保内の近代建築めぐり その1
石垣の記事を先に書いたのだが、保内では近代建築めぐりが主目的である。 前回八幡浜の近代建築を巡った時に保内も併せて見ようと何となく考えていたのだが、八幡浜から保内は バスで40分かかるとか(!)であきらめたのだった。2005年に合併して八幡浜市に編入されたが 全く別のまちと考える方がいい。 まずやって来たのは、旧宇都宮壮十郎邸。どう見ても和館なのだが、トラスの小屋組みや暖炉をもつ...
View Article保内の近代建築めぐり その2
保内の近代建築めぐり 続き。 宮内川沿いのボードウォークを歩くとこんなものが。 沖合いに浮かぶ佐島に銅の精錬所があり、残滓を固めたカラミレンガを「佐島レンガ」と呼んだという。 明治期に白石家が鉱山経営を広く手がけるようになったが、佐田岬半島や周辺の地域では銅が多く採れたのだ。 町見郷土館で銅鉱山の分布図を見たとき、伊予青石の緑色は銅の色なんじゃないか!?と思ったのだが...
View Article大正湯で〆!
保内 続き。 近代建築めぐりをした後八幡浜へ戻ろうと思うが、バスが一時間半後にしかない。 意外と早く建築を見終わった、というより、保内に到着後まずお昼ごはんを食べようと思っていたのに お店がなく、おにぎりとお菓子を食べただけで終わったからである(苦笑)。 暑くて汗をかいたし、ちょっと冷たいものを飲んで休憩しようと思っても喫茶店がない。。。...
View Article三井荘
京阪土居駅近くを歩いていてふと横道に目をやったら・・・おや、何だあれは!? 三井荘。これアパート?かわいい〜〜! 大きく立ち上がった壁は真っ白に塗られ、入口と窓のひさしにはきれいな緑色のスパニッシュ風瓦が 載せられ、まるでフリルのよう。同じく緑色で揃えられた「三井荘」の文字も丸っこくてかわいいね! しかもちょっとセットバックした佇まいと前の草地が、なんともほのぼの・・・...
View Article2014.05.16〜17 佐田岬半島の青石垣めぐり もくじ
愛媛の佐田岬半島の青い石垣を巡る旅。 ・佐田岬半島、旅の顛末。 ・佐田岬半島の青石垣めぐり(1) 三崎 ・佐田岬半島の青石垣めぐり(2) 井野浦・大佐田 ・佐田岬半島の青石垣めぐり(3) 名取 ・佐田岬半島の青石垣めぐり(4) 神崎 ・佐田岬半島の青石垣めぐり(5) 塩成、三机 ・佐田岬半島の青石垣めぐり(6) 加周、九町 ・佐田岬半島の青石垣めぐり(7) 保内 ・保内の近代建築めぐり その1...
View Article3つの揖斐川橋梁
東大垣駅から、JRの築堤の下を抜けるレンガ造のトンネルを見ながら歩いていると、揖斐川の土手に突き当たった。 坂道を上ると、揖斐川に架かる3つの橋がいっぺんに目に入ってくる。おぉ〜壮観!! 奥の緑色のが、JR東海道線の揖斐川橋梁。手前が、国鉄の初代揖斐川橋梁で人道橋に転用された「揖斐川橋」。 そして左手に単独で架かっているのが、樽見鉄道の揖斐川橋梁。...
View Article姫路周辺の小駅をめぐる
姫路駅へは大阪から新快速で1時間。途中の各停駅にも木造駅舎が残っているなぁと、車窓からちらっと見て 知っていたのだけれど、いつもぴゅっと乗り付けガッツリ爆睡で帰るので(笑)下りることはまずなかった。 先日yumeさんとハモを食べに家島諸島の坊勢島を再訪した帰りに、それらの小駅を巡ってきた。 ちょうどその日は姫路港で花火大会があり夕方には通行規制がかかるというので、早めに姫路駅まで戻ってきたのだ。...
View Article雨を避けて、岡崎へ。
もう半月ぐらい前のことであるが・・・ いつも18きっぷの期限が迫って来るとやきもきする。 ここのところ週末ごとに大雨で、友達との予定も中止になり土日とも一歩も家を出ずに家に缶詰になったり。 たまった写真の整理をしたりダラダラ過ごすのも飽き飽き。。。 先週の土曜日も出かけようと思っていたのに、金曜の夜の時点で近畿圏はすべて大雨予報。あ〜あ。...
View Article龍城温泉で、沈没。
岡崎 続き。 いざ、龍城温泉へ! マキの木のアーチをくぐるアプローチが気分を高揚させる!!ワクワク〜〜 「龍城」というのは、岡崎城のことを言うらしい。 「ゆ」の文字の後ろに豆タイルのモザイクがあるのだが、隠れてしまっているのが残念。。。 暖簾をくぐって一歩入ると・・・おぉ〜、レトロ! 番台、木製ロッカー、丸カゴ、天井扇・・・昔ながらのスタイルをずっと守っておられるようだ。...
View Article純喫茶 紫苑
前々からずっと気になっていたお店。何度か前を通りかかった時には閉まっている様子だったり、 メニューも出ていないし内部の様子が伺い知れないので躊躇してしまっていたのだが、 今日はあちら方面で仕事をしたあと天下茶屋駅に向かって歩いていたら、久々にこのお店の前に出てきたのだ。 見ると「営業中」の札が出ている。ちょうどお昼時なので、入ってみよう。 おぉ・・・。...
View Article南千里駅の小さな自然
阪急南千里駅のホームに木が生えているのをご存知だろうか。 ここに。 飛び出しているのは待合室だろう。 おそらくこの木は正式に植えられたものではなく、いつしか鳥が落とした糞に混じっていた種が芽を出し 成長したものじゃないかと想像する。 南千里ももともとなだらかな千里丘陵の端で雑木林が広がっていた場所だろう。 そこにはこんな鳥たちがたくさん住んでいたに違いない。...
View Article商店街のシャッター
豊中市役所へ行った帰り、岡町の駅前で改修中の店舗の前を通りかかったところ、 シャッターにペンキで絵を描いているおっちゃんが。 ん?横にピラッとテープで貼ってあるのは、この絵の見本だな。 なに、それを見ながらフリーハンドで直接描いてるってか??すごい職人技! 思わず立ち止まって見てしまった。 メロン、牛、スイカ、カニ、アスパラ・・・お惣菜屋か飲食店か。懐かしいタッチのイラストに...
View Article喫茶 NEW white
仕事帰りにあびこ筋を北上して昭和町の駅前(駅上?)までやってきたら、 喫茶ホワイトのかわいい佇まいが目に飛び込んできた。 そうそう、ここ、何度も見てるけど素敵だなぁ。 たばこ屋か散髪屋みたいな雰囲気で、あびこ筋に面しているのが奇跡としか思えない。 壁の文字をよく見たら「white」の上に小さく「NEW」と書かれている。 十分年季が入ってますけど(笑)、2代目の建物なんだろう。...
View Article北畠自治会町会
こないだ仕事の現場へ向かって歩いていたら、横道に何かすごく古そうな住宅が見えた。何だ、あれは? 気になって帰りにまたそのあたりを通って歩いてみたら、、、うわぁ〜〜、すごい! 年季の入った下見板張りの住宅が何棟も立ち並んでいるのである。それも、道の両側に。 そして反対側の道にも。道路側に妻を並べたほぼ同形の住宅は、総二階建てのシンプルな構成。 角地の家は若干形が変わっている部分もある。...
View Article船旅礼讃
オレンジフェリーで大阪南港から東予へ向けて出航。 するすると氷の上をすべるように進む船。夜風が涼しい。 あぁ、船旅はいいなぁ〜 オレンジフェリーは何回か乗っているのだが、今回驚いたことは、 フェリーターミナルの埠頭に停泊していた船が、いざ出航となったときに、 何と、まるで転車台に乗っているかのように、その場で180度転回するのだ!...
View Article佐田岬半島の石垣、再び(1) 正野・串
前回佐田岬半島の青石垣めぐりをしたときに、時間の制約や運転技術の不安から見に行けなかった場所へ、 連れて行ってもらう機会に恵まれた。 今回の旅は元はと言えば、八幡浜から臼杵と別府へ渡る宇和島運輸のフェリーを使って、面白い旅のルートが 組めないかと考え始めたのだった。 南予はまだ見ていない町や見たい風景もある。一方、大分方面の駅舎めぐりもしたいし別府も再訪したい。...
View Article佐田岬半島の石垣、再び(2) 与侈・明神
串からの続き。 「与侈」と書いて「よぼこり」と読める人はほぼいないだろう(笑)。難読地名である。 ところで、山の斜面からちょろっと飛び出しているみかん山モノレール(モノラック)のしっぽを愛でる私に、 高嶋さん曰く、みかん用の索道(ロープウェイ)もありましたよ、と。今はもうほとんどなくなったが、 見たことがあるという。串から与侈に差し掛かったとき、果たして、その実物が姿を現した!!...
View Article佐田岬半島の石垣、再び(3) 松
明神からの続き。 興奮の赤石垣を見たあとは、いよいよ松へ。 松では青石でできた「スベリ」と呼ばれる施設が残っているというので、前から見たいと思っていた。 例の石垣マップには載っていないのだが、ECPRという冊子に写真が載っていたのを見たのだ。 前回の石垣めぐりのきっかけは、近代建築写真展の撤収のときにこの冊子をもらって読んで、 それで俄然愛媛に行きたくなったのだった(笑)。...
View Article佐田岬半島の石垣、再び(4) 平磯・釜木
松からの続き。 海岸線に沿って平磯集落にやって来た。ここで見られるのは大理石の白い石垣。白い石は名取でも見たが、 タテハに積まれた白石垣は初めてだ。 大理石は石灰岩が熱変性作用を受けてできる。ここの石は南予地方の内陸部で見られるカルストの 石灰岩の層と関係があるのだろうか。四国カルストはまだ行ったことがないが訪れたい場所のひとつ。...
View Article池田駅前をうろつく
阪急宝塚線の駅は、普段あまり縁がないからか、駅前をうろつくと不思議な気分になる。 駅は高架で新しく、駅前には立派な商業施設があったりするのに、そのすぐ横には古いまちなみが 静かに息づいている。 池田の駅前も、サンシティという大きな商業施設の向かいに古い市場がある。 「池田中央市場」。 中に入ってみると、平台に商品をずらりと並べた昔ながらのスタイルで、レトロであるが...
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