鋸山資料館からの続き。
さぁそれでは覚悟を決めて(苦笑)登山と行くか。。。ロープウェイが休業中なので歩いて登るしかない。
案内所でマップをもらって、いざ!
「車力道コース」「関東ふれあいの道コース」の分岐点まで来た。上ではつながっているはずだが、どちらを行くべきか・・・
マップでは勾配まではわからないが、遠回りの車力道コースの方が緩やかだろうと踏んで、、、左へ。
車の入れるところまでは舗装されていたが、その先は山道になってきて息が切れる・・・ほんとスタミナがない。。。
余裕はないけどまぁギブアップするほどでもない。自分のペースで石切り場目指して登っていく。
車力道コースは、石切場から切り出した石を女性がねこ車に積んで運び下したルートである。1回240kg。
山道に敷かれた石畳にこのような深いわだちが刻まれるまでには、いったい何万回、何十万回、下ったのだろうか。。。
2019年に千葉県を襲った台風15号の被害はすさまじかったようで、根っこからなぎ倒された木がゴロゴロしている。
広範囲で起こった土砂崩れや無数の倒木のため登山道は閉鎖されていたが「鋸山復興プロジェクト」が発足して
登山道の復旧に尽力されたおかげでこうやって登れるまでになったのだ。
途中には索道跡や石のストックヤードなどの見どころや見晴らしスポットなどがあるのでちょくちょく休憩しながら
何とか登っていく。ストックヤードには今も苔に覆われた石が放置されており、尺三という石のサイズ感がわかる。
そして突然岩の壁が現れた。ここがふもとから見えていた岩だな。あぁようやく到着。豆腐を切ったような垂直壁だ。
うぉお~~~っ!!すごい!これでどのくらいの高さだろう。30mぐらいだろうか。
もともとは普通の山の形をしていたのを少しずつ少しずつ剥ぎ取るように採掘していった結果だ。
これが、何と手掘りで採掘されたのであり、ツルハシの跡が模様のように規則正しく刻まれている。
これだけの高さの壁からひと皮剥くだけでも、いったい何度ツルハシを振り下ろさねばならなかっただろうか。。。
それを2皮、3皮、4皮・・・考えるだけで気が遠くなりそうだ。。。
岩の裂け目に見えるこの切通しも手掘りされている。
巨大な地球に素手で挑んだ人々の手の跡。
天然の縞模様と、ツルハシ跡と苔が織りなす模様が美しい。。。
こうした岩壁は1ヶ所だけではない。歩いていくと次々と別の面が見えてくる。
垂直の岩壁にまるで観音堂のように掘り込まれた「観音洞窟」。他にも、「吹抜洞窟」「岩舞台」「ラピュタの壁」
などの名前が付けられたスポットがある。
すごいオーバーハング!!いや、張り出しているわけではないのだけれど、落ちて来ないか・・・と不安になる。
これは積み上げられたガラだな。
舞台のように開けた場所は、最後まで採掘を続けていた芳家石材の丁場。
「安全第一」と彫られているのが生々しい。これより上が手掘り、下はチェーンソーでの採掘跡。
房州石の質感。やっぱり大谷石とはずいぶん違う。
これは索道跡。ここから石を空中へ送り出したのだ。
この上まで上れるらしい。。。一番先端に張り出した部分が、スリル満点な展望台になっているのだが、
心臓に悪いスリルはパス・・・(汗)
樋道跡は車力道よりもずっと急勾配で、切り出した石を滑らせて下ろすための設備だ。人は歩けない。
下りは関東ふれあいの道コースを行く。このコースは尾根沿いに道があり、「ふれあい」なんて言う優しい名前は
詐欺だと言いたいほどしんどい岩場や階段が続く。。
両側は転げ落ちそうな崖で、道は変な段々ができていて歩きにくいことこの上ない・・・(苦)
向こうに見える岩は層が斜め上に向かって露出している。歩いている道もこの硬い層が残ったものだろう。
そして悪魔の下り階段・・・まぁこれが上りでなくてよかった。。上りなら最初の数分でギブアップするところだ(苦笑)。
なんとか無事降りてきた。
続く。
さぁそれでは覚悟を決めて(苦笑)登山と行くか。。。ロープウェイが休業中なので歩いて登るしかない。
案内所でマップをもらって、いざ!
「車力道コース」「関東ふれあいの道コース」の分岐点まで来た。上ではつながっているはずだが、どちらを行くべきか・・・
マップでは勾配まではわからないが、遠回りの車力道コースの方が緩やかだろうと踏んで、、、左へ。
車の入れるところまでは舗装されていたが、その先は山道になってきて息が切れる・・・ほんとスタミナがない。。。
余裕はないけどまぁギブアップするほどでもない。自分のペースで石切り場目指して登っていく。
車力道コースは、石切場から切り出した石を女性がねこ車に積んで運び下したルートである。1回240kg。
山道に敷かれた石畳にこのような深いわだちが刻まれるまでには、いったい何万回、何十万回、下ったのだろうか。。。
2019年に千葉県を襲った台風15号の被害はすさまじかったようで、根っこからなぎ倒された木がゴロゴロしている。
広範囲で起こった土砂崩れや無数の倒木のため登山道は閉鎖されていたが「鋸山復興プロジェクト」が発足して
登山道の復旧に尽力されたおかげでこうやって登れるまでになったのだ。
途中には索道跡や石のストックヤードなどの見どころや見晴らしスポットなどがあるのでちょくちょく休憩しながら
何とか登っていく。ストックヤードには今も苔に覆われた石が放置されており、尺三という石のサイズ感がわかる。
そして突然岩の壁が現れた。ここがふもとから見えていた岩だな。あぁようやく到着。豆腐を切ったような垂直壁だ。
うぉお~~~っ!!すごい!これでどのくらいの高さだろう。30mぐらいだろうか。
もともとは普通の山の形をしていたのを少しずつ少しずつ剥ぎ取るように採掘していった結果だ。
これが、何と手掘りで採掘されたのであり、ツルハシの跡が模様のように規則正しく刻まれている。
これだけの高さの壁からひと皮剥くだけでも、いったい何度ツルハシを振り下ろさねばならなかっただろうか。。。
それを2皮、3皮、4皮・・・考えるだけで気が遠くなりそうだ。。。
岩の裂け目に見えるこの切通しも手掘りされている。
巨大な地球に素手で挑んだ人々の手の跡。
天然の縞模様と、ツルハシ跡と苔が織りなす模様が美しい。。。
こうした岩壁は1ヶ所だけではない。歩いていくと次々と別の面が見えてくる。
垂直の岩壁にまるで観音堂のように掘り込まれた「観音洞窟」。他にも、「吹抜洞窟」「岩舞台」「ラピュタの壁」
などの名前が付けられたスポットがある。
すごいオーバーハング!!いや、張り出しているわけではないのだけれど、落ちて来ないか・・・と不安になる。
これは積み上げられたガラだな。
舞台のように開けた場所は、最後まで採掘を続けていた芳家石材の丁場。
「安全第一」と彫られているのが生々しい。これより上が手掘り、下はチェーンソーでの採掘跡。
房州石の質感。やっぱり大谷石とはずいぶん違う。
これは索道跡。ここから石を空中へ送り出したのだ。
この上まで上れるらしい。。。一番先端に張り出した部分が、スリル満点な展望台になっているのだが、
心臓に悪いスリルはパス・・・(汗)
樋道跡は車力道よりもずっと急勾配で、切り出した石を滑らせて下ろすための設備だ。人は歩けない。
下りは関東ふれあいの道コースを行く。このコースは尾根沿いに道があり、「ふれあい」なんて言う優しい名前は
詐欺だと言いたいほどしんどい岩場や階段が続く。。
両側は転げ落ちそうな崖で、道は変な段々ができていて歩きにくいことこの上ない・・・(苦)
向こうに見える岩は層が斜め上に向かって露出している。歩いている道もこの硬い層が残ったものだろう。
そして悪魔の下り階段・・・まぁこれが上りでなくてよかった。。上りなら最初の数分でギブアップするところだ(苦笑)。
なんとか無事降りてきた。
続く。