河内貯水池の続き。
遊歩道の階段を降りてみよう。あとでまた上らないといけないことはなるべく考えないようにして(苦笑)。
木々の間に見えていた石張りの小屋を間近に眺めることだけを目指して階段を降りて行く。
吊橋を渡ると、さっき見えていたのとはまた別の小さな建物があった。亜字池噴水の弁室。
堰堤と同じような石張りに加え、小さな玉石をボーダー状に並べた装飾も。
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その奥にあるのが亜字池。静まり返った人工的な池に、もぐさみたいな円錐形に積まれた石の塔が3つ。
この塔は噴水だったらしいが、無縁仏を思わせ何だかちょっと不気味なオブジェだ。
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水路橋の大河原橋。
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亜字池付近はじめじめしていて正直あまり気持ちいい場所ではない。ひとりで歩いているとちょっと
怖くなってきて、急いで太鼓橋を見に行った。
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薄いコンクリートスラブの橋で、親子とも言える小型の橋がすぐ近くに架けられている。
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上から見えた小屋は堰堤の真下にあって、柵で閉ざされていたので近づけなかった。
下りてきた階段をゼイゼイ言いながら上り(汗)、車道に出たら、山側へ上る細い階段が見えた。
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そこも上っていくと円筒形の建物が鉄柵で囲まれていた。河内堰堤管理事務所。
こちらも石張りだが、小さな自然石を加工せずに乱張りしてある。通常なら雨露をしのげさえ
すればいいような事務所にも、こんな手の込んだ細工を施している。こういう点、今とは全く感覚が
違うと感じる。
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しかし、やはり八幡製鉄所という私企業の施設であることや、近代化真っ盛りの時代に作られた
ことが、こんなにお金のかかったシンボリックな施設となった背景と想像される。
通りかかったおっちゃんによると、ここは紅葉のスポットらしいが、今年は全くダメだとか。
さて、もう少し車を走らせて南河内橋を見に行こう。
近くにあじさいの湯という温泉があって、そこの駐車場に停めて橋を見てから温泉に入って
帰ろうと思っていたのだが、なんと、時間がまだ早くて温泉の駐車場が開いていない。
え~~、停めるところがない。。。手前の中河内橋のところに警備員がいて、交互通行で
誘導しているのが見える。どうもがけ崩れはこの先らしい。この先は望めそうにないので
引き返し、だいぶ手前にあった駐車場に停め、そこから歩いていくことに。
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たっぷり2km以上、25分ぐらいかかった。。
ま、遠目で見ていた赤い南河内橋がだんだん近づいてくるのにワクワクしながら歩いたので
それほど苦痛ではなかったが。
通行規制中の中河内橋まで来た。中河内橋は3連の石積みアーチ橋。路面も一部石畳が残っている。
気をつけて覗き込まないと分からないが、その先に続きの1連アーチも残っている。
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その先、ダム湖に出っ張った岬を回りこむと、おお~っ!!南河内橋の雄姿が目の前に!
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車は通れないが、歩行者と自転車は通ることができる。
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この無限大マークのような形をした鉄橋は、レンティキュラートラスと呼ばれ、日本で唯一現存するもの。
レンティキュラーというのは「レンズ状の」という意味で、上下のアーチが組み合わさった形は
確かに凸レンズの断面の形である。なんと美しいフォルムだろう・・・
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19世紀前半にイギリスの鉄道橋として架けられたのが始まりで、その後アメリカで流行し
多数作られたらしい。日本では数ヶ所で採用された記録があるが、ここ以外にはもう現存しないという。
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遠目で見ていたときの印象と比べ、実際に近くに来て見るととても扁平なレンズ型であることに驚く。
この橋はダム湖の最奥の細くなっている部分に架かっているが、両岸を最短距離で結ぶのでなく、
実はかなり斜めに架かっている。そのため、遠目で見ているときは斜めから見ているのであり、
圧縮された状態に見えていたのだ。
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真っ赤な鉄橋は自然の中に現れた完全な人工物なのであるが、景観としてこんなにも美しく
むしろ自然の風景を引き立てている。あぁ、いいなぁ!
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憧れの橋を見ることができて満足満足。あぁ、北九州まで来てよかった!今回の旅はこれで十分元を
取った(笑)。あとはもうゆっくり、気のおもむくまま。。。
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続く。
遊歩道の階段を降りてみよう。あとでまた上らないといけないことはなるべく考えないようにして(苦笑)。
木々の間に見えていた石張りの小屋を間近に眺めることだけを目指して階段を降りて行く。
吊橋を渡ると、さっき見えていたのとはまた別の小さな建物があった。亜字池噴水の弁室。
堰堤と同じような石張りに加え、小さな玉石をボーダー状に並べた装飾も。


その奥にあるのが亜字池。静まり返った人工的な池に、もぐさみたいな円錐形に積まれた石の塔が3つ。
この塔は噴水だったらしいが、無縁仏を思わせ何だかちょっと不気味なオブジェだ。

水路橋の大河原橋。

亜字池付近はじめじめしていて正直あまり気持ちいい場所ではない。ひとりで歩いているとちょっと
怖くなってきて、急いで太鼓橋を見に行った。

薄いコンクリートスラブの橋で、親子とも言える小型の橋がすぐ近くに架けられている。

上から見えた小屋は堰堤の真下にあって、柵で閉ざされていたので近づけなかった。
下りてきた階段をゼイゼイ言いながら上り(汗)、車道に出たら、山側へ上る細い階段が見えた。

そこも上っていくと円筒形の建物が鉄柵で囲まれていた。河内堰堤管理事務所。
こちらも石張りだが、小さな自然石を加工せずに乱張りしてある。通常なら雨露をしのげさえ
すればいいような事務所にも、こんな手の込んだ細工を施している。こういう点、今とは全く感覚が
違うと感じる。

しかし、やはり八幡製鉄所という私企業の施設であることや、近代化真っ盛りの時代に作られた
ことが、こんなにお金のかかったシンボリックな施設となった背景と想像される。
通りかかったおっちゃんによると、ここは紅葉のスポットらしいが、今年は全くダメだとか。
さて、もう少し車を走らせて南河内橋を見に行こう。
近くにあじさいの湯という温泉があって、そこの駐車場に停めて橋を見てから温泉に入って
帰ろうと思っていたのだが、なんと、時間がまだ早くて温泉の駐車場が開いていない。
え~~、停めるところがない。。。手前の中河内橋のところに警備員がいて、交互通行で
誘導しているのが見える。どうもがけ崩れはこの先らしい。この先は望めそうにないので
引き返し、だいぶ手前にあった駐車場に停め、そこから歩いていくことに。

たっぷり2km以上、25分ぐらいかかった。。
ま、遠目で見ていた赤い南河内橋がだんだん近づいてくるのにワクワクしながら歩いたので
それほど苦痛ではなかったが。
通行規制中の中河内橋まで来た。中河内橋は3連の石積みアーチ橋。路面も一部石畳が残っている。
気をつけて覗き込まないと分からないが、その先に続きの1連アーチも残っている。

その先、ダム湖に出っ張った岬を回りこむと、おお~っ!!南河内橋の雄姿が目の前に!

車は通れないが、歩行者と自転車は通ることができる。

この無限大マークのような形をした鉄橋は、レンティキュラートラスと呼ばれ、日本で唯一現存するもの。
レンティキュラーというのは「レンズ状の」という意味で、上下のアーチが組み合わさった形は
確かに凸レンズの断面の形である。なんと美しいフォルムだろう・・・

19世紀前半にイギリスの鉄道橋として架けられたのが始まりで、その後アメリカで流行し
多数作られたらしい。日本では数ヶ所で採用された記録があるが、ここ以外にはもう現存しないという。

遠目で見ていたときの印象と比べ、実際に近くに来て見るととても扁平なレンズ型であることに驚く。
この橋はダム湖の最奥の細くなっている部分に架かっているが、両岸を最短距離で結ぶのでなく、
実はかなり斜めに架かっている。そのため、遠目で見ているときは斜めから見ているのであり、
圧縮された状態に見えていたのだ。

真っ赤な鉄橋は自然の中に現れた完全な人工物なのであるが、景観としてこんなにも美しく
むしろ自然の風景を引き立てている。あぁ、いいなぁ!

憧れの橋を見ることができて満足満足。あぁ、北九州まで来てよかった!今回の旅はこれで十分元を
取った(笑)。あとはもうゆっくり、気のおもむくまま。。。

続く。