記事にちょっと食傷気味の方もおられるかと・・・(笑) 息抜きに美しい北海道の風景を。 ピーチの関西~釧路便が就航したからさっそく使ってみようと、早々にポチっていたのだ(爆) 中途半端な時間の発着だけど、気負わず出かけるにはちょうどいい。月曜1日だけ休んで妹と週末観光旅行に。 初めての道東、わくわく~~~ 地方空港大好き!...
View Article釧路旅行(後編) 硫黄山と、南弟子屈駅
釧路旅行の続き。 ランチを食べたら、チェックしていた川湯温泉の公衆浴場へ。この辺からは私の趣味に妹をつき合わせる(爆) うひょ~、いいねぇ!! この素朴で簡素な建物が素晴らしい!無人の共同浴場のように見えるがちゃんとおばちゃんがいる。 中は広々したロビーがあって、そこから男女別の脱衣所へ。誰もいなくて貸切状態だ~...
View Article旧粘土工業所を見学 その1
ネットで見て前々から見に行きたいと思っていた関市の旧粘土工業所、タイル友の会メンバーの1人が下見に行って 見学のアポを取って来てくれた。やった~! ほぼ100%の雨の予報も小雨が降ったりやんだり程度で耐え、岐阜駅から車に乗せてもらってちょいちょい寄り道 しながら、現地到着。 会長さんがにこやかに迎えて頂き、ゆっくり見て行って下さいとのうれしいお言葉。...
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