名古屋ビルめぐり 主税町のお屋敷
名古屋の続き。 名古屋陶磁器会館から歩いて主税町へやってきた。「主税町」と書いて「ちからまち」などとても読めない。 ここは隣接する白壁町、撞木町と共に尾張藩の武家屋敷が建ち並んでいたエリアで、明治以降は 陶磁器関係の貿易商や財界人が数多く住んだという。今も広大な敷地のお屋敷が軒を連ね、 町並み保存地区となっている。...
View Article名古屋ビルめぐり 文化のみち橦木館
名古屋の続き。 こちら文化のみち橦木館。おぉ、ここはまだ開いている!入ろう入ろう~ この建物は陶磁器商だった井元為三郎の邸宅で、明るいスパニッシュ風の外観をもつ洋館と 和館、蔵、茶室、庭園とひとそろい残っている。 テラコッタに囲まれた玄関。台形のらんま部分と、扉にもステンドグラスが嵌っている。 星型の照明もいいなぁ~~...
View Article2016.04.10 名古屋ビルめぐり もくじ
仕事ではちょくちょく行っていたけど、建築やまちはあんまりちゃんと見たことがなかった名古屋。 確か青春18きっぷの使いおさめで・・・行ったのだったと思う。もう10ヶ月も前だから忘れた(汗) 常滑で入手した「タイル・陶壁プロジェクト」の街あるきマップに、沿ったり外れたりしながら歩き 遠目近目で建物を見てきた。 ・中央マンションビル ・中日ビル ・丸栄百貨店 ・企業ビルいろいろ ・愛知県庁大津橋分室...
View Article五条通の蔵
先日仕事で京都の五条へ行った時に、五条通に面したところに素敵な蔵を見つけた。 一見大谷石の蔵かと思ったけど違うな・・・ 「六兵衛窯」の看板のある門は開いていたので、よく見ようと近くに寄ってみた。 おぉ・・・これは。焼き物の風合い。しかも均一に釉がけして焼いた感じでなく、灰をかぶった 窯道具のような味わい。または、鉱山の廃物であるカラミレンガのような質感も。...
View Article南九州△ フェリーで宮崎へ
この一年間、九州に何度行ったか分からないほど行ったのだが(苦笑)、アップしていない旅も いっぱいあって、前に行った時の話を引用しようと思ったら、その時の記事をまだ書いてなかったりで・・・ いつもその時その時の気分の盛り上がり順でランダムに書いているのだけど、ここはちょっと本気で(笑) 古いものも書いていこうと思う。・・・ということで、すでに1年以上前の2015年の年末の旅。...
View Article南九州△ 宮崎の近代建築めぐり
宮崎の続き。 さて宮崎のまちの中心部は宮崎駅から少し離れている。港から乗り込んだバスは宮崎駅を経由して、 官庁街や商店街や飲み屋街がある橘通りまで行ってくれるので便利だ。 宮崎の近代建築めぐり、と題してはいるが、実際ネットで検索してもあまり出てこない。...
View Article南九州△ 宮崎神宮旧徴古館
宮崎の続き。 バスで宮崎神宮にやって来た。神社の本殿に一応お参りしてから・・・ここにも1軒見たい建築があるのだ。 それはこちら、静かな森の木漏れ日の中に佇む宮崎神宮旧徴古館。 そのフォルムや縦長窓と入口ドアのひさしなどから洋風のイメージが感じられるが、近づいてみると おおっ~!正面も、側面も、裏面も、すべてなまこ壁!土蔵造の擬洋風建築なのだ。 1907(明治40)年築。 すごいインパクト!...
View Article南九州△ 坂元の棚田を見に行く
宮崎の続き。 飫肥でニコニコレンタカーを借りて山の方へ向かう。九州遺産の本に載っていた坂元の棚田を 見に行くのだ。日本の棚田百選に選ばれているだけあってちゃんと案内も出ていて迷わずに到着。 棚田の一番下にちゃんと駐車場も整備されている。 アスファルトの道を上って行くと右手に石垣で組まれた棚田が広がっている。下の方、端の方は割と...
View Article南九州△ 油津の建築めぐり
油津の続き。 駅付近は昭和の香りの残る商店街。古い町並みは海ぎわの方にあるようだ。 油津は中世から明や琉球との貿易で栄えた港町で、明治後期からは飫肥杉の積出港としても発展、 昭和初期には東洋一のマグロの水揚量を誇った、宮崎県随一の港町だ。 港の駐車場に車を停めて歩こう。 こちらは満尾書店。2階部分をモルタル塗りにしてパラペット風に立ち上げた看板建築だが、...
View Article紫のタイル
紫色のタイルって見たことある?私はあんまり覚えがないなぁ。 見本帳みたいにいろんな柄のタイルを貼った壁はちょくちょく見かけるが、茶色や褐色、グリーン系など 渋めのナチュラルカラーのバリエーションであることが多い。 そこに明るい紫色のタイルが混じるだけでこんなに華やかになるとは! 二丁掛けよりも細いボーダータイルで、上品な織物みたいな風合い。さすが京都!...
View Article南九州△ 飫肥をダッシュでうろつく
飫肥の続き。 ようやく飫肥の城下町に戻り、日が暮れかけのまちをダッシュでうろつく。 蛇行した酒谷川によって区切られたΩ形の土地に、格子状の町割が整えられた城下町は、800m四方 くらいの大きさ。江戸時代初期の絵図と全く変わらない町割が残っているという。 おっ、これは素敵な建物だな!医院建築かな? 「財団法人...
View Article南九州△ 吉都線に乗って温泉めぐり
飫肥からの続き。 飫肥から移動して都城で宿入り。私は一気に長距離の乗車がツライので(特急に乗ればいいのだけど) 都城を中継地にすることで軽減したのだ。我ながらナイスアイデア!(笑) 都城グリーンホテルはリーズナブルなのにすごく快適な宿で、夜の到着ながら岩盤浴まで楽しんだ。 ここは朝食ビュッフェが有名らしい。列車が7時半発だったので6時45分には食事処へ行こうと...
View Article南九州△ 京町温泉の観光温泉
鶴丸温泉からの続き。 鶴丸駅から吉都線の反対方向の列車に乗ってひと駅。京町温泉へ向かう。 あみ棚、扇風機、垂直背もたれのボックスシート・・・国鉄型車両が旅行気分を盛り上げてくれる。 京町温泉駅に到着。 コンクリート造の駅舎も、木造から建て替わった2世代目のものは趣があって好きだ。 非電化路線ならではの広い空がいいね!...
View Article南九州△ 栗野岳温泉で煙に巻かれる
京町温泉からの続き。 栗野駅から乗ったタクシーのおっちゃんは、若い頃大阪の八尾で10年働いていたと言う陽気な人で いろいろ話をしてくれて、ずっと楽しく話しながら、あっと言う間に南洲館に着いた。ちょうど2千円。 かなり山の上まで上ってきたものだ。建物の裏あたりからもくもくと立ち上る白い湯けむり。 立ち込める硫黄の香り。うぉー!!興奮してきた~...
View Article南九州△ 人吉旅館に泊まる
栗野岳温泉からの続き。 今度は人吉へ向かう。栗野から吉松までは特急「はやとの風」、吉松から人吉は「しんぺい」号に乗るが もう何度もこの区間を乗っている私としては、普通列車でいいんだけど・・・(苦笑)。 ループ線やスイッチバックをゆっくりゆっくり走り、山間の駅ごとに数分停車して絶景区間では写真撮影の ための停車・・・至れり尽くせりの観光列車も、ちょうどその時間に移動したいだけの人にとっては...
View Article南九州△ 人吉散策のもろもろ
人吉の続き。 まちなかをうろついた時のもろもろを。 人吉旅館の向かいにあった人吉商業専門学校の建物。かなり年季が入っているな。 片岡林業工場の大理石の表札がはまった古い門柱。山あいだから林業はさかんだっただろう。 球磨川を利用して材木を運搬したことは想像に難くない。 五木大理石鉱山の事務所。へぇ、大理石も採れたのか。...
View Article南九州△ しらさぎ荘と芳野旅館
人吉の続き。 繊月酒造の見学をしたあと駅へ戻ったらもう迎えの車が来てくれていた。10分ほど走って しらさぎ荘に到着。ちょっと郊外だから山の中かと思っていたら、何と田んぼの真ん中で驚いた(笑) しらさぎ荘は宿であるが、食事もできて温泉も有名。 まずは温泉へ。日帰り湯は200円なのだが、食事する人はサービスだとか。えーほんとに?...
View Article南九州△ きのこの里
人吉の続き 人吉からまたいさぶろう、はやとの風を乗り継いで、嘉例川で下車。 嘉例川駅は何度か来ているが、あいかわらず風格があっていい感じ。 人懐っこい猫がベンチにちょこんと。私がベンチに座ったら、自分から膝の上に乗ってきた(笑) 空港へ行く前にまだ少し時間があるので、もう一軒温泉に行けないかなぁ。 バスの時間はネットで調べていたけど、現地のバス停で見るまではどうも安心できない。...
View Article2015.12.26~29 南九州△ もくじ
宮崎カーフェリーで神戸港から宮崎IN、スカイマークで鹿児島OUTの3泊3日。 宮崎ってどうも他都市へのアクセスが悪いしつかみどころがないので、これまでほとんど未踏だったが 都城を中継地として1泊し、温泉と組み合わせることで何とかモチベーションの上がるプランを作った(笑)。 ※一昨年のことを今ごろアップしており、その後熊本の大地震もあったので、状況が変わっているかも しれないことをご了承下さい。...
View Article京都朝日ビルの壁
仕事で京都の朝日ビルへ。 帰りにふと気付いた。おや、このエントランスホールの壁、ボコボコして変わっているな。 近づいて見ると小さな六角形の凹凸が並んでいる。触ると冷たい。アルミの鋳物だろうが 表面は長年踏み続けられてすり減った石畳のようにつるつるとして滑らかだ。 こんな壁を磨耗するほど撫で回すことはないだろうから、磨いて仕上げてあるのだろう。...
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