Quantcast
Channel: まちかど逍遥
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

金門島でタイル三昧 珠山 Zhushan

$
0
0
台湾、金門島の続き。

水頭の洋楼を見学したあと、少しスクーターを走らせて古崗楼へやってきた。半人造湖である古崗湖の水面に浮かぶ
ように造られた三階建ての楼閣で、反り返った緑釉瓦の屋根の上には動物型の装飾が賑やか。金門島で見て回っている
閩南建築とは明らかに印象が違う、いかにもな北京風の建物だ。ここの2階にタイルがあると聞いたのだが・・・
これまでに台湾各地で見た北京風の寺院建築には、レンガ色の磚はあっても、マジョリカタイルは全く見なかった。
本当にここにタイルがあるのか??と思いつつ、中へ入り2階へ。


すると、カウンターのところにマジョリカタイルがみっしりと。これは何だか、後から作られた感じだなぁ。
近寄ってみると、おや、これもイッチンによる手描き。


同じように見えるタイルも古いものと新しいものが混在しているようだ。




後から検索してみると古崗楼は1964(民国53)年に造られたらしいので、マジョリカタイルとは時代が違う。
こういう人研ぎの床などはその時代に合っているな。


また少し走って珠山という集落へ。池を中心にまわりに家が段々畑のように建っている典型的な風水的配置。


スクーターを置いてうろついてみると、一軒マジョリカタイルの貼られた家を発見!


軒まわりにタイルが使われている!




ここでも新しいものと古いものが混在しているな。レプリカを部分補修として使うのはいいのだが、全部新しいものに
取り替えてきれいにするという名目で古いタイルを剥がしてしまうことのないようにお願いしたいものだ。。。


珠山集落には洋楼もあったが、見ての通り空き家で(汗)タイルも見られなかった。あぁ、崩れ去る前に何とか
活用されればいいんだけどなぁ。。。金門島各地のうち捨てられた洋楼をまとめて修復を手がけ、ホテルかお店を
チェーン展開するような事業があってもいいかも。


さてもうそろそろ金城へスクーターを返しに行かなければ。
官裡という集落のあたりで、赤い瓦の建物が並んでいたのでちょっと見に寄る。
マジョリカタイルがずらりと貼られているが、なんだかちょっと白々しいというか・・・復元建物かな?


タイルだけが新しいのかもしれない。




その後ろにもまた、ほぼ同じ形の建物が。




金門島の民居の馬背と燕尾をデザインしたタイルもあって、デザインとして面白い。


あぁ、もういくらも時間が残っていない。
金城は金門島で一番大きなまちだが、古い民居や洋楼も多く残っているらしく、老街があったりと見どころが多そうだが、
今回は全く散策できなかった。。。勝手は分かったので、また来るかぁ~~

活気ある民族路の商店街でマンゴーとドラゴンフルーツを買った。夜に食べよう♪
ふと覗いた横丁の奥に、レンガ造りのアーチが見えたので曲がってみる。おぉ洋楼!最後に一つだけでも見れてよかったな!


スクーターを返し、空港へ。
あぁ、たった2泊で短い滞在だったけど、スクーターのおかげで島内の主な集落をほぼ回ることができ、
小金門にも行けたし、タイル物件をたくさん発見することができた。やっぱり自分で探して見つける方が楽しいな!
金門島での宝探し、夢のような3日間だったなぁ!!


台北へ戻り、お決まりのワンタンを食べ、ホテルの部屋でドラゴンフルーツを1人でぺろりと(笑)



台湾の旅はあと2日間ある。

まだ続く。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

Trending Articles