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Channel: まちかど逍遥
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料亭まつむら 芙蓉の間

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半年ぶりの友達と夜に食事しようと、料亭まつむらを予約した。
ここは以前ランチに来たことがあるので、夜でも結構お手頃な値段から食事できると知っていたのだ。
とはいっても、元々住友別邸だったお屋敷で、全くと言っていいほど現代的改築が加えられておらず、
平屋建てで池のあるお庭があり、雑然とした天王寺駅前の一角とは全く信じられない異空間なのである。

以前来た時もすでにそうだったが、背後にまるで屏風のようにマンションがはだかり、風前の灯のような、
なんとも危うい印象を受ける。すぐ前の土地がそのマンションの専用アプローチ庭になっているのは
前からだったんだろうか??門があり住人しか入らない緑地なので、お向かいとしてはかなり良好な環境だ。
しかしこの住友不動産のマンションの敷地も、元はまつむらとひと続きの住友家のお屋敷だったんだろう。

さて、入ろう。
うーん、東京の鳳明館朝暘館を彷彿させる旅館のようなエントランスは気取ってなくて入りやすい。
(前も同じことを書いているな/笑)
気さくな笑顔で迎えられ、廊下を歩いて案内された先は、、、離れ!こんなお部屋があったのか~

芙蓉の間というらしい。

ランチの時は広い座敷に通された。そこも池に面した席でゆったりしてよかったのだが、
廊下から中庭に一部屋だけ突き出したこの離れは、秘密の小部屋のようで特別感いっぱい!!
鮮やかな花が描かれた杉戸を開けると、、、前室かと思うような狭い空間。6畳ぐらいだろうか。
テーブルを挟んで二人で座ればいっぱいの幅。


うわー狭いな、と思ったけどこれが実にちょうどよく、自宅のように気兼ねなくくつろげる。
密談や密会にぴったりだ!一気に親密度が増しそう~(笑)


部屋の中も古いままで、窓も木製、塗り壁。お店の人が気を利かせてクーラーを強めにかけてくれていたが
最近めっきり寒がりになった私たちは28度でエコに(笑)。
季節がよければ窓を開けたら涼しい風が入ってきそうだ。


食事は一番お手頃な懐石を頼んでおいた。一品ずつ運ばれてくる料理は季節の食材が使われ見た目も美しく
量は少なめだが品数は多く、あっさりと上品な味にも満足満足。閉店までゆっくりさせてもらった。
また利用したいな!



※しゃべるのに夢中で適当な写真しか撮っていなかった・・・(汗)

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