平滑川の護岸と石橋
下田の続き。 ペリーロードを歩くと、川沿いの建物だけでなく平滑川の護岸の石積みにも目が留まる。 面白いことに、その石積みに使われている石や積み方は一律でなく、短いスパンで全く違っているのだ。 建物が川沿いギリギリに建っているので石積みは建物の基礎の一部になっているのだろう。建築時に元の護岸を一部...
View Article下田 欠乏所跡のなまこ壁
下田の続き。 下田のなまこ壁の町家はだいたいが江戸時代から明治、大正時代に建てられたものだが、昭和なまちなみも残っていて タイルもちらほらあって楽しめる。 現役の理容・美容院、青島さんのファサードはおしゃれ!ドアがふたつあってお風呂屋みたいだが(笑) 美容院と理容院の入口を分けているのだろう。法律で定められているのかも。...
View Article祝!祝!祝!東京九州フェリーに乗る
2021年7月1日に、東京九州フェリーが新しく就航した。横須賀と新門司を約21時間で結ぶ航路。 もう長らく、船の航路はなくなる一方で、歴史ある長距離航路もバッサバッサと廃止されてきた。 近年は震災などの自然災害で鉄道や道路の陸上交通が寸断されて海路の重要性が見直されたり、また船会社の 営業努力によってフェリー人気がどんどん高まってきていたときにあのコロナ禍、ステイホームでお客は消えた・・・...
View Article池袋のかっこいいビル
ふと思い立って雑司が谷旧宣教師館へ行ってみることにしたのだが、アクセスを調べるとどうも行きにくい。 都内ぐらいでうろつくときは交通機関は2種類までにしたい。いろんな線に乗り換えると高くつくので・・・(苦笑) それでJR池袋駅から歩くことにした。 池袋駅の東口を出てグリーン大通りをまっすぐ進むと、駅から程ない大きな交差点に面して何やら場違いな小さな建物が。...
View Articleルボワ平喜と東商ビル
池袋からの続き。 池袋第一生命ビルの角を入ったところにルボワ平喜はあった。マンションで1階に平喜屋という居酒屋が入っている。 ここが建物のオーナーのようだな。 梵寿鋼の建築で見たことがあるのは、東京に来てから仕事で行った西川口でたまたま出くわしたPozzo Biancaと、 もう15年ぐらい前に見たドラード早稲田のみ。当時の記事→こちら。超あっさり(笑)...
View Article雑司が谷旧宣教師館(旧マッケーレブ邸)
池袋からの続き。 公園のような雑司ヶ谷霊園の中を通り抜けて歩く。広い霊園の中央を縦横に車道が貫いていて、巨木の並木道もあり 静かな公園のようだ。「墓地」という暗いイメージが全くないのは特定のお寺の墓地ではなく都営の霊園だからだろうか。 1874(明治7)年に開設。ひとつひとつのお墓も広くて囲いがあって立派だ。 「竹久夢二の墓」というプレートが目についた。有名人の墓がたくさんあるようだ。...
View Article鈴木信太郎記念館と伊豆石の蔵
雑司ヶ谷からの続き。 15分ほど歩いて鈴木信太郎記念館にやってきた。ざっくりした風合いの大谷石の石積みは2mぐらいある。 16時半までだからあと15分ぐらいしかない(汗)。早く入ろう。。 階段を上っていくと、道路からはほとんど見えなかった建物が姿を現した。中央に入口、芝生の庭に面して 右側に洋館、左側に木造の和館がある。...
View Article日立駅から、野口雨情生家
茨城県の大洗から苫小牧へ行く商船三井フェリー。船旅好きの私はずっと乗りたいと思いながら関西人にとって なかなか縁遠い航路なので、こっちにいる間に実現しようと計画を立てた。 大洗港まで2時間ほどかけてせっかく行くので、港へ行く前にちょっと遊んでから行こうと、金曜日休みを取って 早起きし気合を入れて出かけた。レンタカーを予約していた日立で下車。日立で借りたのは、水戸から...
View Article天心邸へ
北茨城の続き。 野口雨情生家を後にして五浦海岸へ向かう。そそり立つ崖が複雑に入り組んだ地形の五浦海岸は、 茨城県北ジオパーク構想のジオサイトの一つ。 美術史家で日本美術院を創設した岡倉天心はこのロケーションをいたく気に入り活動拠点とした。 崖上の広い敷地に、自邸である「天心邸」の他、六角堂、長屋門などの「天心遺跡」が残り、現在は 茨城大学五浦美術研究所として管理、活用されている。...
View Article鹿の湯松屋
天心邸からの続き。 あんこう丼でおなかも満たされたし、温泉へ立ち寄り湯に行こう。 湯の網鉱泉、鹿の湯松屋という旅館。途中から細い道になって不安になるが、さっき電話したからやっているのは確実。 突き進んでいくと現れた、看板。いいね! 入口の戸を開けて立ち寄り湯をお願いしますと言ったら、お待ちくださいとソファを勧められ、待っていると...
View Article大洗から苫小牧へ。さんふらわあふらの
北茨城からの続き。 水戸から広々した田んぼの中を走る鹿島臨海鉄道線で大洗へ。大洗から苫小牧へ行く商船三井フェリーに乗るのだ。 これが今回の旅のメイン(笑)。大洗港はここから約2km。もう日が暮れてしまっているが、タクシーに乗るほどの 距離でもないので、できるだけまちなかを通って歩いていく。 大洗港中央公園の横を足早に抜けると、ターミナルが見えてきた!柵沿いに迂回しなければならないのがもどかしい。...
View Article苫小牧から大洗へ。さんふらわあだいせつ
苫小牧からの続き。 帰りも同じく商船三井フェリーで大洗へ帰るんだけど、夕方便だと18:45発なので北海道滞在時間は約5時間。 さすがにそれは短すぎるな・・・ そして、夕方便と深夜便は船のタイプが違っていて、深夜便はやはり旅客が少なく貨物の割合が大きいからだろう、 旅客向けの設備が簡素化されたシンプルなフェリーなのだ。どうせならそっちも体験してみたい。...
View Article東京湾フェリーで鋸山へ。
房総半島の鋸山というところに房州石の石切場があると聞いて行ってきた。 東京からはJR総武線で行くのが距離的には近いけれど、せっかくなので久里浜まで行って船で東京湾を横断しよう。 東京湾フェリーは神奈川県の久里浜港と千葉県の金谷港を一日14往復もしている。 東京湾の入口のいちばん狭まった部分にあたり、距離はわずか11.5km、40分のクルーズである。...
View Article鋸山資料館と金谷のまち
金谷港からの続き。 鋸山をめぐるルートはいくつかあり片道約1時間。結構本格的な山登りだということは事前にネットで調べていた。 久里浜からのフェリーの中では鋸山へ行くらしいハイキングスタイルの人々も見かけた。 まちなかならいくらでも歩けるけど坂道となると途端にヘナヘナになるヘタレな私、ロープウェイがあるので...
View Article房州石の石切場を見に行く
鋸山資料館からの続き。 さぁそれでは覚悟を決めて(苦笑)登山と行くか。。。ロープウェイが休業中なので歩いて登るしかない。 案内所でマップをもらって、いざ! 「車力道コース」「関東ふれあいの道コース」の分岐点まで来た。上ではつながっているはずだが、どちらを行くべきか・・・ マップでは勾配まではわからないが、遠回りの車力道コースの方が緩やかだろうと踏んで、、、左へ。...
View Article木更津をちょろっとうろつく。
長らくあきすぎてブログの書き方も忘れかけてる・・・(汗) ちょっと余裕がなくてここ数か月書けていなかったけど、ぼちぼちでも続けようと思う。 さて、鋸山からの続き。 下山したあと浜金谷駅からJR内房線に乗って木更津へ移動して泊まる予定。 浜金谷駅はローカル風情豊かな素敵な駅。鋸山へ遊びに来る人もあまりここから乗降しないのだろうか、 フェリーの方がよっぽどお客がいた。静かでお客は数人のみ。...
View Article塩袋と伝統のギャッベ展
最近はお手軽にフェイスブックにさらっと書いて終わってるけど、できるだけこちらに書いて残しておこうと思う。 たばこと塩の博物館へ、明日まで開催の塩袋と伝統のギャッベ展を見に行く。 西アジア地域の染織品の収集家である丸山繁氏のコレクションから、すべて初公開の貴重な塩袋、ギャッベ、絨毯が90点。 それを100円の入場料で見れるなんて、たばこと塩の博物館、何と素晴らしいのだろう!...
View Article橘丸で八丈島へ。
こっちにいる間に八丈島に行ってみたいと思っていた。去年竹芝桟橋からさるびあ丸に乗って伊豆大島に行ったときに、隣に停まっていた黄色い船が橘丸と知って、あれにも乗ってみたいと思っていたのだ。幸い、八丈島のキャンペーンをやっていて安く宿を取れたので2食付きで2連泊することにして、車も押さえて、特にミッションもなく気ままな旅。まだ寒い時期なのでちょっとは南国気分を味わおう・・・なんて思っていたら・・・...
View Article八丈島 滝と古民家
八丈島の続き。 車を借りたら早速でかけよう。 八丈島は大きく見るとひょうたんのように中央部がくびれた形をしている。それは三原山と八丈富士という二つの火山がつながってできたからである。まちはそのくびれた低地に広がっていて、北岸にさっきフェリーで着いた底土港、南岸に八重根港、二つの港がある。そしてど真ん中に八丈島空港。ふたつの港の間の距離は6km弱、まぁまぁ広い。...
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