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Channel: まちかど逍遥
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南九州△ 人吉旅館に泊まる

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栗野岳温泉からの続き。

今度は人吉へ向かう。栗野から吉松までは特急「はやとの風」、吉松から人吉は「しんぺい」号に乗るが
もう何度もこの区間を乗っている私としては、普通列車でいいんだけど・・・(苦笑)。


ループ線やスイッチバックをゆっくりゆっくり走り、山間の駅ごとに数分停車して絶景区間では写真撮影の
ための停車・・・至れり尽くせりの観光列車も、ちょうどその時間に移動したいだけの人にとっては
じれったい。勝手なものだ(苦笑)




そうは言いながらも、駅で停車すれば木造駅舎を撮り、絶景写真を撮ってしまう私である(爆)






人吉に来るのはもう3回目。駅前の汽車弁当の看板が変わっていないのでホッとするな。



今回の宿は人吉旅館。古い木造の老舗旅館だ。以前yumeさんと行ったときの一富士旅館もよかったが、
ここは登録文化財の宿でもあり、九州八十八湯めぐりに載っている温泉もある。


風格ある玄関。年の瀬なので門松もスタンバイOK。


池のある中庭を囲んで三方に建物がある。建物の築年ごとに色分けされた図が貼られており、結構細かく
色が分かれていた。古い旅館ではよくあることで、少しずつ増改築を繰り返されて来たのだろう。
または部分的に戦災など受けたのかもしれないな。
昭和5年~28年の間に作られた部分が登録有形文化財になっている。

ちなみに私が泊まった部屋は昭和28年頃に建てられた棟で、比較的きれいなこじんまりした和室だった。
お一人様用の部屋が決められているだろうから文句は言えないが、古い棟希望と言っておけばよかったな。。。

フロント、ロビーは改装済みで、古さを感じさせるのは下駄箱周りぐらいか。


明るいうちに外を散策して、日が暮れてから人吉旅館へ戻る。まだご飯まで時間があるので内湯に入ろう。


温泉へは古い廊下を通って行く。客室は覗けなかったが繊細な格子が映っていた。
岩風呂風の温泉は特に何ということもないが、さすがに泉質がいい!さっき入って来た新温泉とは
また違うようで、こちらはつるつるすべすべ。気持ちいい~!PH7.96のアルカリ泉だ。
飲めるのもいいね!
翌朝には男女入れ替わり、四角く深い浴槽の方も堪能した。

ご飯はヤマメのお造りや山の幸がいろいろ少しずつ。栗とベーコンの釜飯などおいしかったが、
ボリュームはそれほどだったかな。・・・しかし、どちらにしても大広間での食事は一人だと
ちと肩身が狭い。。。部屋食か食事用個室がいいなぁ

翌朝は冷えたので中庭の池から湯気が立っていた。


館内をちょっくら見学しよう。
中庭に面したこの廊下のある中央の棟が昭和8年で古いらしい。
装飾はあまりなくわりと簡素な感じの人吉旅館にあって、三階菱の窓や格子や欄干などはポイントであり、
金波楼などにも似た雰囲気だな。




続く。

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