2019年夏の新潟の続き。
豪農豪商大地主で、庄屋も務めた関川村の渡邉家。土間に面した剛健質実な業務空間に対して、庭園に面した
もてなし空間は豊かな意匠が見られる。
式台のある玄関の間には床の間があり、そこの壁や襖に貼られた唐紙は「入違雨龍」という大型の紋である。
よく見ると、小さな竜が2匹向かい合っている。カワイイ~~
その隣の二の間の壁紙。
松の苗木模様?こちらもかわいいな!
違い棚の海老束がやたら凝っている。中国家具のようだな。。ところどころこういうクドイ意匠が出てくる(笑)
建物のちょうど中央あたりにある仏間は窓がなく暗い。唐破風のついた風格のある仏壇が置かれていた。
2階へ。ここはお庭が一望できる特等席!
この部屋の襖絵がすごい!一面には波立つ海に枝を伸ばす松と沈みゆく太陽が描かれ、もう一面には水辺に遊ぶ鴨の群れと
新月が描かれている。
そしてその上の欄間は北斗七星!?いや、星が6つしかないから違うな。シンプルながら斬新!
書院の欄間にも鴨が。
違い棚の海老束はこんな軽やかなデザイン。
こちらは通りに面した部分の二階で、「金丸部屋」と呼ばれていた。明治時代に、金丸という集落から1日がかりで
やって来る出入り衆の控え部屋のような用途で使われていたらしい。手厚く迎えられていたことが伺える。
釘隠しはだいたい見つけることができたかな。
襖の引き手も各部屋ほとんど違うものが使われていた。
襖絵や書院の透かし彫り、格子などのディテールを見ていくと楽しい~
裏の座敷が喫茶「茶房本桂」となっていたので、あとでお茶しよう、と言っていたのに、やっぱり見どころがありすぎて
気づけばもうすぐ閉館時間じゃないの(汗)。。しかし喫茶スペースに入らないと奥の座敷を見学できないので
駆け込みでお茶する(苦笑)
お庭に面した明るい座敷に通される。こちらの座敷は本座敷に比べ少し新しそうだな。
菊垣模様の透かし彫りの欄間。
抹茶と、夏らしい涼しげな干菓子。家紋入りの漆塗りのお盆はつやつやとして上質であることが知れる。
あつらえの食器が棚の中に大量に残っていて、こうやって少しでも活用しているとか。
渡邉邸の四季のアルバムをめくりながらお茶を頂いて、閉館時間までゆっくり堪能することができた。
土蔵は見れなかったけど・・・
続く。
豪農豪商大地主で、庄屋も務めた関川村の渡邉家。土間に面した剛健質実な業務空間に対して、庭園に面した
もてなし空間は豊かな意匠が見られる。
式台のある玄関の間には床の間があり、そこの壁や襖に貼られた唐紙は「入違雨龍」という大型の紋である。
よく見ると、小さな竜が2匹向かい合っている。カワイイ~~
その隣の二の間の壁紙。
松の苗木模様?こちらもかわいいな!
違い棚の海老束がやたら凝っている。中国家具のようだな。。ところどころこういうクドイ意匠が出てくる(笑)
建物のちょうど中央あたりにある仏間は窓がなく暗い。唐破風のついた風格のある仏壇が置かれていた。
2階へ。ここはお庭が一望できる特等席!
この部屋の襖絵がすごい!一面には波立つ海に枝を伸ばす松と沈みゆく太陽が描かれ、もう一面には水辺に遊ぶ鴨の群れと
新月が描かれている。
そしてその上の欄間は北斗七星!?いや、星が6つしかないから違うな。シンプルながら斬新!
書院の欄間にも鴨が。
違い棚の海老束はこんな軽やかなデザイン。
こちらは通りに面した部分の二階で、「金丸部屋」と呼ばれていた。明治時代に、金丸という集落から1日がかりで
やって来る出入り衆の控え部屋のような用途で使われていたらしい。手厚く迎えられていたことが伺える。
釘隠しはだいたい見つけることができたかな。
襖の引き手も各部屋ほとんど違うものが使われていた。
襖絵や書院の透かし彫り、格子などのディテールを見ていくと楽しい~
裏の座敷が喫茶「茶房本桂」となっていたので、あとでお茶しよう、と言っていたのに、やっぱり見どころがありすぎて
気づけばもうすぐ閉館時間じゃないの(汗)。。しかし喫茶スペースに入らないと奥の座敷を見学できないので
駆け込みでお茶する(苦笑)
お庭に面した明るい座敷に通される。こちらの座敷は本座敷に比べ少し新しそうだな。
菊垣模様の透かし彫りの欄間。
抹茶と、夏らしい涼しげな干菓子。家紋入りの漆塗りのお盆はつやつやとして上質であることが知れる。
あつらえの食器が棚の中に大量に残っていて、こうやって少しでも活用しているとか。
渡邉邸の四季のアルバムをめくりながらお茶を頂いて、閉館時間までゆっくり堪能することができた。
土蔵は見れなかったけど・・・
続く。