真岡からの続き。
車で益子までやってきた。
陶芸のまちとして名前はよく知っていたし、おしゃれな店があって昔からあこがれていたが、なかなか
これまで来る機会もなかった。とりあえず益子参考館へ行こう。
ここは民藝運動の主導者の一人、濱田庄司の自邸だった場所で、彼の陶芸作品や各地の民芸品コレクションが
展示されている。また、建物自体も田舎の民家に美を見出して移設したものだ。
受付窓口を兼ねた1号館は1871年築の風格ある長屋門。
中に入ると世界各地から集められた特色のある焼き物が、これまた素晴らしい民族布の上に並べられている。
私は昔こういう染織品にハマっていたのだが、今もやっぱり見ると萌えるんである(笑)。
やわらかい織物との対比で焼き物がいっそう映える。
2号館と3号館は大谷石を積んだ石蔵であるが、震災で被害を受けたのだろう、内側に鉄筋コンクリートの
柱を立て梁をぐるりと巡らして耐震補強を施したようだ。
見上げた梁はなんか面白いことになっている。傘を広げたような小屋組、こんなの見たことないなぁ。
もとからなのだろうか!?
ここにも美しい染織品や焼き物や民芸品、そしてタイルもあった!
十分すぎるほど目の保養を。。。
「濱田庄司館」と名づけられたこの建物も長屋門である。
ひしゃくで大胆に釉がけするのをバーナード・リーチが横で見て、英国ではそんな贅沢に釉薬を
使えないと渋ったとか。勢いまで伝わってくる大皿を目の前にしてそういう文を読むと、
会話の光景がありありと浮かんでくる(笑)。
一番奥にある草葺きの母屋が4号館である。
立派な屋根は春風萬里荘と同じスタイルだな。1850年ごろに隣町で造られた庄屋建築で
1942年にここに移築したとある。来客を迎えるために使われていたようだ。
おやっ!?この子・・・紅塵荘(春日野会病院)にいた羊と似ているなぁ。
さすがにこのボリュームの草屋根を支えるために梁が2重3重に重ねられている。
残念ながらこの建物には上がることができず、土間や庭から部屋の中に飾られた作品を眺め
建具によって切り取られた空間とともに楽しむ。
裏には登り窯もある。作業場は窓辺にシンプルなろくろが並び、石積みで囲われた土室(粘土置き場)も
あって、濱田庄司らが創作に打ち込んでいた姿が今も見えるような気がした。
あぁ、美しい日本の民家の庭先を歩き回りながら素敵な焼き物や布などを愛でることができ
ここだけでも十分益子を堪能した!!
さぁ、益子のお店を見て回って、いいのがあれば買いたいなぁ。
続く。
車で益子までやってきた。
陶芸のまちとして名前はよく知っていたし、おしゃれな店があって昔からあこがれていたが、なかなか
これまで来る機会もなかった。とりあえず益子参考館へ行こう。
ここは民藝運動の主導者の一人、濱田庄司の自邸だった場所で、彼の陶芸作品や各地の民芸品コレクションが
展示されている。また、建物自体も田舎の民家に美を見出して移設したものだ。
受付窓口を兼ねた1号館は1871年築の風格ある長屋門。
中に入ると世界各地から集められた特色のある焼き物が、これまた素晴らしい民族布の上に並べられている。
私は昔こういう染織品にハマっていたのだが、今もやっぱり見ると萌えるんである(笑)。
やわらかい織物との対比で焼き物がいっそう映える。
2号館と3号館は大谷石を積んだ石蔵であるが、震災で被害を受けたのだろう、内側に鉄筋コンクリートの
柱を立て梁をぐるりと巡らして耐震補強を施したようだ。
見上げた梁はなんか面白いことになっている。傘を広げたような小屋組、こんなの見たことないなぁ。
もとからなのだろうか!?
ここにも美しい染織品や焼き物や民芸品、そしてタイルもあった!
十分すぎるほど目の保養を。。。
「濱田庄司館」と名づけられたこの建物も長屋門である。
ひしゃくで大胆に釉がけするのをバーナード・リーチが横で見て、英国ではそんな贅沢に釉薬を
使えないと渋ったとか。勢いまで伝わってくる大皿を目の前にしてそういう文を読むと、
会話の光景がありありと浮かんでくる(笑)。
一番奥にある草葺きの母屋が4号館である。
立派な屋根は春風萬里荘と同じスタイルだな。1850年ごろに隣町で造られた庄屋建築で
1942年にここに移築したとある。来客を迎えるために使われていたようだ。
おやっ!?この子・・・紅塵荘(春日野会病院)にいた羊と似ているなぁ。
さすがにこのボリュームの草屋根を支えるために梁が2重3重に重ねられている。
残念ながらこの建物には上がることができず、土間や庭から部屋の中に飾られた作品を眺め
建具によって切り取られた空間とともに楽しむ。
裏には登り窯もある。作業場は窓辺にシンプルなろくろが並び、石積みで囲われた土室(粘土置き場)も
あって、濱田庄司らが創作に打ち込んでいた姿が今も見えるような気がした。
あぁ、美しい日本の民家の庭先を歩き回りながら素敵な焼き物や布などを愛でることができ
ここだけでも十分益子を堪能した!!
さぁ、益子のお店を見て回って、いいのがあれば買いたいなぁ。
続く。