松からの続き。
海岸線に沿って平磯集落にやって来た。ここで見られるのは大理石の白い石垣。白い石は名取でも見たが、
タテハに積まれた白石垣は初めてだ。
大理石は石灰岩が熱変性作用を受けてできる。ここの石は南予地方の内陸部で見られるカルストの
石灰岩の層と関係があるのだろうか。四国カルストはまだ行ったことがないが訪れたい場所のひとつ。
斜面に建つ家々は割合簡素な造りが多かったが、この平磯集落には立派な門構えのお屋敷がある。
これは地域の有力者の家らしい。
見事な落としづき。ほぼ垂直に差し込まれている。くさびのように、槌で叩き込むのだろうか。
石垣から石垣へと頭上を渡る水のパイプは、ゆる〜く適当な感じでくくりつけられ、なんとも自由奔放な
曲線を描いている。このパイプは結構どこでもこんな具合で、コンクリート製の掲示板の貼り付けられ具合と
通じる、適当さというか大らかさというか(笑)、チマチマ丹念に積まれた石垣とギャップが感じられて面白い。
家と家の間の細い路地は迷路のように続いている。主要な路地に最近手すりが設置されたらしい。
避難経路としてなので、景観としては無粋だが仕方ないのかなぁ。。。
だいたいの方向感覚で進んでいったら畑のあぜになり、まさかの行き止まり!?そんな逍遥もまた楽し。
あるお宅の玄関先に白い犬が鎖につながれずに座っていたので、ちょっと頭をなでてやるとえらく喜んで
いつまでもいつまでも私たちの後をついて来た。最後はまいて逃げるように集落を出たのだが(苦笑)、
外部の客が来てなでてくれることなどめったにないのだろう、うれしかったんだねぇ。
お隣の釜木では山の斜面の石垣に祠がビルトインされ、観音様が祀られている。これも石垣マップに
載っていた場所。
「あ、蛍光灯が新しくなっています」
へぇ、ちゃんと取替えたりしているんだな。
そこに至る道の脇も一面石垣で、その上に民家が建っていたりする。そしてその隙間に木が・・・
まさに自然と人間の共存(笑)。
白い玉石が水玉状に埋め込まれた釜木小学校の可愛い校門。ここもすでに廃校しているとか。寂しいなぁ。。。
統廃合された地域の子供たちはバスで三崎の小学校に通うという。毎日あのくねくね道を通学するのか。
大変だなぁ。
昔は、各集落をつなぐ船の航路があったという。それ、いいなぁ!海から各集落を巡ってみたいなぁ!
こんな細い水路へ下りるための階段が作りつけられていた。かわいい〜〜〜
しかしまぁ、どこもここも石垣だらけ。佐田岬半島は石垣でできている、と言ってもいいくらいだ(笑)。
実にいろんな用途、造形、積み方、石の色合いや質感など、いくら見ても全く飽きない。
しかもそれは単なる飾りでなく、風土に根ざし生活の必要から生まれたものである。
手近な材料を使って作られ長年維持されてきた。
人々が昔からこの地で一生懸命生きてきた、その営みがここにしかない素晴らしい景観を作り出しているのだ。
さぁ、もう日暮れも迫ってきたので北岸周遊はこの辺りまでにして、前回近くまで行きながら
見過ごしていた、大佐田の船蔵と井野浦の畑を見に行くことにする。
天気は相変わらずどんより。
それでも、前日までの予報では完全に雨だったのに、今日八幡浜に着いて以降はほとんど降っていない。
期待をこめて傘を置いて来たのがよかったのだろうか、いや、やはり日ごろの行いの賜物であろう!(笑)
続く。
海岸線に沿って平磯集落にやって来た。ここで見られるのは大理石の白い石垣。白い石は名取でも見たが、
タテハに積まれた白石垣は初めてだ。
大理石は石灰岩が熱変性作用を受けてできる。ここの石は南予地方の内陸部で見られるカルストの
石灰岩の層と関係があるのだろうか。四国カルストはまだ行ったことがないが訪れたい場所のひとつ。
斜面に建つ家々は割合簡素な造りが多かったが、この平磯集落には立派な門構えのお屋敷がある。
これは地域の有力者の家らしい。
見事な落としづき。ほぼ垂直に差し込まれている。くさびのように、槌で叩き込むのだろうか。
石垣から石垣へと頭上を渡る水のパイプは、ゆる〜く適当な感じでくくりつけられ、なんとも自由奔放な
曲線を描いている。このパイプは結構どこでもこんな具合で、コンクリート製の掲示板の貼り付けられ具合と
通じる、適当さというか大らかさというか(笑)、チマチマ丹念に積まれた石垣とギャップが感じられて面白い。
家と家の間の細い路地は迷路のように続いている。主要な路地に最近手すりが設置されたらしい。
避難経路としてなので、景観としては無粋だが仕方ないのかなぁ。。。
だいたいの方向感覚で進んでいったら畑のあぜになり、まさかの行き止まり!?そんな逍遥もまた楽し。
あるお宅の玄関先に白い犬が鎖につながれずに座っていたので、ちょっと頭をなでてやるとえらく喜んで
いつまでもいつまでも私たちの後をついて来た。最後はまいて逃げるように集落を出たのだが(苦笑)、
外部の客が来てなでてくれることなどめったにないのだろう、うれしかったんだねぇ。
お隣の釜木では山の斜面の石垣に祠がビルトインされ、観音様が祀られている。これも石垣マップに
載っていた場所。
「あ、蛍光灯が新しくなっています」
へぇ、ちゃんと取替えたりしているんだな。
そこに至る道の脇も一面石垣で、その上に民家が建っていたりする。そしてその隙間に木が・・・
まさに自然と人間の共存(笑)。
白い玉石が水玉状に埋め込まれた釜木小学校の可愛い校門。ここもすでに廃校しているとか。寂しいなぁ。。。
統廃合された地域の子供たちはバスで三崎の小学校に通うという。毎日あのくねくね道を通学するのか。
大変だなぁ。
昔は、各集落をつなぐ船の航路があったという。それ、いいなぁ!海から各集落を巡ってみたいなぁ!
こんな細い水路へ下りるための階段が作りつけられていた。かわいい〜〜〜
しかしまぁ、どこもここも石垣だらけ。佐田岬半島は石垣でできている、と言ってもいいくらいだ(笑)。
実にいろんな用途、造形、積み方、石の色合いや質感など、いくら見ても全く飽きない。
しかもそれは単なる飾りでなく、風土に根ざし生活の必要から生まれたものである。
手近な材料を使って作られ長年維持されてきた。
人々が昔からこの地で一生懸命生きてきた、その営みがここにしかない素晴らしい景観を作り出しているのだ。
さぁ、もう日暮れも迫ってきたので北岸周遊はこの辺りまでにして、前回近くまで行きながら
見過ごしていた、大佐田の船蔵と井野浦の畑を見に行くことにする。
天気は相変わらずどんより。
それでも、前日までの予報では完全に雨だったのに、今日八幡浜に着いて以降はほとんど降っていない。
期待をこめて傘を置いて来たのがよかったのだろうか、いや、やはり日ごろの行いの賜物であろう!(笑)
続く。