尾道からの続き。
※この記事の旅は去年の3月です。
新幹線の時間よりも少し早めに福山に来たのは、1軒見たい建築があったから。
目的の福壽会館は駅の北側にある福山城の一角に建つので、東側の石垣沿いに歩いていく。
この石垣の石が気になる!サーモンピンク色がとてもきれいで、遠目からでも目を引くのだが、
ちょっと変わった質感。近くへ寄ってみると・・・
まるで卵の殻のように、ペキペキと表面が薄く剥がれている。
鞍馬石はたまねぎ状に表層が剥けるのが特徴だが、この石も鞍馬石と同じような性質を持つのか。
他では見ない独特で趣の石垣だ。
あっ、これだ。この立派な門は福壽会館の入口に違いない。長いアプローチを上っていくと建物が
見えてきた。
おぉ、三角屋根に円弧状の玄関ポーチ。こじんまりしたサイズのかわいい洋館。
正面には和館もある。どちらかというと和館の方が大きく、洋館ともつながっているようだ。
立派な唐破風。
銘木が使われていそうな玄関ドアは、ピッタリと閉じられている。
ここは江戸時代には福山藩の御用米を納める五千石蔵があった場所で、海産物商として財をなした
安部和助氏が、1935(昭和10)年~1937(昭和12)年頃に建てたお屋敷。
洋館の玄関も閉まっていたので、呼び鈴を押して見学をお願いすると、和館のほうはイベントの
準備中らしく見れないが、洋館の方は見せてもらえるということだった。
現在は貸し館や各種自主事業に使われているようで、内部は結構きれいになっている。
天井のレリーフと照明器具は各部屋でデザインが違っている。
見れなかった和館の方は数寄屋造りを基本としているらしい。お庭に面した座敷は眺めがよさそうだな!
お庭は広くて池あり築山あり、滝まである。小道を歩くと結構なアップダウンでダイナミックな風景が楽しめる。
洋館の裏側の壁のレリーフもよく見えるな!
変化に富んだ地形に趣向の凝らされたあずまや、石橋、門などのオブジェがちりばめられている。
それぞれの樹形を生かして配置された多様な植物は手入れが行き届き、美しい苔が足もとを覆う。
建物もよかったが、それ以上にお庭がよかった。和館もすばらしいに違いない。是非次の機会に。
まだもう少し続く。
※この記事の旅は去年の3月です。
新幹線の時間よりも少し早めに福山に来たのは、1軒見たい建築があったから。
目的の福壽会館は駅の北側にある福山城の一角に建つので、東側の石垣沿いに歩いていく。
この石垣の石が気になる!サーモンピンク色がとてもきれいで、遠目からでも目を引くのだが、
ちょっと変わった質感。近くへ寄ってみると・・・
まるで卵の殻のように、ペキペキと表面が薄く剥がれている。
鞍馬石はたまねぎ状に表層が剥けるのが特徴だが、この石も鞍馬石と同じような性質を持つのか。
他では見ない独特で趣の石垣だ。
あっ、これだ。この立派な門は福壽会館の入口に違いない。長いアプローチを上っていくと建物が
見えてきた。
おぉ、三角屋根に円弧状の玄関ポーチ。こじんまりしたサイズのかわいい洋館。
正面には和館もある。どちらかというと和館の方が大きく、洋館ともつながっているようだ。
立派な唐破風。
銘木が使われていそうな玄関ドアは、ピッタリと閉じられている。
ここは江戸時代には福山藩の御用米を納める五千石蔵があった場所で、海産物商として財をなした
安部和助氏が、1935(昭和10)年~1937(昭和12)年頃に建てたお屋敷。
洋館の玄関も閉まっていたので、呼び鈴を押して見学をお願いすると、和館のほうはイベントの
準備中らしく見れないが、洋館の方は見せてもらえるということだった。
現在は貸し館や各種自主事業に使われているようで、内部は結構きれいになっている。
天井のレリーフと照明器具は各部屋でデザインが違っている。
見れなかった和館の方は数寄屋造りを基本としているらしい。お庭に面した座敷は眺めがよさそうだな!
お庭は広くて池あり築山あり、滝まである。小道を歩くと結構なアップダウンでダイナミックな風景が楽しめる。
洋館の裏側の壁のレリーフもよく見えるな!
変化に富んだ地形に趣向の凝らされたあずまや、石橋、門などのオブジェがちりばめられている。
それぞれの樹形を生かして配置された多様な植物は手入れが行き届き、美しい苔が足もとを覆う。
建物もよかったが、それ以上にお庭がよかった。和館もすばらしいに違いない。是非次の機会に。
まだもう少し続く。