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Channel: まちかど逍遥
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盛岡の近代建築めぐり その3

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盛岡の続き。

今日は朝10:40の仙台行きのバスに乗らねばならない。
ここ1年ぐらいの間に何度も最終便で痛い目に遭ってきた。一度は札幌発関空行の最終便の到着が遅れ
関空で夜を明かす羽目に。。一度は鹿児島発神戸行の便が悪天候で運休となり高い新幹線で帰る羽目に。。
一度は悪天候で鉄道が途中で止まり福岡発関空の最終便に間に合わずチケットが紙切れに。。。
それで今回の長期旅行の最後は安全を取って早めの便で帰ることにしたのだ。
昨夜のうちにだいぶ見ておいたので、朝からの散策はちょっと楽できそうだ。

北上川にかかる開運橋。

盛岡宣教師館。寒さに震えた昨夜と打って変わって暑いぐらいの日差しに黄色い壁が映える。
現在は善隣館というNPO法人が入居する「奥羽キリスト教センター」という施設である。
1920(大正9)年築。


ちょいとまちなかへ入るとえらく古い建物が目に入った。何だこれは!?
外壁の板の張り方などちょっと凝っているな。


モミの木だろうか、ここだけ都心部とは思えないような生え方をした木立が。


「岩手塩元売株式会社」と書かれた事務所と倉庫が同じ敷地内にあったので、同社の旧事務所棟だろうか。

このあたりは盛岡城の西側のエリアだが、ちらほら古そうな商店や民家が見られた。

盛岡市最古の洋風建築という旧石井県令邸を見に行こうと、中津川にかかる橋を渡り清水町の方へ
歩いていくと・・・うわっ!!これはチェックしていなかったなぁ!船山内科クリニック。
現役の施設のようだ。


壁のレリーフの陰影がくっきり美しい。


さらに進んでいくと、石井邸の屋根が見えるのだがアクセス路が見つからずうろうろ。ふと目が止まった
変な形の屋根の建物。何だこれは??店舗のようだが。


気になって近寄るが、道路に面して安っぽい増築がされているので古いのか新しいのかよく分からない。
でもよく見ると煙突があったり軒飾りがあったりするし、裏には古い和館が建っていて敷地は結構広い。
左半分がスパッと切り取られたような不自然な形になっているので、元はもっと広かったのだろう。

店も閉鎖されており空き家のようだ。いったいナニモノだろうか。

そして結局ぐるっとほぼ一周してたどりついた旧石井県令邸。この建物は周囲のまちなみから
25度ほど斜めに建っているのが不思議だ。路地から見ると斜に構えたように見える(笑)。
1886(明治19)年築。盛岡市の保存建造物


総二階建て(南面は三階建て?)のほぼ真四角な建物。軒の出が全くない屋根からはいかにも
直輸入といった感じを受ける。


現在はギャラリーとして活用されているようで、内部に入れる機会もあるようだ。
玄関ドア上のステンドグラスは新しいものに見える。しかしその上の窓だけちょっと異質。


こちらは東北総業事務所となっている、工藤勝四郎家所有煉瓦建物。暗めの色合いの煉瓦が
落ち着いた雰囲気をかもし出すこじんまりした建築だ。


鉄格子やリベット打ちのよろい戸がいかめしく、質屋の蔵のようにも見える。


斜め向かいのこの建物もモダニズムだな。軒まわりの蛇腹が面白い。


あと少し続く。

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