新潟邸宅三昧 北方文化博物館(豪農の館)再訪
2019年夏の新潟の続き。 さて最終日の朝からやってきたのは北方文化博物館(豪農の館)。旧伊藤文吉邸。ここに来るのは2回目。 このお城のようなスケールの大きいアプローチにはやっぱり圧倒される! 笹川邸は祝日明けが定休と気づいて訪問順序を急遽入替えたのだったが、ここは年中無休なのでありがたい。 前回は夕方もう閉館まであまり時間がなく館内をゆっくり見れなかったので、今回はじっくり見たい!...
View Article新潟邸宅三昧 北方文化博物館(豪農の館)再訪2
2019年夏の新潟の続き。 北方文化博物館(豪農の館/旧伊藤文吉邸)を再訪したのは、やっぱりここをもう一度見たかったから。 湯殿の廊下!!通常は非公開だが、3年前に訪れたとき、たまたま話の流れで見せて頂けることになり、当時WEB上にも ほとんど全く上がっていなかった敷瓦パラダイスの思いもかけない「発見」に驚愕したのだった。...
View Article新潟邸宅三昧 北方文化博物館(豪農の館)再訪3
2019年夏の新潟の続き。 前回ダッシュで外観を見た三楽亭にもふたたび案内して頂く。 今回は中へ上がらせて頂いた。うわぁ、うれしい~!! 三楽亭は、6代目伊藤文吉が自ら設計して建てた正三角形の書斎兼茶室。1891(明治24)年築。 こちらは主屋に展示されていた三楽亭の模型。内部は三部屋に分かれているのがよく分かる。 これはさながら、明治のスターハウスじゃないの!!...
View Article木揚場教会
2019年夏の新潟の続き。 北方文化博物館(豪農の館/旧伊藤文吉邸)から戻ってきた。1時で予約の鍋茶屋のランチまで少し時間があるので 木揚場教会を見に行こう。 縦長窓が並ぶ洋風な外観で、入口のひさしを支える細い円柱とその奥に見える入口上の半円形の窓が気になるが、 ペタッとした壁の二階建ての建物は古いのか新しいのかよく分からない感じ。。。...
View Article鍋茶屋へ!
2019年夏の新潟の続き。 木揚場教会から急いで戻ってきて、いよいよこの旅の最大の目的、古町の老舗料亭鍋茶屋の ランチに!!三度目の新潟で、まさに三度目の正直。ここの入口はアーケードの商店街でなく 細い「鍋茶屋通り」に面しているのだが、向かいの区画の1軒分が専用のアプローチとして 使われ商店街からここを通って直接アクセスすることができる。参道のようで面白いな!...
View Article鍋茶屋 応接室
2019年夏の新潟の続き。 鍋茶屋ランチのあと仲居さんに案内していただいての館内見学、最大の見どころはやっぱりこの応接室!! 部屋に踏み込むとまず驚くのが、濃い陰影を作っている天井いちめんの漆喰レリーフ!うわぁ!ゴージャス!! 円弧と直線のみでできた四葉の連続模様。 全体的に和風の建物の中に一部だけ洋風でつくられたこの応接室は、ヨーロッパを外遊した3代目がイタリアから...
View Article鍋茶屋の大広間たち
2019年夏の新潟の続き。 鍋茶屋ランチ後の建物見学。十九番の間の真上にも大広間がある。美しい欄干がめぐった2階の廊下。 ここからさっきの応接室の2階部分、3階部分がよく見えた。あっ、3階には丸窓があるんだな。 おや、あれはステンドグラスじゃないの!?和室にステンドグラスとは!!丸窓でなく丸いデザインのようだ。...
View Articleみなとぴあと新潟港風景
2019年夏の新潟の続き。 これまで2回新潟を訪れたが、みなとぴあは古町あたりからもちょっと距離があるので、まだ見れていなかった。 鍋茶屋ランチのあとに行ってみよう。今回は車があるのでらくらくアクセス。 みなとぴあはいくつかの建物からなる新潟市歴史博物館である。日本一長い川、信濃川の最下流のウォーターフロントにひろびろと...
View Articleイタリア軒のステンドグラス
2019年夏の新潟の続き。 友人との充実した新潟の旅もそろそろエンディングが近づいてきたので、最後にホテルイタリア軒でお茶することに。 ちなみに私たちが泊まったのは別のビジネスホテルだけど(笑) 現在のイタリア軒の外観はこんな感じで特に惹かれるわけでもない。 タイル貼りの壁の中央にぽつりとひとつ配されたクアトロフォイル(四葉型)の窓。写真を拡大して見ると、グリルが...
View Article空港までの道すがら
2019年夏の新潟の続き。 イタリア軒でお茶したあと、近くにある吉野活版所を見に行く。1916(大正5)年築。 木造モルタル塗りの建物だが正面に凝った洋風意匠の装飾壁が立ち上がりおしゃれな外観。 使われているのかどうかは不明だが、ちゃんと手入れされているようできれいな姿なのがうれしいね。 「吉野活版所」のフォントもいいなぁ。雁木のアーケードが1階に取り付けられている。...
View Article2019.7.14~16 新潟邸宅三昧の旅 もくじ
あこがれの鍋茶屋でランチ&見学しようと友人と計画。そしてこれまでにも少しずつ巡っている 「にいがた庭園街道」の邸宅もいくつか行ってきた。 今回は行きはピーチで安く、帰りはANAの夕方便を使って効率的に、3日間の新潟旅を満喫した! ・新潟邸宅三昧 渡邉邸 ・新潟邸宅三昧 渡邉邸2 ・越後下関のまちなみ ・新潟邸宅三昧 東桂苑(渡邉家御新宅) ・新潟邸宅三昧 椿寿荘(旧田巻邸) ・新潟邸宅三昧...
View Article旧舘家住宅のタイル
これも去年の秋のことだが・・・ 午前中あいちのたてもの博覧会で滝学園、瀧会館に行ったあと、午後から亀山へ移動し、友人がSNSに上げていた 旧舘家住宅を見に行ってきた。 台風の影響はどうかと少し心配していたが特に被害はなかったようで、通常通り開館していた。 東海道に面した、風格ある蔵付きの町家。目の細かい格子が洗練された印象。...
View Article旧舘家住宅その他
2019年10月に行った亀山宿の旧舘家住宅の続き。 通り土間に面して4部屋が2列に並ぶ間取り。玄関に近い2部屋だけ床が15cmほど低いのは、ここが商売の スペースで、プライベート空間と分ける意味という。 いちばん玄関に近い板の間の後列にある部屋から蔵に直結している。商売をしていたときには客の求めに応じて 奥から商品を取り出しては広げて見せていたのだろうか。...
View Article旧田中家別邸 洋間
先月、ピーチの午後便で鹿児島へ行って来た。 鹿児島には何回も行っているが大隅半島の方はほんの一部しか行っておらず、一度ゆっくり回ってみたいと 思っていた。今回は建築めぐりではなく、滝をめぐったり温泉に浸かってのんびりしようと。 空港からレンタカーで出発したが、宿泊地の鹿屋まではナビによると2時間半ほどかかるらしい。結構あるな(汗)...
View Article旧田中家別邸 大広間
2月の鹿児島の続き。 旧田中家別邸は洋間だけでなく和館も素晴らしかった。 洋間からつながった和室は「次の間」で、四方が建具に囲まれている。 しかし12.5畳と広い!部屋は雁行配置になっているので、全ての部屋が角部屋で明るいのだ。 そしてそこから続き間になっている、大広間がこちら。真っ先に目に飛び込んでくるのがこの欄間!!...
View Article旧田中家別邸 居住部分
2月の鹿児島の続き。 これまで見て来た古い民家はたいがいどこでも、客人用の玄関の他に家人用の通用口が別にひとつかふたつあったのと同様、 旧田中家別邸にも入口がもうひとつある。通用口を入ると土間で、その奥に台所が続く。 台所の一角の板の間から上へ上がる階段が。台所は吹き抜けだが土間の上に2階スペースがあるらしい。 ただし、ここは立入禁止。 何かとてもモダンな階段。後付けだろうか?...
View Article旧田中家別邸 洗面所など
2月の鹿児島の続き。 だんだん地味になって来たが(苦笑)・・・もう少し続けよう。 ちょっと面白いスペースがある。それは台所の板の間からつながっていて、唐突に現れる洗面所。 まず建物内での配置が見慣れない。だいたい水場は離れになっていたり建物の端っこ、そうでなければ中庭に面した 場所などに配されていることが多いが建物の中央部にあるのでちょっと意外だし、同じ場所でも廊下側から...
View Article大隅半島の滝めぐり 轟の滝と神川大滝
2月の鹿児島の続き。 鹿屋は、3年前に鹿児島湾のフェリーを乗りに行ったときに(まだ書いていないな汗)、バスの乗継ぎで降り立ったことがある。 中心部の商店街は広い範囲にわたっており、鉄道駅があったときは大隅半島の主要都市として相当賑わっていたん だろうなと思わせたが、今は結構寂れている印象があった。それでも大隅半島の宿を検索するとほとんどが鹿屋だし、...
View Article大隅半島の滝めぐり 雄川の滝
2月の鹿児島の続き。 滝めぐりの3つ目、目指すは有名な雄川の滝。途中で目にする案内板が全然違う道を指しているのが気になりながらも ナビにしたがって走ると、ぐんぐん山道を上って行き目的地周辺に到着。ん?ここ?音もしないし滝がありそうな気配もない。 同じようにナビに連れて来られて困惑気味の人が何組かいる(苦笑)。...
View Article児島醸造石蔵と二階堂家住宅
2月の鹿児島の続き。 轟の滝とあわせて児島醸造石蔵も見に行ってきた。 ほとんど全体が凝灰岩でできていると言えるような大隅半島。石蔵や塀はあちこちで目にするが、 この石蔵は観光スポットとして紹介されているだけにひときわ立派だった。 児島醸造有限会社の醤油などの製品を販売している「石蔵直売所」なのだが、時間が早かったからか、 定休日だったのか店は閉まっていた。...
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