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Channel: まちかど逍遥
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八丈島 洞輪沢温泉へ

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八丈島の続き。

午後は中之郷から末吉まで移動、海辺にある洞輪沢温泉まで行ってみる。これまで走っていた道路はかなり高い所にあり、一気に海辺へ降りるのだ。愛媛県の佐田岬半島の青石垣めぐりを思い出す。あのときはほぼ初めてレンタカーを一人で借りて10年ぶりぐらいにガッツリ運転したのだったが、岬の中央を走るメロディーラインから各港へ降りる急坂がヘアピンカーブの連続でガードレールもなく路面には小石が散乱しているような道で命からがらだった。。。その時から比べると私も運転が上達したものだ(笑)

この通り、海辺は断崖絶壁。港を見下ろすと、自然の入江を利用して断崖の一部を削り取り港が作られていることがよくわかる。小さな港だが温泉施設があり、サーフポイントがこの先にあるのでサーファーも利用するようだ。さっきの裏見ヶ滝温泉をはじめ八丈島にはいくつか温泉があるが、その中でももっともひなびた風情に惹かれやって来た。右奥の白い建物が温泉。

 

これよこれ!見るからに巨大な溶岩の岩盤をスパッと切ったような断面。

 

温泉の横に車を停めて少し先の方へ歩いて行ってみると、なるほど、うちよせる波が一直線にチューブ状に巻いているな。サーフィンはやったことないけど一度やってみたかったなぁ。ダイビングももう忘れた。。。

 

さて、こちらが洞輪沢温泉。何と無料なのである!漁師さんが仕事を終えてひとっ風呂浴びて帰るのだろう、飾り気ゼロなのがジモ泉っぽくていいねぇ~

脱衣所もシンプル。

 

無料だけど脱衣所にカウンターがぶら下げてあって、利用者は自分でカチッと1回押すしくみ。今日で7人は入りに来ているということだ。

 

源泉は41.1度という適温。シャンプーや石鹸は使用禁止。排水は海に直結しているだろうからね。。。床や壁が黒いのは汚れているのではなく成分のせい。いいお湯でした!

上がって外へ出ると、車で来た客が入って行った。温泉好きには人気があるようだ。

港へ下ってくる途中にある「みはらし温泉」も気になったのだが、今入ったところだからな・・・またにしよう。

そして来た道を戻り中之郷で「古民家喫茶中之郷」へ行ってみると、、、あぁここも休業中だ。残念。。。石垣の門構えはとても美しく、かなり裕福な人の邸宅だったのだろうと思わせる。

門は閉ざされていないのでちょっと建物を見に行ってみる。高床で周囲にぐるりと濡れ縁が回った平屋で、いかにも南国の家だ。板戸がぴっちりと立てられて人の気配もしなかった。

軒が深い。コーナー部分だけ濡れ縁の外側にL字型の衝立のような壁が作られているのが特徴的。

建具を開けっぱなしたら風が通って気持ちよさそうだ。あぁここでお茶を飲みたかったなぁ。

 

日が暮れる前に藍ヶ江へ寄って帰ろう。

どこも同じような断崖絶壁なのだが、ここは文字通り藍色に見える美しい海が有名な観光スポット。覗き込むと確かに青い。また足元の岩が流れてきて積み重なった溶岩そのものなのも面白い。

おまけ。今回泊まったリゾートシーピロスの部屋。アジアの島のコテージみたいで快適な部屋。一人じゃもったいないな(笑)。食事も島の食材がふんだんに使われていてボリュームもあっておいしかった!

続く。


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