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Channel: まちかど逍遥
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鹿児島湯旅 あきしげ湯と南洲館

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鹿児島の続き。

霧島の山からえびの方面に下りてきた。


ナビに従い畑の真っただ中にあるあきしげ湯へやって来た。




ちなみにここは九州八十八湯めぐりにリストアップされているのだが、一見廃屋かと見まごう外観にちょっと
不安を覚えながら前まで行ってみると、ちゃんと営業していた。但し、あと20分で終了だという。
せっかくわざわざやって来たのだからちゃぽんと浸かるだけでも入りたい。


昔は旅館もやっていたのだろう、建物の中は広い。今は手入れもままならない感じなのだが、、、
お湯に浸かってみてびっくり。わずかにモール臭のするお湯はすべすべで滑らかでめちゃくちゃ気持ちいい!
浴槽のふちからするすると溢れていくお湯がもったいないぐらい。




面白いのが露天風呂。奥のドアから外へ出ると庭の一隅に畑の水溜めのような巨大なオレンジ色のタライが
いくつか置いてある。そこになみなみと注がれているのは、とろけるようなあのお湯なのである!


もちろん浸かってみる。気持ちいい~~!
しかし開放的な草原に置かれたタライの中に、すっぽり納まっている自分の姿を客観的に見てみると
かなりオカシイ(爆)


名残惜しみつつ20分で上がったが、あぁ~あのお湯にもう一度入りたい。見かけであなどってはいけないな!
お礼を述べて帰るとき、おかみさんは正座で深々とお辞儀をして見送って下さった。


そこからまた車を走らせ、今宵の宿、栗野岳温泉南洲館へ!ここは一度立ち寄りで温泉に入りに来たことがある。


その時に天然むし湯に入ってめちゃくちゃ気に入ってしまい、一度泊まって蒸され三昧したいと
もくろんでいたのだ。また建物の裏手にある地獄にももう一度行って噴気に巻かれたい(笑)。
ところが・・・である。むし湯の建物の前まで行ってみると張り紙が。なんだ???


「休止中」「閉鎖中」「使えません」・・・どういう表現で書いてあったか忘れてしまったのだが、
とにかくむし湯に入れないらしいのだ!!え~~っ、なんで!?どういうこと!?ショックすぎて張り紙の
写真を撮ることすら思いつかなかったのだ。


あきらめきれず、ドアを開けて中を覗いてみると、奥の穴ぐらの戸が開け放たれている。それなのに
浴室は全然湿気っぽさが感じられない。試しにその穴ぐらの中にも入ってみたが、床のスノコの下からは
ほとんど湯気が出ておらず、温まるどころか逆に風邪を引きそうだ。


例の熊本地震の影響で、噴気が出なくなったのだそうだ。ショック。。。


美味しい食事を楽しみ、桜の湯と竹の湯にゆっくり入ったが、やっぱりめあてのむし湯に入れなかったのは残念。。。


また復活するかなぁ・・・


翌朝、朝食後の散歩に地獄へ行ってみた。こちらは前と同じく湯けむりが渦巻いていて一安心。


続く。

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