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Channel: まちかど逍遥
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大隅半島の滝めぐり 轟の滝と神川大滝

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2月の鹿児島の続き。

鹿屋は、3年前に鹿児島湾のフェリーを乗りに行ったときに(まだ書いていないな汗)、バスの乗継ぎで降り立ったことがある。
中心部の商店街は広い範囲にわたっており、鉄道駅があったときは大隅半島の主要都市として相当賑わっていたん
だろうなと思わせたが、今は結構寂れている印象があった。それでも大隅半島の宿を検索するとほとんどが鹿屋だし、
レンタカー屋も鹿屋にしかないし、バスも鹿屋バスターミナルがハブになっており、変わらずこの地方の交通の要所である。

さつき苑という丘の上の快適な宿に泊まって温泉や食事を楽しみ、充実の朝食ビュッフェで満腹!!
2日目はまるまる一日、大隅半島を車でうろうろしよう。決めているのは3つの滝だけで、あとはノープラン。
滝は昔から大好きで、昔は滝をめぐってキャンプしたりしていた。今も近くにあれば必ず立ち寄る(但し山は登らない笑)。


朝から東へ向かって走り、途中寄り道をしながらひとつめの滝に到着。こちらは「轟の滝」。


その名の響きに反して、高低差はそれほどなくなだらかな岩盤の上を流れる滝だった。音もそれほど大きくない。
水量が多い時は轟くような音が聞けるのだろうか。
背後にはもう一段の滝があり2段で1セットの滝だ。


岩盤をなめるように流れる水が途中からは白いしぶきを立てながら分散して落ちて行く。
まるで天然のウォータースライダーのよう。


ところで遊歩道の階段が素晴らしくツボを突いてくる!コンクリートを盛って階段を作るのでなく、天然の岩盤を刻んで
段を作ってあるのだ。もともとなだらかな勾配で表面もざらざらしているから階段がなくても登れるだろうが、
縦横にカッターを入れて、踏み面の部分は手作業ではつって平らにしてある。
ちょっとでも歩きやすいようにという誰かの優しさを感じた。


上の段へ上るとこの光景!あぁ滑りたい(笑)怖いけど




上の滝はダムのように一枚の岩盤の全体に均一広がって流れている。あそこまでは近寄ることができなさそうだ。
天然のプールはやはり夏には水遊びのスポットになるらしいが、今は誰もいないのでのんびり写真を撮ったり
水をさわったりして楽しんだ。


お天気もいいし、1ヶ所目からいい滝に出会えてゴギゲン~~~♪


お昼はチェックしていた鹿屋港のみなと食堂へ。12時過ぎに行ったらもう人がいっぱい。すごい人気だな!
「鹿屋市PR特命係長かのやカンパチロウ」(笑)がPRしている通り、ここではカンパチが名物。
全国で最も早くカンパチの養殖に着手したといい、かのやカンパチは鹿屋市漁協認定のブランド魚。少し待って入る。


漬け丼と悩んだがあぶり丼を注文。もれなくカマの煮付けがついてくる。


丼もカマもめちゃくちゃおいしかった!そら人気あるはずだわ。
骨と目玉だけを残してぷるぷるの皮も完食。魚をきれいに食べるのは自信がある(笑)


次にやってきたのは、神川大滝。駐車場に車を停めてすぐのところにあったこの滝。滝つぼにまっすぐ一本の水柱。
柱状節理が見られる岩はオーバーハングしていて滝裏にも回り込めるようになっている。いいね!

しかしこれは神川大滝でなく「神川小滝」だった(笑)。

このすぐそばに3階建てぐらいの展望塔も作られていたが、ヘタレなので階段を上るのはパス(苦笑)。


小滝と言ってもなかなか美形の滝じゃないの。これだけでも車を停めて立ち寄る価値はある。


そこから2~3分ほど歩いたところに本物の神川大滝があった。やっぱり大滝はすごかった!!


高さは25mとそれほど高くはないが、豪快に流れ落ちる水量はかなりのボリューム。苔むした柱状節理がビロードの
ひだのような陰影を作り出している。滝つぼはそそり立った岩に周囲を囲まれ、黒々して深そう。。。


そしてこの滝の特徴は、屏風のようにそそり立つ岩の足元から無数の細い滝が流れ出しているのだ!


伏流水が岩の途中から流れ出しているらしいが、カワイイ~~~!これらのミニチュア滝も実際は3mぐらいはあるだろう。


できればもっと近くまで寄って迫力を感じたいなぁ。と言っても実は滝つぼは怖いので(苦笑)、カヤックでなら!


あぁ、滝めぐりは楽しいな~


続く。

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