高知の続き。
次にやって来たのは、旧末延堂医院。
以前通りすがりに道路標示の「和食」という地名を見て面白い地名だなと思っていたが、この建物はその地区にあった。
屋根は濃灰色のいぶし瓦、壁も黒い下見板張りなので、正面側の半切妻破風、側面の洋風の切妻破風、そして
窓枠の白がくっきり目立ちとても美しい!1927(昭和2)年築というからすでに90年以上経っているとは
信じられないほど状態よく保たれているのは、今もお住まいだからだろう。庭木もすっきり剪定されている。
入口の鉄扉ごしに玄関へのアプローチを見ると、白い八角形タイルが弧を描くように地面に並べて敷かれている。
これは観音開きの鉄扉のレール代わりにしたものだ。こんな使い方初めて見たな!!
外回りにあるぐらいだから、建物内部にもタイルが使われているに違いない~~~あぁ見てみたい。
裏からも見えるかなと思って回り込んだら、裏には酒造工場があった。
仙頭酒造場、志ら菊(しらぎく)と書いてある。検索してみると今も現役の酒造メーカーのようだな。
古い邸宅もあった。創業者のお宅だろう。
また車を走らせ、マップにも載っている有名な「野良時計」を見に行く。野良時計と聞くと、田んぼの真ん中に
やぐらが立って時を知らせる鐘かなんかぶら下がっているようなイメージだが(笑)、そうではない。
実際は周囲の牧歌的な田園風景からは思いもよらないような、洋風のおしゃれな時計台なのだ!
野良時計という名で知られているが正式には畠中家住宅で、土台の建物は和風の構造をもち、時計台の部分だけが
洋風に造られているという。建物は1897(明治30)年頃までに建てられたようで、時計台の時計は、
当時のご当主が外国製の時計を分解研究して自作したものなのだとか。
遠くから見るなら高い方が良いと思うが、この時計台がまわりの屋根に半分隠れるようにあまり突出していないのは、
当時景観に配慮したからだろうか。
ここの塀がまた素晴らしい。瓦を積んだ練塀なのだが、みっしり等間隔で積み上げられたこの美しさは
あの玉石積みの塀の美しさに通ずるものがある。
前回私がとても気に入った吉良川へ立ち寄り、また「蔵宿」へ。と言ってもここに泊まるのではない。
いや、ぜひ泊まってみたいのだが、今回はまた別のところに・・・
離れの建物が素晴らしいので友人にも見てもらいたかったのだが、今回は宿泊客がいたので内部の見学はできなかった。
カフェでお茶をしてひと休み。
離れを見学した前回の記事→こちら
吉良川のまちの中で、お風呂屋っぽくて気になっていたこちらの建物、友人が調べてくれたところによると、
元室戸市消防署吉良川分団の建物らしい。そうなのかぁ、どう見てもお風呂屋っぽいんだけどなぁ。。。
あっ、こんなところに亀が・・・
おや、ここは、「かどや」という看板が下がっているな。宿か。前回はなかったような気がする。
蔵宿の他にも泊まれるところができて観光客が滞在するようになれば地域にもメリットがあるだろう。
水切り瓦の美しい民家の多くが現役というのは一番素晴らしいことだが、この特徴的な建築の内部見学できる
ところがいくつかあって、ゆっくり食事やお茶ができるところ、地場のお土産を買えるところがあれば、私たち
観光客としては嬉しい。
あぁもう夕暮れが迫ってきた。
続く。
次にやって来たのは、旧末延堂医院。
以前通りすがりに道路標示の「和食」という地名を見て面白い地名だなと思っていたが、この建物はその地区にあった。
屋根は濃灰色のいぶし瓦、壁も黒い下見板張りなので、正面側の半切妻破風、側面の洋風の切妻破風、そして
窓枠の白がくっきり目立ちとても美しい!1927(昭和2)年築というからすでに90年以上経っているとは
信じられないほど状態よく保たれているのは、今もお住まいだからだろう。庭木もすっきり剪定されている。
入口の鉄扉ごしに玄関へのアプローチを見ると、白い八角形タイルが弧を描くように地面に並べて敷かれている。
これは観音開きの鉄扉のレール代わりにしたものだ。こんな使い方初めて見たな!!
外回りにあるぐらいだから、建物内部にもタイルが使われているに違いない~~~あぁ見てみたい。
裏からも見えるかなと思って回り込んだら、裏には酒造工場があった。
仙頭酒造場、志ら菊(しらぎく)と書いてある。検索してみると今も現役の酒造メーカーのようだな。
古い邸宅もあった。創業者のお宅だろう。
また車を走らせ、マップにも載っている有名な「野良時計」を見に行く。野良時計と聞くと、田んぼの真ん中に
やぐらが立って時を知らせる鐘かなんかぶら下がっているようなイメージだが(笑)、そうではない。
実際は周囲の牧歌的な田園風景からは思いもよらないような、洋風のおしゃれな時計台なのだ!
野良時計という名で知られているが正式には畠中家住宅で、土台の建物は和風の構造をもち、時計台の部分だけが
洋風に造られているという。建物は1897(明治30)年頃までに建てられたようで、時計台の時計は、
当時のご当主が外国製の時計を分解研究して自作したものなのだとか。
遠くから見るなら高い方が良いと思うが、この時計台がまわりの屋根に半分隠れるようにあまり突出していないのは、
当時景観に配慮したからだろうか。
ここの塀がまた素晴らしい。瓦を積んだ練塀なのだが、みっしり等間隔で積み上げられたこの美しさは
あの玉石積みの塀の美しさに通ずるものがある。
前回私がとても気に入った吉良川へ立ち寄り、また「蔵宿」へ。と言ってもここに泊まるのではない。
いや、ぜひ泊まってみたいのだが、今回はまた別のところに・・・
離れの建物が素晴らしいので友人にも見てもらいたかったのだが、今回は宿泊客がいたので内部の見学はできなかった。
カフェでお茶をしてひと休み。
離れを見学した前回の記事→こちら
吉良川のまちの中で、お風呂屋っぽくて気になっていたこちらの建物、友人が調べてくれたところによると、
元室戸市消防署吉良川分団の建物らしい。そうなのかぁ、どう見てもお風呂屋っぽいんだけどなぁ。。。
あっ、こんなところに亀が・・・
おや、ここは、「かどや」という看板が下がっているな。宿か。前回はなかったような気がする。
蔵宿の他にも泊まれるところができて観光客が滞在するようになれば地域にもメリットがあるだろう。
水切り瓦の美しい民家の多くが現役というのは一番素晴らしいことだが、この特徴的な建築の内部見学できる
ところがいくつかあって、ゆっくり食事やお茶ができるところ、地場のお土産を買えるところがあれば、私たち
観光客としては嬉しい。
あぁもう夕暮れが迫ってきた。
続く。