mayumamaさんと、多治見のモザイクタイルミュージアムへ行ってきた。
以前は「モザイク浪漫館」という仮の施設に、取り壊される建物から救い出したタイルやデッドストックなどを
大量に保管してあった。長年のミュージアム構想がようやく実現して、今年6月にオープンすると
DMをもらっていたのだった。
多治見駅前からバスで約20分。目の前に小山が現れた!!
そして・・・人がいっぱい!
粘土の採掘場をモチーフにした斬新な建物は藤森照信氏の設計。笹に埋め尽くされた前庭や、頭髪のように
屋根の上にちょろちょろと生えた松など、長湯温泉のラムネ温泉館と似た雰囲気で、絵本に出てきそうなかわいさ!
くねくね小道を下りて行くとたどり着く小さなドアは登り窯のイメージなのだとか。
黄色っぽい土壁に点々と見えたものは、いろんなタイルや器のカケラ。カワイイ~~
建築家でこんな乙女な建物をつくる藤森さんはすごい!
足もとの六角形の石畳はどこかの石垣だったものだろう。これも一種のモザイクと言えるな!
まずは4階へ上る。
ドーム状の天井にはぽっかりと大きな穴が開いていて、くもの巣のようなモザイクタイルの樹が。
雨が降ったらもちろん濡れるのだが、水滴がついてキラキラ光るのもまたきれいなのだそうだ。
半オープンエアのテラス空間には、廃業したお風呂屋から外してきたタイル絵やデッドストックのモザイク画、
タイル貼りの浴槽やシンクなどが展示されている。水まわりに使われたタイルならではの展示だ。
多治見、特に笠原は日本一のモザイクタイルの生産地であった。
モザイクタイルとは大きさによる呼称で、面積がおおむね50cm2以下のタイルで、約30cm角の
ユニットになったもの。昭和25年ごろから国産品が大量生産され始め、3~40年代に爆発的に普及した。
小面積だったりいびつな形の部分や微妙な曲面でもびっしりと張り詰めやすいので、
住宅の台所やお風呂場などに広く使用された。
点描画の手法で絵や模様を描き出すことができるので、お風呂屋の壁画など装飾にも重宝された。
しかし人件費の高騰や、水まわり設備のユニット化、タイル以外の新建材の普及等により、
モザイクタイルの出番は急速に減少していった。
なので、モザイクタイルは昭和3~40年代の雰囲気を強くかもし出すアイテムであり、
昭和レトロなかわいさがここ数年大人気だ。
竹形タイルもまぁいろんな種類があるもんだな!リアルなタケノコがカワイイ~~
以前モザイク浪漫館を訪れたときにお話をした安藤さんがボランティアガイドとしていろいろ
説明して下さった。もちろん覚えてはおられないだろうが、お元気でよかった。
ミュージアムの収蔵品には、タイルの商社を営んでいた安藤さんのデッドストック品も多数。
3Fにはカタログやサンプルが展示されていた。
玉石タイルというのはいかにも日本的なタイルだが、各社が微妙な違いを競ったようで
いろんなバリエーションがあって見ていると楽しい楽しい!
出荷するためユニットにしてタイルの表面に紙を貼り付ける。この木の型に入れれば目地分の隙間を
あけられるという寸法。
真四角や六角形、ひし形などの同形の組み合わせのほか、私がパズルモザイクと呼んでいる、
複雑な形の組み合わせも。
きれいだなぁ!かわいいなぁ!
京都の静坐社という建物が今年の5月に解体されたのだとか。その玄関前の装飾壁もここに救出されていた。
・・・しかし、ここの収蔵物が増えるということは、建物がどんどんなくなっているということ。
悲しいなぁ。。。
2階は現行のタイル製品が多数展示され、リフォーム相談などもやっているようだった。
結局1時間半ほどたっぷり楽しんだ。
笠原町庁舎の跡地に建てられたモザイクタイルミュージアム。地域が誇るタイル産業の集大成と
言える施設が、うまく時代の波に乗って、とてもいいタイミングでオープンしたなぁ!
以前は「モザイク浪漫館」という仮の施設に、取り壊される建物から救い出したタイルやデッドストックなどを
大量に保管してあった。長年のミュージアム構想がようやく実現して、今年6月にオープンすると
DMをもらっていたのだった。
多治見駅前からバスで約20分。目の前に小山が現れた!!
そして・・・人がいっぱい!
粘土の採掘場をモチーフにした斬新な建物は藤森照信氏の設計。笹に埋め尽くされた前庭や、頭髪のように
屋根の上にちょろちょろと生えた松など、長湯温泉のラムネ温泉館と似た雰囲気で、絵本に出てきそうなかわいさ!
くねくね小道を下りて行くとたどり着く小さなドアは登り窯のイメージなのだとか。
黄色っぽい土壁に点々と見えたものは、いろんなタイルや器のカケラ。カワイイ~~
建築家でこんな乙女な建物をつくる藤森さんはすごい!
足もとの六角形の石畳はどこかの石垣だったものだろう。これも一種のモザイクと言えるな!
まずは4階へ上る。
ドーム状の天井にはぽっかりと大きな穴が開いていて、くもの巣のようなモザイクタイルの樹が。
雨が降ったらもちろん濡れるのだが、水滴がついてキラキラ光るのもまたきれいなのだそうだ。
半オープンエアのテラス空間には、廃業したお風呂屋から外してきたタイル絵やデッドストックのモザイク画、
タイル貼りの浴槽やシンクなどが展示されている。水まわりに使われたタイルならではの展示だ。
多治見、特に笠原は日本一のモザイクタイルの生産地であった。
モザイクタイルとは大きさによる呼称で、面積がおおむね50cm2以下のタイルで、約30cm角の
ユニットになったもの。昭和25年ごろから国産品が大量生産され始め、3~40年代に爆発的に普及した。
小面積だったりいびつな形の部分や微妙な曲面でもびっしりと張り詰めやすいので、
住宅の台所やお風呂場などに広く使用された。
点描画の手法で絵や模様を描き出すことができるので、お風呂屋の壁画など装飾にも重宝された。
しかし人件費の高騰や、水まわり設備のユニット化、タイル以外の新建材の普及等により、
モザイクタイルの出番は急速に減少していった。
なので、モザイクタイルは昭和3~40年代の雰囲気を強くかもし出すアイテムであり、
昭和レトロなかわいさがここ数年大人気だ。
竹形タイルもまぁいろんな種類があるもんだな!リアルなタケノコがカワイイ~~
以前モザイク浪漫館を訪れたときにお話をした安藤さんがボランティアガイドとしていろいろ
説明して下さった。もちろん覚えてはおられないだろうが、お元気でよかった。
ミュージアムの収蔵品には、タイルの商社を営んでいた安藤さんのデッドストック品も多数。
3Fにはカタログやサンプルが展示されていた。
玉石タイルというのはいかにも日本的なタイルだが、各社が微妙な違いを競ったようで
いろんなバリエーションがあって見ていると楽しい楽しい!
出荷するためユニットにしてタイルの表面に紙を貼り付ける。この木の型に入れれば目地分の隙間を
あけられるという寸法。
真四角や六角形、ひし形などの同形の組み合わせのほか、私がパズルモザイクと呼んでいる、
複雑な形の組み合わせも。
きれいだなぁ!かわいいなぁ!
京都の静坐社という建物が今年の5月に解体されたのだとか。その玄関前の装飾壁もここに救出されていた。
・・・しかし、ここの収蔵物が増えるということは、建物がどんどんなくなっているということ。
悲しいなぁ。。。
2階は現行のタイル製品が多数展示され、リフォーム相談などもやっているようだった。
結局1時間半ほどたっぷり楽しんだ。
笠原町庁舎の跡地に建てられたモザイクタイルミュージアム。地域が誇るタイル産業の集大成と
言える施設が、うまく時代の波に乗って、とてもいいタイミングでオープンしたなぁ!