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Channel: まちかど逍遥
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石岡の近代建築めぐり ~その2

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石岡の続き。

立派な店舗が並ぶ石岡の中心部。


十七屋履物店は大火後の1930(昭和5)年に最初に建てられたという。隣の久松商店をはじめ、
この建物に触発されて再建時にデザインを凝らした店は多かったことだろう。


一方純和風の商家建築で再建した福島屋砂糖店。ただし、蔵造りの壁は漆喰塗りでなくコンクリートだとか。
写真を撮っていたらおばちゃんが出てきたので中も見せてもらった。
店の半分にはフィギュアが所狭しと並べられていた(笑)。そちらは息子さんがやっているという。


レトロなはかりがあった。今もこれで砂糖や粉を量り売りしていると聞き、実演してもらいたくて、
沖縄の濃厚な黒砂糖を500g測ってもらって購入。


丁子屋は江戸末期に建てられた藍染木綿の問屋。ここは大火を逃れた唯一の近世商家建築だとか。
現在は観光施設となっており駄菓子や土産物などが売られているが、無料で建物の見学も可能。


側面に家の玄関があった。


奥まった室内も箱めがねのような天窓のおかげで明るい。


店の奥の座敷でお茶も飲めるというので、井戸のある中庭を眺めながらひと休み。。。
木綿問屋ということで絣の糸見本なども展示されていた。


この小さな愛宕神社の鳥居の内側に建っている、「中町」と記されたコンクリートの支柱。


古い電灯の柱だな。1本だけ保存してあるようだが、説明板などは見当たらない。


一本裏の道でもこんな洋室付の住宅などがときどき見つかる。


板張りの建物は医院っぽい?事務所かな?




少し離れたところにある、府中誉というお酒の醸造所。




観光客に媚びることなく、時代の流れに応じて使っている、という感じの石岡の近代建築たちだった。


続く。




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