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青森周遊 八戸郊外の建築めぐり

八戸の続き。

新井田川を渡り新むつ旅館へ行こうとしたときに目に留まったこちらは安藤自転車店。
「旧」かな?これはどう見てもやっていない。移転されたのだろうか。
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こんなしゃれた自転車屋さんがある!?半円アーチ型の窓が半分以上看板に隠れているのが残念。。。
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そして新むつ旅館。1898(明治31)年に建てられたこの古い建物は、いまだ現役の旅館なのだ!
玄関部分の破風が左右の深い軒と一体化している。
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そして目につくのが左右の軒先部分の七宝つなぎの装飾。こんなの見たことがないな!
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このエリアは小中野新地という花街だったようで、新むつ旅館も元「新陸奥楼」という遊郭の建築だが、
今は付近も全くそんな雰囲気は感じられない。
今回の旅はフリーツアーを利用したので泊まれなかったが、内装や調度品に価値があり登録有形文化財に
なっているというので、是非中も見てみたい。ガラガラと玄関戸を開けてみた。
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うわぁ~~!広い吹き抜けのホールに、二方向から降りてくるドラマチック階段、頭上には渡り廊下が架かる。
いずれも洋風の手すりが軽やかで、まるで洋館のホールのようだ。これはすごいな!
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すみませ~ん、と声をかけて見学させてもらえないかと聞いたのだが、今日はここを会場に何かの
集会があるらしく、ちょっと今は無理と断られてしまった。
数人の従業員の女性が奥へ伸びる廊下でバタバタと走り回っておられ、見るからに忙しそう。
仕方ない、諦めるか。普通の日なら見せてもらえそうだったのに残念。。。
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さぁ今度は八戸郊外の櫛引八幡宮の境内にある明治記念館へやってきた。その名の通りの明治建築だ。
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この下見板張りの木造建築は、1881(明治14)年に八戸小学校の講堂として建てられ、
八戸市図書館などとしても使われたあと、1959(昭和34)年にこの櫛引八幡宮の境内に移築された。
青森県に現存する最古の洋風建築として県の重要文化財にもなっている。
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1階に幅の異なる2つの両開きドアが並び、その上に色ガラスのファンライトもある。
んー、これは中から見てみたい。
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ガラス戸を開けて呼んでみたが誰も出て来ず。ちらっと見たファンライトは外の白い光を鮮やかな色付きに
変えていた。今は神社の関係者用のバックヤードスペースとして使われているようだが、せっかくの
重要文化財、誰でも見れるように公開してほしいなぁ。
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ところで昨日泊まったホテルは「本八戸」駅近くの繁華街にあった。本八戸や港の方が賑やかで、
八戸駅に来るとちょっと郊外という感じがする。
こちらはそのJR八戸駅の近くにある八戸臨海鉄道本社。かわいらしい一軒家の事務所だな!
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八戸臨海鉄道は貨物専門の第三セクター鉄道で、八戸駅から馬淵川沿いを走り臨海部の工業地帯まで伸びている。
以前貨物列車の走る路線を調べていたときにここもチェックしていたが、そちらはまた一人旅の時に。。。
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ネットで調べていると、八戸駅はもとは尻内駅という名で1891(明治24)年に開業し、元の八戸駅が
1971(昭和46)年に本八戸に改称するとともに尻内から八戸に改称したらしい。
ははぁ、なるほど。

この建物は旧尻内駅の診療所だったものらしい。この場所も含まれるほど駅の構内は今よりずっと
広がっていたのだな。それにしても、この小さな大正時代の建築をずっと手入れしながら大事に使って
おられるのはうれしいことだ!
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続く。

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