江津からの続き。
廃線跡めぐりが終わってからそのまま江の川沿いを歩いて江津本町へ向かう。
江津駅前から続く道路が江の川を渡るための取付道路の際に1軒の近代建築が建っている。
この奇妙な色に塗られた建物は旧矢上銀行江津支店。今は「キトサン本舗」という名の店のようだが、
パラペット部分には店名と共に「NONIジュース」「新古美術」、入口には「カラオケ&喫茶白夜」の
看板が出ている。???
しかし営業している気配は感じられなかった。
一時は、取付道路から建物の2階へ直接入る通路と入口が設けられていたようで、何とも謎めいた
建物だ(笑)。
江津から出雲方面へ向かう山陰本線が江の川を渡る、5連の曲弦ワーレントラスの江の川橋梁。
一方、三江線は江の川を渡らず左岸を上流に向かって遡っていく。
江津本町のまちに入ってすぐ、三江線の高いガードの直下にある「豆茶香」というお店。
ここでお昼ごはんを食べようと目をつけていた。
古い民家か作業場のような建物を改修したお店で、とてもいい感じ。
ランチはお惣菜っぽいおかずがおいしくて、カボチャのタルトまで頼んで、まったり過ごす。
居心地がよくて、お客さんも次々とやってくる人気店だ。
お店のお姉さんは気さくで、私のカメラを見て「旅行ですか?」と話しかけてくれた。
「もしかして三江線ですか?」「そうです。このあと江津本町から乗るんです。ここからだと駅まで
10分ぐらいですか?」「15分ぐらい見ておかれた方が。私たちほとんど行ったことないんですけどね」
「ええ~っ、地元なのに、乗りましょうよ~~」「えー何もないでしょ」
・・・いやいやありますあります、素晴らしい景色が!楽しくて寝てるヒマなんてないですよ!!
廃線跡めぐりをしたので江津本町のまちをゆっくり歩く時間はもうない。駅まで行く途中にさらっと
見るぐらいだな。
前にも見た、黒く塗られた壁と黄色い屋根が独特の旧花田医院。
まわりのオレンジ色の石州瓦とは明らかに違う、黄色い瓦。また家紋の部分は織部の緑色が使われていて
すべて特注品なのだろう。
藤田本家。
元江津町役場・江津市役所、現在は甍街道交流館となっている。モダンでカッコイイなぁ!!
これは横田家住宅。さっきの藤田本家とも同じく、屋根の上にドーマーウィンドウのような小さな屋根が
ぴょこんと載っているが、窓ではない。何のためのものだろう。。
このエリアは古く立派な住宅が建ち並び、「甍街道」の名がふさわしく美しい石州瓦の屋並が見られる。
旧郵便局のあるこの細い通りがメインストリートなのだとか。
4年前に掘り返していたメインストリートの道路工事ももちろん完了していて、美しい状態に復旧されていた。
水路沿いにあるのは「鼻ぐり石」と呼ばれる牛馬をつないでおくための石。言わば、路上パーキングだな(笑)。
さて、江津本町の集落を外れて5分ほど歩き、タヌキが出そうな切通しの道を抜けると江津本町駅が現れる。
駅舎のない無人駅だが、川沿いの静かなロケーションにある江津本町駅を、私はとても気に入っていて
4年前に来たときも、この棒線ホームで30分以上過ごした。
しかし、江津本町のまちなかでなくまわりに川しかないこんな辺鄙なところに駅を作ったのは、やはり
当時鉄道が迷惑施設と思われ敬遠されたからだろうか。まちのそばの便利な場所に駅が作られていたら、
今の状況は多少とも変わっていただろうか・・・
さぁここからまた三江線の列車に乗って、広島へ向けて帰りながらあといくつか駅舎をめぐろう。
続く。
廃線跡めぐりが終わってからそのまま江の川沿いを歩いて江津本町へ向かう。
江津駅前から続く道路が江の川を渡るための取付道路の際に1軒の近代建築が建っている。
この奇妙な色に塗られた建物は旧矢上銀行江津支店。今は「キトサン本舗」という名の店のようだが、
パラペット部分には店名と共に「NONIジュース」「新古美術」、入口には「カラオケ&喫茶白夜」の
看板が出ている。???
しかし営業している気配は感じられなかった。
一時は、取付道路から建物の2階へ直接入る通路と入口が設けられていたようで、何とも謎めいた
建物だ(笑)。
江津から出雲方面へ向かう山陰本線が江の川を渡る、5連の曲弦ワーレントラスの江の川橋梁。
一方、三江線は江の川を渡らず左岸を上流に向かって遡っていく。
江津本町のまちに入ってすぐ、三江線の高いガードの直下にある「豆茶香」というお店。
ここでお昼ごはんを食べようと目をつけていた。
古い民家か作業場のような建物を改修したお店で、とてもいい感じ。
ランチはお惣菜っぽいおかずがおいしくて、カボチャのタルトまで頼んで、まったり過ごす。
居心地がよくて、お客さんも次々とやってくる人気店だ。
お店のお姉さんは気さくで、私のカメラを見て「旅行ですか?」と話しかけてくれた。
「もしかして三江線ですか?」「そうです。このあと江津本町から乗るんです。ここからだと駅まで
10分ぐらいですか?」「15分ぐらい見ておかれた方が。私たちほとんど行ったことないんですけどね」
「ええ~っ、地元なのに、乗りましょうよ~~」「えー何もないでしょ」
・・・いやいやありますあります、素晴らしい景色が!楽しくて寝てるヒマなんてないですよ!!
廃線跡めぐりをしたので江津本町のまちをゆっくり歩く時間はもうない。駅まで行く途中にさらっと
見るぐらいだな。
前にも見た、黒く塗られた壁と黄色い屋根が独特の旧花田医院。
まわりのオレンジ色の石州瓦とは明らかに違う、黄色い瓦。また家紋の部分は織部の緑色が使われていて
すべて特注品なのだろう。
藤田本家。
元江津町役場・江津市役所、現在は甍街道交流館となっている。モダンでカッコイイなぁ!!
これは横田家住宅。さっきの藤田本家とも同じく、屋根の上にドーマーウィンドウのような小さな屋根が
ぴょこんと載っているが、窓ではない。何のためのものだろう。。
このエリアは古く立派な住宅が建ち並び、「甍街道」の名がふさわしく美しい石州瓦の屋並が見られる。
旧郵便局のあるこの細い通りがメインストリートなのだとか。
4年前に掘り返していたメインストリートの道路工事ももちろん完了していて、美しい状態に復旧されていた。
水路沿いにあるのは「鼻ぐり石」と呼ばれる牛馬をつないでおくための石。言わば、路上パーキングだな(笑)。
さて、江津本町の集落を外れて5分ほど歩き、タヌキが出そうな切通しの道を抜けると江津本町駅が現れる。
駅舎のない無人駅だが、川沿いの静かなロケーションにある江津本町駅を、私はとても気に入っていて
4年前に来たときも、この棒線ホームで30分以上過ごした。
しかし、江津本町のまちなかでなくまわりに川しかないこんな辺鄙なところに駅を作ったのは、やはり
当時鉄道が迷惑施設と思われ敬遠されたからだろうか。まちのそばの便利な場所に駅が作られていたら、
今の状況は多少とも変わっていただろうか・・・
さぁここからまた三江線の列車に乗って、広島へ向けて帰りながらあといくつか駅舎をめぐろう。
続く。