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Channel: まちかど逍遥
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旅館あづまやに泊まる

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紀伊田辺からの続き。

天気予報通り、夕方に近づくにつれ風も出てきた。駅前から路線バスに乗って1時間半あまり、
バスのドアから雨が吹き込むほどの大荒れの中、山道は不安だったが意外と広い道で順調に走り、
予定通りに湯の峰温泉に到着。


湯の峰温泉は湯の峰川に沿って旅館が建ち並ぶ古い温泉地で、川の流路の脇の岩をくり抜いたつぼ湯が有名。
大学時代だったか?昔々来たことはあり、つぼ湯も入ったと思うのだが、うろ覚え(汗)




今宵の宿は旅館あづまや。温泉街のど真ん中でバス停から徒歩0分(笑)。それでもバスから降りて傘を差して
車寄せに駆け込むまでにかなり濡れてしまった。。。


旅館あづまやは江戸中期ごろ創業の老舗旅館。山の斜面にもたれかかるように建つため表は2階建てだが
建物の奥へ向かって階段が続き、私たちの部屋は上家棟の4階(汗)。ヒイヒイ




窓を開けると本館の屋根越しに向かいにある共同浴場が見える。そして湯気がもうもうと。
あぁ~温泉街らしい風情だねぇ~~


部屋にはなんとこんなお風呂がついていた。今はもう使っていないようだが、引き戸一枚で洗い場とは!
ユニットバスじゃない時代に。面白いなぁ~~


この宿は秘湯を守る会に加盟している宿で、内湯が最高。1階のロビーから細い通路を奥の方へ進んだ先に
大浴場がある。




うわぉ~~!!この雰囲気、どこか東北の湯治場みたいじゃない!?すごい~~
この時間は大きい方のお風呂が女湯で、タイミングよく誰もいない!!すばやく写真を撮ってから入ろう。


うっすらと濁ったお湯は硫黄の香りで、温度を下げるために加水しているようだが十分濃い。
小さな浴槽の「さまし湯」は源泉100%を冷ましたお湯。こちらの湯口からは飲泉もできる。おいしい~~、


いや~極楽。この浴室の奥のドアは「蒸し風呂」。中は灯りがなく真っ暗で、いかにも温泉効果がありそう。
脱衣所からは露天風呂にもつながっている。


露天風呂に入ったら夕方の雨はすっかり上がり、もやの中に明るい月が出ていた。


翌朝は昨日の風雨がまったくうそのような晴天。建物の見え方もだいぶ違うなぁ!
こんなシャレー風の部分もあったんだ。この上は「こくたん」の部屋かな。
「こくたん」の部屋はチェックアウト前にちょっと覗いてみたら、特別感のある部屋だった。
今度泊まる時は指定してみたいなぁ。


続く。

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