高知へ。吉良川のまちなみ
お正月ずっと更新サボってましたが・・・本年もよろしくお願いします。 新年のブログ初めは去年の秋に行った高知の記事から。。。 ジェットスターの新航路、大阪~高知便を使ってみたいと前々から考えていたのだが、時間帯が中途半端なのと 高知ってあんまりピンとこなくて(苦笑)なかなか手を出せていなかった。...
View Article吉良川の石垣
2019年秋の高知の続き。 吉良川のまちをうろうろ。上手の方には立派な「いしぐろ」を持つ家が並ぶ。 このように基壇部は軽く整形した石を積み、その上の部分には小さな石をみっしり並べ、天端は瓦を葺いている。 角の部分には補強のため隅石が積まれている。 なぜ上まで切石を積まずにわざわざ小さい石を使うのか、、、と思っていたが、ふと思った。...
View Article吉良川の宿、蔵宿
2019年秋の高知の続き。 吉良川のまちの旧土佐街道を端の方まで歩いて行くと、ひときわ立派な蔵が見えてきた。うわっ、すごい! 下半分はなまこ壁で上は水切瓦が幾重にも重なっている。 水切瓦は吹きつける風雨から壁を守るための実用と装飾的な意味合いの他に、ステイタスシンボルでもあったという。 ここでも広い敷地のうちでも表側の目立つところに水切瓦をめぐらせた蔵を配置している。...
View Article吉良川の2つの橋
2019年秋の高知の続き。 吉良川のまちは、西の川と東の川という2つの川に挟まれたところにあり、南側は海に面している。 それによってまちの独立性が高まっているように思われる。 2つの川は完全に別の水系である。こちらは東の川。写真は対岸から吉良川の町を望んだところ。 片側の親柱に「ひか志乃かわはし」と書かれていた。東の川橋、そのままだ(笑)...
View Article奈半利のまちなみを歩く。
2019年秋の高知の続き。 奈半利は「ごめん・なはり線」という土佐くろしお鉄道の路線名(愛称)にもなっていて町の名は前から知っていたが 来るのは初めて。ここも古いまちなみが残っているらしいので、役場の駐車場に車を停めてちょっと歩いてみよう。 東山家住宅は町家形式の外観。つし2階の部分にガラスのはまった窓があり珍しいが、元は吉良川で見たような よろい戸がついていたのではないか。...
View Article奈半利のかわいい石塀たち
2019年秋の高知の続き。 吉良川と同じような水切瓦のある民家が見られる奈半利のまち。玉石がみっしり並んだ塀も吉良川のものと似ている。 しかし奈半利では「いしぐろ」とは呼ばないようだ。 庭付きのお屋敷が多いだけに垣や塀も多く、石塀のまちなみとしてはむしろこちら、奈半利の方が印象が強い。 石のみで積んである石垣はあまり見当たらず、ほとんどは玉石を漆喰などと交互に積み上げた「練り塀」である。...
View Article奈半利 森家住宅を見学
2019年秋の高知の続き。 奈半利の森家住宅は「土佐の交通王」と呼ばれた野村茂久馬の自宅であった。 前までやってきたら、ちょうど「土佐の交通王野村茂久馬展」がこの建物の中で開かれているようだ。 中に入れるのか!ラッキ~! 奈半利の古い建築としては多分いちばん知られているようだが、実際は代表的な建物とは言えないいかもしれない。...
View Article安芸のまちをちょろっとうろつく。
2019年秋の高知の続き。 奈半利からまた西へ向かって走る。今宵の宿は河南市の素泊まり宿。電話して聞いてみたら近くには食べるところが全くない と言うので、市街地で食べるところを探そうと、安芸のまちで車を停めてちょっと歩き出したら、またこちらも面白そう。 日暮れまでに宿へ入ろうと思ったがご飯を食べていたらどうせ夜になるから、日のある間は散策しよう。...
View Article手結港可動橋を見上げる!
2019年秋の高知の続き。 爽やかな朝!!真っ青な海を眺めたりしながら、手結港可動橋へ向かおう。これは当初の予定通り。 私は橋好き、その中でも古い石橋・鉄橋、そして可動橋が好きで、これまでにもいくつかの可動橋を見てきた。 筑後川昇開橋、長浜大橋、末広橋梁、東高洲橋、小天橋、もうなくなったが丸島橋など。本渡瀬戸歩道橋は 立ち寄る時間がなく車窓から見ただけだったな、、、...
View Article高知延長!
2019年秋の高知の続き。 帰りの飛行機が欠航となったため(涙)急遽バスを確保。当初はレンタカーを返却して10時には高知空港に着くつもりだったが、 15時ぐらいまで遊べることになったので気が楽~~(笑) 手結港を後にして、赤岡というまちにもちょっと寄り道。おぉ、このレンガ塀は立派だな!この民家は何だろう。...
View Article旧玉水新地の風景
2019年秋の高知の続き。 もともと高知市内を見るつもりをしておらず何もチェックしていなかったのだが、急遽スマホで何か見どころはあるかと調べてみると 元玉水新地という場所があり、遊廓建築が少し残っているらしいのでちょっと行ってみよう。 レンタサイクルで走るが高知の街は結構広いなぁ(汗) あぁここがそうなのか。なるほど、車の走る道路から一段下がったところに水路があり、その前にいくつかの...
View Article2019.10.5~6 高知お試し旅 もくじ
ジェットスターの関空~高知便を一度使ってみたくて、セールで安くゲットした。一日一往復なので現地滞在時間は ほぼ24時間と短いが、高知ってあまり知らないし軽くお試しで・・・ 行ってみると、独特の形をした民家や石垣・石塀のまちなみがよく残っていてとても素敵!!すっかり気に入った。 その地でしか見られない建物や風景がやはり旅の最大のモチベーション。そしてそれを通じて、その地の風土や歴史を...
View Article新潟邸宅三昧 渡邉邸
こんな真冬に、去年の夏に行った新潟のことを(笑)。 以前、指をくわえて外観だけ眺めていた料亭鍋茶屋、食事をしたら内部を見学させてもらえるということで、 友人とランチしに行こうと計画を立てた。ランチでもかなりお高いのだが・・・覚悟を決めて(笑)。 併せて、毎回少しずつめぐっている新潟の豪邸もいくつか見に行こう。...
View Article新潟邸宅三昧 渡邉邸2
2019年夏の新潟の続き。 豪農豪商大地主で、庄屋も務めた関川村の渡邉家。土間に面した剛健質実な業務空間に対して、庭園に面した もてなし空間は豊かな意匠が見られる。 式台のある玄関の間には床の間があり、そこの壁や襖に貼られた唐紙は「入違雨龍」という大型の紋である。 よく見ると、小さな竜が2匹向かい合っている。カワイイ~~ その隣の二の間の壁紙。 松の苗木模様?こちらもかわいいな!...
View Article越後下関のまちなみ
2019年夏の新潟の続き。 渡邉邸から川を渡ってすぐの高瀬温泉の宿は、どっぷり昭和な雰囲気と設備だったが料理は素晴らしく豪華だった! 関川村は少し内陸部だけど、新鮮な魚介類が港から届き、山の幸、村上牛、もちろん美味しいお米も!岩船と呼ばれるこの地域で 穫れるお米は新潟米よりも美味しいとか。そして山形に近く気候も似ているためフルーツの栽培も盛んだという。へぇ~!...
View Article新潟邸宅三昧 東桂苑(渡邉家御新宅)
2019年夏の新潟の続き。 朝イチでたばこ屋のタイルを見たあと、渡邉邸のすぐ近くにある東桂苑へ行く。 公園のように開かれた敷地の中に、木々にまぎれて邸宅が建っている。 すでに9時をまわり開館して雨戸も開け放たれていた。 昨日の夕方渡邉邸のあとに外観だけ見て写真を撮っておいたのだが、雨戸が立てられていたし雨がちだったので暗く、...
View Article新潟邸宅三昧 椿寿荘(旧田巻邸)
2019年夏の新潟の続き。 東桂苑を出て新潟方面へ1時間ほど車を走らせ、椿寿荘にやってきた。 予定ではこの近くの店でランチをする予定だったのだが、何と休み。ショック!!代わりになる店も見当たらないので、仕方なく昼抜きで 椿寿荘の見学をすることに。。。(空腹) 道路に面した門を入って右に折れると、立派な薬医門が見えた。...
View Article新潟邸宅三昧 旧笹川家住宅
2019年夏の新潟の続き。 椿寿荘のあと北方文化博物館を再訪する予定だったが、旧笹川家住宅が祝日明けの火曜日が定休と気づき急遽差し替え。 笹川家は、安土桃山時代にこの地に移り住んでから14代300年以上も続いた名家で、江戸時代には代々大庄屋を務めた。 大庄屋制は徳川封建下の制度であり、地方郷士が大庄屋に任命され、村々の庄屋の統括、年貢の収納、命令の伝達を行い、...
View Article新潟邸宅三昧 旧笹川家住宅2
2019年夏の新潟の続き。 笹川邸はめちゃ広かった。。。 三の間の真裏にあたる、家老の間。この天井の高さからすると10畳は狭く感じる。 シンプルな床の間と宙に浮いたような床脇の天袋。しかし・・・これも天袋というのかな? 上にくっついているのが天袋、下にあるのが地袋。これは・・・中袋?? そこに描かれた南天の絵は有名な絵師によるものだろうか。なかなか素晴らしい。冒頭の写真はここの引き手。...
View Article白根のまちをちょろっとうろつく。
2019年夏の新潟の続き。 笹川邸のある白根というまちは、鉄道駅から遠く離れているが中心部に洋風建築の銀行が建っていたり商店街が長く延び 途切れ途切れだけど特徴的な妻入りのまちなみが見える。結構栄えていた場所のようだな。笹団子を買い食いしつつ ちょっと歩いてみよう(笑) まちのランドマーク、北越銀行白根支店。白根町役場として1934(昭和9)年に建てられたとか。...
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