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Channel: まちかど逍遥
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高知から東へ、建築めぐり2

高知の続き。 次にやって来たのは、旧末延堂医院。 以前通りすがりに道路標示の「和食」という地名を見て面白い地名だなと思っていたが、この建物はその地区にあった。 屋根は濃灰色のいぶし瓦、壁も黒い下見板張りなので、正面側の半切妻破風、側面の洋風の切妻破風、そして 窓枠の白がくっきり目立ちとても美しい!1927(昭和2)年築というからすでに90年以上経っているとは...

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岬観光ホテルに泊まる

高知の続き。 夕闇に急かされて車を走らせ、室戸岬の先端にある岬観光ホテルに到着。このホテルは室戸岬の本当に先端から500m ぐらいのところにぽつんと建っていて、まわりには集落というようなものはないので、漏れる灯りにほっとする。 着いたら早々ご飯なので、翌朝明るいときにゆっくり館内散策しよう。 爽やかな朝!完全な逆光で撮るのにはなかなか苦労した。。。...

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奈半利で敷瓦に出会う

岬観光ホテルからの続き。 室戸で金目丼を食べたかったのだが、朝食を食べたばかりで時間が合わず、涙をのんで室戸をあとにする。 昨日来た道を引き返して奈半利を再訪。奈半利には吉良川の「いしぐろ」に勝るとも劣らぬかわいい玉石塀があり すっかり恋してしまったのだった(笑)。夢にまで出てくるほど会いたくてすぐに再訪計画を立てたのだが、...

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奈半利で濱田典弥家住宅を見学

高知の続き。 奈半利では非公開のお宅を見せて頂ける幸運に恵まれた。 そこのお宅は中庭に浴室棟があり、その外壁にはこれまた本業タイルがずらりと貼られていた!すごい!! 浴室棟は建物に囲まれていて外からは全く存在も分からない。建物は比較的新しそうに見えるのにこのタイルは いったいどこから・・・尋ねてみると、10年ほど前に浴室棟を建て替えたときに、もともとトイレの内壁や床に...

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安田町まちなみ交流館 和(なごみ)

高知の続き。 奈半利から少し移動して安田へ。現在は安田町まちなみ交流館 和(なごみ)となっている、旧市川医院を見に行く。 市川家は藩の御殿医を務めた家で、この建物は1913(大正2)年頃の築と伝えられている。 白い塀の向こうは、旧市川医院とつながった旧柏原邸。 道路に面した入口の小さな三角破風はまるで鳩時計のような(笑)かわいらしさ。...

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ヒビヤレコーズでお茶を。

高知の続き。 安田町をあとにして宿へ向かう前に1件寄っておきたいところがあった。土佐山田のまちなかにあるカフェ、 ヒビヤレコーズ。ん、これか?住宅のような門。その名前からのイメージとは全然違うなぁ(笑) 建物の左手の方へ行くと開けていて建物全貌を眺めることができた。もともとはこちら側にも塀や前栽があって、 さっきの門が医院へのアプローチだったのだろうと想像する。...

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高知屋旅館に泊まる

高知の続き。 土佐山田を出て、まるでもう高知を脱出するかのように、ぐんぐん北へ走る。 今宵の宿、高知屋旅館は四国山地のど真ん中にあった。すぐそばを蛇行する吉野川の少し上流には早明浦ダムがある。 渇水のニュースでよくその名を聞く「四国の水がめ」であり、そしてあの吉野川の上流だったのかとちょっと驚く。 この本山町というところは、古くは官道であり参勤交代道でもあった土佐北街道の宿場町だったのだろう。...

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高知屋旅館に泊まる2

高知の続き。 高知屋の2階には、大広間の他に4部屋続きの座敷もあった。 ここは端の部屋と中庭側にしか窓がなく眺望はイマイチだが、各部屋の境にある欄間が全部違うデザインの 透かし彫りで、見ごたえがある。 名所の風景や松竹梅などのおめでたいモチーフ。 床の間も小さいながら変化をつけてある オウム柄の壷。かわいい~~ おや、このちんくぐり、見たことあるぞ。安田町の旧柏原邸で見たのと同じじゃないか!?...

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須崎の建物めぐり

高知の続き。 いったん四国のど真ん中の本山町まで上ってきていたが再び南下、佐川町上町地区にやって来た。 ここは土佐筆頭家老、深尾家の城下町であったところで、商家や酒蔵など近世~近代のまちなみが残っている。 中心にあるのはこちらの佐川まちの駅(旧浜口家住宅)。 元酒屋だった建物は見学もでき、物販コーナーで買ったおやつを座敷でイートインもできる。...

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司牡丹の酒蔵建築

高知の続き。 佐川の古いまちなみエリアをぐるっとめぐると、司牡丹酒造関係の建物が半分ぐらいを占めている。半分は言い過ぎか(笑) とにかく旧浜口家住宅から東側はほぼ司牡丹である。 佐川はもともと清廉な水に恵まれた地であったところに、1600(慶長5)年、山内一豊に伴って入国した家老深尾氏が 佐川1万石の領主となったとき、美濃から酒造りの職人を連れてきたことで、酒造業が発達したという。...

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須崎の建物めぐり

高知の続き。 佐川から須崎へ移動。お目当てはこちら、黒壁の塗家造りの三浦商店(三浦邸)。総二階建てなうえに豪壮な 軒蛇腹が1階、2階とダブルでせり出す。この存在感は半端でなく、威圧感すら感じる。 三浦商店は和紙の原料や製品を商い朝鮮半島とも交易していたという有力商店であった。 角地に建つ店舗の2方向への入口が人の出入りの多さを思わせ、商売の繁盛ぶりが想像される。...

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旧四国銀行春野支店

高知の続き。 高知市内へ戻る前にもう1件、旧四国銀行春野支店を見に行く。 細い道に面していて、なぜこんなところに銀行があったのかといぶかしむような場所だった。 元々伊野支店西分出張所が1932(昭和7)年に現在地に移転したときに建てられたもの。その後春野支店となり、 1964(昭和39)年までここで営業していたが新築移転とともにお役御免となった。...

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さるびあ丸で伊豆大島へ。

関西にはフェリー航路がいろいろあって、思い立ったらふらっと乗って九州や四国へ出かけることができた。 ずいぶん数が減ったとは言え、大阪・神戸の港からは北九州、別府、大分、志布志、宮崎、東予、新居浜へ、また 舞鶴や敦賀まで足をのばせば北海道航路にも乗れた。 東京に来てからは気軽に船旅ができなくなり残念に思っていたのだが、そう言えば離島航路があったな、とある日気づいた。...

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伊豆大島 甚の丸邸

伊豆大島の続き。 伊豆大島にやってきたのは船に乗りたかったこともあるのだが、一つ別の目的もあった。それがこちらの、旧甚の丸邸。 波浮(はぶ)港は旅客船の船着き場とは対極にあたる島の南端にある小さな集落で、元町港からバスで30分。 漁港沿いに一筋の細い道路が通りその両側に2階建ての建物が建ち並んでいる。呼子や下津井や鞆や御手洗や・・・...

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伊豆大島 旧港屋旅館

伊豆大島の続き。 さっきヒイコラ言いながら上ってきた石段は「踊子坂」と呼ばれている。踊子たちはお呼びがかかるとこの坂を 上り下りしたことからついた名だ。 そのふもと近くにもう1軒古い建物がある。これが港屋旅館だ。 朝イチここを通った時にはまだ開いていなかったので甚の丸邸に先に行ったのだった。 「やとなみ」ではなく「みなとや」。...

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地層大切断面と大島椿製油所

伊豆大島の続き。 日本ジオパークに認定されている伊豆大島は活火山三原山を擁し、小さな島ながらダイナミックで雄大な風景がみられる。 地球の営みを直に感じられる数々のジオサイトをめぐるハイキングやトレッキングが、伊豆大島観光のメインだろう。 しかしバスツアーは直前すぎて満席、レンタカーは高くて諦めた、自分の足で歩いて回るほどの体力はない・・・ 今回はお鉢も砂漠も赤い崖もパス。また次回にゆっくりと。。。...

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大島町郷土資料館

伊豆大島の続き。 大島町郷土資料館の敷地内には大島の伝統的な民家が復元展示されている。復元と言っても実際に島内の集落に建っていた 家を移築したもので、説明板によると1861(文久元)年の築という。ここの木製の説明板もずいぶん年季が入っていて、 長年過酷な風雨にさらされたためだろう、墨書きされた文字だけが浮き彫りのように盛り上がっていた。...

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下田 なまこ壁と伊豆石のまちなみ

厚木の古民家岸邸に行った日、本厚木駅まで戻ってカーシェアの車を返したら雨が止んでいた。駅前をひと回りしてみるが 面白いものは見つけられず、純喫茶でもないかなと思ったがうまく見つけられず(汗)、駅近くのチェーンカフェで休憩。 スマホで地図を見ていたら、厚木って鎌倉よりも西なんだな、南へ下れば茅ヶ崎なのか、小田原もすぐそこじゃないか、と...

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下田 なまこ壁と伊豆石のまちなみ2

下田の続き。 引き続きなまこ壁と伊豆石のまちなみを楽しみながらふらふら歩きまわる。なまこ壁ってほんとにきれいで大好き。 日本人の美的感覚が誇らしい。 そして伊豆斑石の模様の面白さ!どういうわけか、縞はほとんど斜めに走っていて、水平とか垂直とかはあまり見かけない。 並べれば、水の流れのようにダイナミックな模様が現れる。...

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下田 ペリーロード周辺の風景

下田の続き。 平滑川沿いの道は、黒船で来航したペリー提督一行が、日米和親条約付録下田条約締結の舞台となった了仙寺まで 行進した道で、「ペリーロード」と呼ばれている。 ペリーロードの東端に建つ旧澤村邸は、下田で数少ない一般公開建物。なまこ壁と伊豆石が使われた伝統的建造物だが、 町家ではなく門があり庭のある邸宅である。1915(大正7)年築と、このあたりでは割と新しい建物だろう。...

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