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Channel: まちかど逍遥
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出水のツルと掩体壕

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鹿児島の続き。

黄金色に輝く朝の高尾野駅!
今日は8時に早々と駅前の旅館を出て、ツル飛来地へ向かって走る。せっかく冬に出水に来たので、
有名なツルをちょっと見ておこうと。


近くまで来ると、だだっぴろく広がる田んぼにまるでサギのように(笑)ツルがいる。
飛来地って、こんな普通の田んぼだったのか。


田んぼのど真ん中を貫く細い道をツル観察センターへ向かってゆるゆると走ると、結構近くにツルが
歩いていてちょっと感動!大阪で道端にツルがいるなんてありえないからなぁ~


おぉ~~~こんな近くに!
人間をあまり警戒している様子もなく、チラチラとこちらを見ながら何げな~い感じで距離を保つ。


観察センターはまだ時間が早くて開いていなかったのだが、横の方へ回って見てみると・・・・
うわっ、めちゃくちゃいるじゃないの~~!センターでは餌付けをしてツルを集めているようだ。

ツルのそばに観光客が入ってくるのを防ぐため柵がしてあり(有料の展望台に誘導するためかもしれない)、
外からはあんまりよく見えないので、センターが開いたらちゃんと入場料を払って展望台へ。

うっじゃ~~~!!気持ち悪いほどツルがいる!!ひぇ~~~!!どんだけツルのユートピアなんだ!?

毎年10月中旬から3月頃にかけて、シベリアから越冬のために飛来してくるという。
「現在の羽数 11872羽」って、どうやって数えたんだろう!?
このうち、11617羽がナベヅルで、244羽がマナヅル、11羽がその他のツルだという。

冬以外はここも普通に稲が植わっているのだろうか。。。

いやぁ、もう一生分のツルを見たなぁ(笑)。

そこから出水麓武家屋敷群へ向かって走る途中に、古墳のような小山を発見、ストーップ!!
掩体壕だな。敵の爆撃から飛行機を守るためのコンクリートの構造物である。


第二次世界大戦中、出水には旧海軍出水航空基地がおかれ、戦争の終盤には特別攻撃隊の基地として
使用されたという。ここもか・・・


この辺りには今も数々の基地施設跡が残っているらしい。
戦争遺跡は見ていると辛くなるが、やはり愚かな時代が実際にあったことのリアルな証拠であり
人類の戒めの碑として残さねばなるまい。。。

平和をかみしめながら、武家屋敷へ向かう。

続く。

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