佐伯のまちを歩く

宿毛からの続き。

宿毛フェリーで佐伯に着いたら、歩いて駅へ向かう。駅まで１ｋｍちょいと好アクセスの港だ。
その途中に市場もあるのでちょっと寄って行こう。雨がパラパラ降っているにもかかわらず結構な人出だな！
「海の市場○（まる）」。海産物や農産物がたくさん売っていて、観光客だけでなく地元の人も買いに来ているようだ。

おぉ、隣の棟では生鮮品、刺身や惣菜や、お寿司も売ってる！お寿司は握りたてのものがずらりと並べられている。
おいしそう！！ここで好きなものを買って２階の席で食べられるようになっているのだな。
ちょっと早いがここでお昼にしよう！

こんなところが大阪にもあればいいのになぁ～

たらふく食べたあと駅までの間をジグザグ歩く。


きれいな色の貝殻をアパートのモルタル壁に直接貼り付けるという素朴な装飾にほっこり。


海のような青い屋根の佐伯駅。軒のラインが水平にすっと伸びている。
１９７９（昭和５４）年、私はこの時代の駅舎もギリギリ好きだ（苦笑）。


駅から少し離れたところが古いまちのようなので、駅前の観光案内所で自転車を借りよう。
雨がポツポツ降り出したが、ふらふら～っと走り出す。


古そうな建物が見えたので近づくと酒屋のようだ。


こちらの住宅の玄関周りにはタイルが。


おや、これは・・・「野岡緑道」と書いてあるが、このカーブは・・・廃線跡じゃないの？

帰ってからネット検索してみたら、やっぱり！興国人絹パルプ佐伯工場への引込線跡のようだ。
旧海軍佐伯防備隊への軍用線を転用して延伸したものらしいが、１９８４（昭和５９）年に廃止された。

こちらは佐伯教会。入口周りがかわいいなぁ！


全体のフォルムもいい。近代建築ではないだろうけど。


ちょいちょい気になる建物があり寄り道。



おぉ、ここは洋館付き住宅だ。出窓のまわりと、建物の角部分に青磁色のタイルが貼られているな。
かなり大きな邸宅だ。どういう人のお宅なのだろう。奥には入母屋屋根の立派な和風の玄関も見えた。


こちらの家も気になるな。出っ張った部分は事務所かお店だったのだろうか。


ひし形の窓付の玄関ドアと窓の配置がかわいいなぁ～


「仲町商店街」というアーケードの商店街が現れた。この裏手の筋もまた商店街のようで、結構広い商業地と
なっているようだな。


うわぁ・・・この、神田理容さん、レトロで素敵な佇まいだなぁ！完璧じゃない！？


自転車を置いて歩くか。
一本南側の筋はアーケードはないが「新町通り」と言う飲み屋街のようだ。
このデザインタイルが外壁一面に貼られた、派手な建物は、元スナックだろうか？
いや、それにしてはドアが普通すぎるが・・・でも普通の住宅ではあるまい（苦笑）




２階の窓辺に装飾が凝らされた建物。こちらも旅館にしては１階が地味だしな。。。


さらに南側の「うまいもん通り」はその名の通り飲食店街だ。ちょっと場末感が漂うが・・・
入口の建物、薄っ！！


続く。