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Channel: まちかど逍遥
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スワンタイルカフェ

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多治見の続き。

モザイクタイルミュージアムに行く前に、多治見駅からバスに乗ってスワンタイルカフェに行ってきた。


日東製陶所の倉庫の一棟をカフェにしたもので、内装はタイルづくし!タイル小物の販売や
ワークショップもやっていて、タイルの魅力発信の場となっている。




元倉庫の高い天井を生かしたロフト席でから揚げランチを。上から見下ろす光景がいいね!
下のフロアはテーブルや床がタイル貼り。青い照明の笠は釉薬桶だとか(笑)


食後、併設された工房を見に行くとかわいいタイルがいっぱい!
ここではコースターや写真立てなどをつくることができ、タイルの量り売りもしてくれる。


このスワンタイルカフェのオープンは、モザイクタイルミュージアムにあった年表にも書かれていた
ぐらいだから、業界の中では画期的な試みだったのだろうか。今や次から次へとお客が訪れる
すごい人気スポットである。

この場所は陶磁器メーカーが集まる美濃焼卸団地のど真ん中で、バスの本数が少ないのが難点。
帰りはタクシーを呼んだのだが、2千円かかってしまい(汗)これなら車を借りてもよかったなぁ・・・と。

丘陵地に立地する工業団地の玉垣が美しい。タクシーの車窓から。


多治見の駅前の全面タイル貼り公衆トイレが素敵。サンドベージュのレンガ風タイル、穴あきテラコッタ、
やっぱり湿式の質感がいいなぁ。


駅からエスカレーターで降りてくる目線を意識して、屋根の上もモザイクタイルが貼り詰められていた。


軒裏にもあえて地味な色の花形のモザイクタイルが一面に!


今は公共建築に使われることが多いが、一般の住宅、それも外壁にモザイクタイルが使われることは
もうほとんどなくなった。モザイクタイルの聖地(笑)笠原でも、まちなかを歩いて見かけるタイルは
ごくわずかだ。家の中にはまだまだあるのだろうか。。。


駄菓子屋さんの床のタイル。


元事務所だろうか。外壁の腰貼りタイル。


民家の壁の一部にタイル。


歩いていて窯を見つけた。しかし今は使われていなさそうだった。。。
今は工業団地などに集約されているんだろうが、かつては軒先にこういった小さな窯を持つ家内制手工業の
ようなメーカーがフットワーク軽く顧客の注文に応じていたのだろうな。


道路のコンクリートの中に混じっていたモザイクタイル。この町ではタイルは石ころなのである(笑)


続く。



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