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Channel: まちかど逍遥
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南九州△ 京町温泉の観光温泉

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鶴丸温泉からの続き。

鶴丸駅から吉都線の反対方向の列車に乗ってひと駅。京町温泉へ向かう。


あみ棚、扇風機、垂直背もたれのボックスシート・・・国鉄型車両が旅行気分を盛り上げてくれる。


京町温泉駅に到着。


コンクリート造の駅舎も、木造から建て替わった2世代目のものは趣があって好きだ。


非電化路線ならではの広い空がいいね!




駅の前にはしゃもじを持った田の神様(タノカンサア)が並んでいる。南九州でよく見られるもので、
文字通り田を守り稲の豊作をもたらしてくれるとして農民が信仰した神様だ。ユーモラスな表情が和ませる。
こういうところにあるものは観光のシンボル的においてあるのだろうが、やはり実際は田んぼのあぜ道
などに祀られた。


京町温泉にはずいぶん前に一度来たことがあるが、駅前を少し歩いただけで温泉には入っていない(悔)。
まちなかには立ち寄りで入れる温泉宿がたくさんあり、バス停型のサインが出ている。
少し足を伸ばして吉田温泉へも行きたいところだったが、まぁ欲張らずに、まちなかの温泉へ。


目的はこの「観光温泉」。ねじまきさんがブログで書いていたのを見て、前に駅前をうろついたときに
ここを発見できていなかったことが残念で、次の機会を狙っていたのだった。


その名とは裏腹に、めちゃくちゃ地元密着っぽい外観。観光客など誰一人来ていない(笑)


渋いねぇ~!玉石タイル貼りのファサード。


内部は一部が岩風呂風なしつらえで、温泉というか池のようだ。これが観光の名の所以か・・・?
浴槽のひとつは埋められ植木鉢と化していた。


あちちっ!ここはだいぶ熱くあまり浸かれず。
やはり地元密着のようで、3人のおばちゃんが、時間を計ったかのように入れ替わりでやって来て、
常に誰かいたため写真は撮れず。外の廊下の写真のみ・・・


さて、また吉都線に乗って吉松方面へ向かう。
次の温泉は行くか飛ばすか、ずっと悩んでいた。というのは、アクセスがとても悪いのだ。
(今なら車を借りるのだが、この当時はまだ車という選択肢はなかった)


行きたいのは栗野岳温泉南洲館。ネットで見ても栗野駅からタクシーしかないみたいで、
往復5千円近くかかりそう(汗)。そこまで出して行く価値あるかなぁ・・・と。


しかし電話して聞いてみたら、町営バスもあるけど1日3便ぐらいしかない、何行きかわからないから
運転手さんに聞いてみて、と言う。おや、バスがあったのか。
スマホで調べると確かにあったが、ちょうどいい時間の便がないなぁ。まぁ帰りは使えそうだ。
片道バスが使えれば負担はだいぶ減る。よっしゃ、タクシーで行こう!

ということで、吉松駅から粟野駅へ移動。

続く。

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