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網干の山本邸を見に行く(下)

山本邸の続き。

ランドマークの望楼に上ると姫路城から揖保川、瀬戸内海まで望むことができる。
山本真蔵氏はマッチ工場を経営していて、近くにあった工場をここから眼下に眺めていたとか。
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望楼の天井も格天井。
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なまこ壁の土蔵の横の廊下を通って、明治時代に建てられた主屋の方へ。
こちらの座敷も透かし彫の欄間や書院、立派な仏壇など、格式高く見どころが多い。
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2階は天井の低いつし2階となっていることが、明治時代の町家の特徴だ。

中庭に面したガラス戸も凝ったパターンの桟が。
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そしてその上には、こんな水玉模様の障子張りの・・・窓というべきか、何と言うべきか。
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外から見るとどんな感じなのか、近くのトイレの窓から覗いてみた。カワイイ~~♪
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さて庭にも出てみよう。玄関の唐破風の懸魚は、違和感なくおさまっているが何となく洋風の
唐草模様。
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おまけにその内側に見える唐草のレリーフは懸魚と対になっているようにも見える。
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台形に突き出た1階応接間の出窓。2階のよろよろよろい戸。
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あ、書斎のステンドグラスだ!外から見ても美しいなぁ。
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ぐるっと庭を半周回って離れの裏手に行くと。半間の幅で突き出した部分があった。トイレだな。
蔵と離れの狭い隙間へ入り込んで行って見ると・・・
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うわぁ!!!これはすごい!!古そうなマジョリカタイルが、男子便器の回りにみっしりと!!
このパターンは見たことがあるぞ、確か淡路島の珉平焼の流れを汲む淡陶のタイルだ。
孔雀の羽を髣髴とさせる鮮やかなグリーンは、埃まみれになりながらも、全く色あせていない。
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この緑色の便器も古いぞ、昭和のものではないな。やはり離れが建てられた大正初期に作られたに違いない。
忘れ去られたような薄暗い外便所に、こんな貴重なタイルがいちめんに貼られているとは!!
何でこんなところに・・・・謎だ。
ちなみに、脇の戸を開けると大便器があったが、そちらは壁や床は板張りで全く味気ないものだった。

しかしガイドのおっちゃん、ここを案内してくれないてどういうこと!?一番の見どころやん!!
最後にいちばん興奮した(笑)
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ところで、山本邸のはす向かいに建つ「まる万鮮魚」の建物も古そうだなぁと、見学前に写真を
撮っていたのだが、この建物が実は元山本邸の離れ座敷を移築したものだというから驚いた!
1階部分は新たに作られ、2階に移築部分を載せたらしい。
言われてみれば、2階の窓は腰高窓でなく足元まであるし、格子のパターンは山本邸主屋と似ているな。
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横の鳥居は金刀比羅神社。室津街道に面したこの一帯は丸亀藩の飛び地だったのだとか。

いやぁ~~期待以上に素晴らしい山本邸、見どころが多かった!ほんとは追い立てられずに
もうちょっとゆっくり見たかったな(苦笑)


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