岩松のまちをうろつく 2
岩松の続き。 西村酒造場の隣には洋館があった!こちらは1929(昭和4)年築の内山醤油店。割と平面的なファサードだが 1階中央部のマンサード型のひさしや2階の半円形のペディメント風装飾(?)などこだわりのある建物。 ひさしの下には「内山」のマークが。 ファサードには籠目柄に貼られたタイルもあった。...
View Article遊子水荷浦の段畑
岩松からの続き。 前回の旅プランにも含めていた遊子水荷浦の段畑。 3年前に計画を立てたときには、車の運転がまだ不安だったし、宇和島からの陸路はかなり遠回りに なるなぁと思って調べてみたら、宇和島港から周辺の島行きの定期航路が遊子へも立ち寄ると知ったのだった。 よし、これだ!!と、船好きな私としてはかなり楽しみにしていたのだったが・・・計画はパーに(涙)...
View Article魚類製造家屋を見に行く。
遊子からの続き。 遊子水荷浦で見事な石積みの段畑を見たあと、また助手席で風光明媚な海の風景を見ながら(笑)岩松へ戻ってきた。 生簀の上に建つ小屋群。 ところで今回もう1ヶ所、石垣景観で有名な外泊という場所に行きたいと思っていた。そして石垣とは別に もうひとつ「えひめの近代化遺産」の冊子に載っていた、愛南町の魚類製造家屋も見に行きたいと思っていた。...
View Article小西酒造場と城辺のタイル
愛媛の続き。 由良半島の先端から実質1時間あまり走り、城辺の町はずれにあるGSでレンタカーを返却。 そこでガソリンを入れて精算するので、返却前にGSを探し回る必要もない。実に合理的。 最近GSが減っているし、セルフの店が多いのでいつも困るのだ(少々高くてもやってほしい・・・)。 バスターミナルまで車で送ってもらって、バスの時間を確認してから、さっきちらっと見えた建物を見に行く。...
View Article宿毛フェリーに乗る
城辺からの続き。 宿毛に着いたらもう真っ暗。宿毛は宿毛駅の付近より東宿毛駅に近いエリアの方が中心のようだ。 あまりよく調べずに安い宿を取ってあったが、まちの中心部あたりに位置し、バスの終点で降りたらすぐだった。 宿に入る前に真っ暗なまちをちょっと偵察。 大きな木造の商店、「谷坂醸造有限会社」。キッコーマルキというブランドの醤油を作っているようだ。...
View Article佐伯のまちを歩く
宿毛からの続き。 宿毛フェリーで佐伯に着いたら、歩いて駅へ向かう。駅まで1kmちょいと好アクセスの港だ。 その途中に市場もあるのでちょっと寄って行こう。雨がパラパラ降っているにもかかわらず結構な人出だな! 「海の市場○(まる)」。海産物や農産物がたくさん売っていて、観光客だけでなく地元の人も買いに来ているようだ。...
View Article佐伯のまちを歩く 2
佐伯の続き。 商店街のエリアから大手町の方へ渡るとなにやら古めかしい建物が。これは何?と思ったら、バスターミナルだ。 おぉ、昔ながらのバスターミナルだな!きっぷ売り場の窓口やベンチが旅情を搔き立てる。お土産物屋があれば 完璧なのだけど、と思ったら、売店は閉店してしまったようでシャッターが閉ざされていた。 しばしノスタルジーに浸って楽しんでいたが、まわりがガランとしていることに気づく。...
View Article雨の津久見をちょろっと歩く
佐伯からの続き。 雨が結構降って来ていてあんまりテンション上がらないが、列車で津久見へ移動しようと駅へ行き、 古い木造の跨線橋を上ったら・・・おや、これは何だろう。 アートだろうか、色とりどりのフレームの中に、小魚が無数に群れている。 プラ板に描かれた魚の絵に皆で模様をつけて持ち寄ったのだろう、いろんな模様の魚がいる。...
View Article別府高等温泉で〆!
津久見の続き。 昭和温泉を見て満足して駅へ戻ろうと思ったら、こんな工場建築が目の前に現れた。おぉ~!! 「太平洋セメント株式会社大分工場」「日豊オノダ株式会社」と2つの会社名が書かれていた。 セメント業界も合併再編を繰り返してきた。正直、どこがどうなったのかは理解していない。。。(汗) 守衛室もこんなかわいい形。今日は日曜日だからか人はいなかった。逆に平日だと、写真を撮っていると...
View Article2018.2.24~25 宇和島、宿毛フェリー もくじ
タイルから思いついた今回の宇和島行き。悪天候で没になった3年前の旅計画を復活させて、土日2日間で 宇和海、豊後水道を挟んだ愛媛&大分を周遊してきた。 三江線に乗りに行ったとき以来の夜行バスに果敢に挑むも、やっぱり完敗、眠れず。。。もうやめておこう(苦笑)。 夜行バス、在来線特急、レンタカー、路線バス、フェリー、普通列車、レンタサイクル、そして帰りは...
View Articleトヨクニハウスと道すがらのタイル
mayumamaさんとGWの打合せをするのにどこがいいかな?と考えて、最近トヨクニハウスにカフェが できていると聞いたので行ってみることに。 「トヨクニコーヒー」という名の通りコーヒー専門店のためガッツリしたランチはないようだったので、 天六の天ぷら屋でランチしてから行く。 トヨクニハウスはずいぶん昔に行っており、2007年にこのブログで書いていた。もう11年前か。→こちら...
View Article都島区に深入り。
トヨクニハウスからの続き。 都島駅でmayumamaさんと別れたあと、お風呂に入って帰ろうとぶらぶら歩き出す。 城東区の諏訪浴場まで行こうかなと考えていたけど、このあたりから鴫野、城東もお風呂屋が多い場所なので まぁいいのが見つかり次第入ることにしよう。 都島通りを少し歩くと、前にも見たターコイズブルーのストレートエッジの小口タイルが。あぁここだったな。...
View Article大阪子供のりものと第一三福湯
都島区の続き。 うわ、このアパートもかわいいなぁ!宝荘。 ここ、昔一度見つけた記憶がかすかにあるのだが、定かではない(苦笑) 入口ひさしを支える円柱は、1cm角ぐらいの豆タイル貼りで、オレンジやピンクがたま~に入っていてカワイイ! 遠目で見てもなかなかタイルがあることが分からないのだが、そこはやはり経験の賜物で(笑)...
View Article西脇のアーケード
ある日、西脇へ行こうと思い立った。インスタで見かけたカッコイイ公共施設群と、西脇小学校、来住家住宅へも 行きたいと思っていた。JRだと加古川まで出て乗り換えだが、バスだと大阪駅から西脇直行、しかも1時間に 1本便があるとは便利だなぁ!昼頃に着くバスでふらっと出かけた。 帰りのバスのことを聞くために終点の西脇営業所まで行き、町外れから歩き出す。...
View Article西脇の旧日の出湯
西脇の続き。 旭町通りという商店街を歩いていくと、十字路ごとに曲がるか曲がるまいかと迷う。 ある辻でちょっと曲がってみようという気になって、進んで行くと、、、おや、これは? いかにも古い木造の建物で、板塀で少し囲いを作った中にドアが二つ。おぉこれは、お風呂屋だな!! しかしもうやっている気配はない。。。 うわぁ、もったいないなぁ。。。こんな古いままの佇まいが残っているのだから、中も古いに違いない。...
View Article西脇のまちをうろつく。
西脇の続き。 西脇は水が豊富だったため江戸時代から染織がさかんで、明治以降近代化と共に播州織の産地として大いに栄えた。 安い輸入品が台頭してきたせいで10年ぐらい前からはダメだと、たまたま話したおっちゃんが言っていたが、 それでも先染織物のシェアは今も70%以上という。 まちなかには大正~戦前の近代建築、戦後の昭和レトロなまちなみまでいろいろ残っており、歩いていると...
View Article旧来住家住宅母屋
西脇の続き。 西脇の主目的はもちろん来住家住宅。 来住家は川を埋め立てて新田開発した土地を播州織の工場に貸し、土地収入で莫大な富を築いた旧家。 この邸宅を建てた梅吉は分家から本家への婿養子だったが、地域の発展のために尽力した人物だった。 使われている材は超一級品ばかり、加工や施工も一流の腕を持った職人が手がけたもので 今ではもう手に入らない材料と再現できない技術がふんだんに使われている。...
View Article来住家住宅の湯殿のタイル
来住家の続き。 母屋から渡り廊下を渡って客湯殿へ。 これだ!こんなギンガムチェックの床なんて見たことがない。斬新なセンスだなぁ! よく見ると、白と深緑のところがその瀬戸と思われるタイルで、色が交差する部分はタイルと同じサイズの 小石の洗い出しの板だ。ははぁ~なるほど。 瀬戸の窯垣の小径資料館や瀬戸蔵ミュージアムで見ていた、染付の本業タイルとはちょっと違うタイプで...
View Article来住家住宅周辺の洋館
来住家住宅の続き。 客湯殿から渡り廊下を左へ行くと離れ座敷がある。 離れと言うと母屋と別に増築したものと思うが、ここは母屋よりも先に建てられたものである。 客湯殿と離れ座敷を建てている途中に先代が亡くなり、梅吉が引き継いで1916(大正2)年に竣工。 その後母屋が1921(大正7)年に竣工している。 次の間と座敷の2間からなり、次の間は煎茶の茶室としても使われた。...
View Article蛭田理研の洋館
西脇の続き。 川のこちら側は西脇温泉以外はチェックしていないが、とりあえずジグザグ歩いてみよう。 川に平行した町割に微妙に斜めの道が接していたりしてY字路が多い。 そう、あの横尾忠則は西脇出身で、この街でY字路に目覚めたのだという。 Y字路はその中央にある建物が特徴的だし、選択を迫られる感がなんともワクワクするので(笑)私も好きだ。...
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