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Channel: まちかど逍遥
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小川のまちなみ

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石岡からの続き。

ところでさっき茨城空港から石岡行きのバスに乗ったとき、15分ほど走ったあたりで、特徴的な
屋根形状の古い木造建築群がバス通り沿いに並んでいるのが見えた。かぶと造りというのだろうか、
短い軒は出桁になっている。うわっ、煙突がある!洋館がある!どこだここは!?

小川中央というバス停の名を覚えておいて、帰りに来ようと心に決めたのだったが、
石岡のまちをうろついたあと、そうだ今から行こう、と思いついて、空港行きのバスに乗り込んだ。
・・・思えばさっき途中下車すればよかったなぁ(苦笑)。

廃線跡を再び走り、小川中央で下車すると、目の前にあの洋館が!おおっ!


下見板張りで薄いピンク色に塗られた外壁に、上下窓がたくさん取られていて明るそうだ。
窓の上には三角や半円形のペディメント状の装飾がついている。


隣のガソリンスタンドのオーナーの住宅のようだ。


バス停の名前通りこのあたりは小川のまちの中心で、バス道とクロスする道には店がずらりと並び
銀行などもある。
バス道を上っていくと車窓から見えた古い民家もある。どうも宿場町っぽい雰囲気。


大谷石の美しい蔵も。




ひときわ大きい建物は崩れかけているが本陣だったようだ。


そして、煙突の見えた工場は清酒幾久一醸造所。


おばちゃんがいたので見せてもらえませんかと聞くとダメと言われた(苦笑)。
仕方ないので道路から門越しに・・・






醤油醸造の幡谷本店。敷地の奥に石蔵が見える。




○イ印のわたの看板をあげているのは石川忠兵衛商店。大谷石の円筒型の門柱が素敵。


小川の町はかつて霞ヶ浦の水運で栄えたところだそうだ。霞ヶ浦に近いとは、歩いている時は
まったく気づかなかったな。この町で製造されたお酒や醤油などの製品も船に乗せて江戸のまちへ
らくらく運べたことだろう。

全く手をつけられていないだけに昔ながらの佇まいがそのまま残り、とても素敵なまちなみに巡り合えて
よかった!水戸へ直行せず石岡に寄ったのは正解だったな。


さて石岡駅へ戻って水戸へ移動しよう。

駅構内に張ってあったポスター、17年間も石岡駅で主人を待ち続けたという忠犬タロー。きゅ~ん

続く。

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