まだ函館の続き。。。
こんなハイツみたいな、長屋みたいな建物も軒周りや縦長窓が洋館の風情。
あっ、大正湯からこんな近いところにお風呂屋があったのか。暖簾が見えるので現役だろう。
昨日大正湯に入り損ねてスゴスゴ宿に帰ってから狭い狭いユニットバスでお風呂に入ったのだ。
ここを見つけていればよかったのに!(悔)
そしてここは!?
マップにも載っていた大黒湯。ただし残念なことにすでに廃業しているという。
おや、暖簾が・・・?もしかして廃業したというのはデマか??
・・・なーんてわけはなく。しかし何かに使っているようだ。ちょっと見せてもらえないかと
覗いたら、先生らしき人が、どうぞどうぞと上がらせてくれた。
どうも大学のゼミか何かで使っているようだ。「公立はこだて未来大学 大黒湯デザインベース」
内部は浴槽もカランも番台も、お風呂屋のときのまま。
脱衣所の部分に作業台が置かれているが、丸い籐カゴ、マッサージチェア、男女仕切りの鏡、
「寄贈 朝湯会」と書かれた大きな振り子時計など、現役の時から何も変わっていないようだ。
2010年に廃業した大黒湯は1907(明治40)年の開業、この建物は1923年の建築とか。
103年もの間函館の人々に愛されてきた大黒湯。お役御免となった今も、函館のまちなかの
教育拠点として、また情報発信地として、人々が集う場所となっている。
市電通りを渡り大町あたりの海側を歩く。
回漕業を営んだ太刀川家の蔵造りの店舗と木造の洋館。住宅の方はカフェになっていて、
とってもおしゃれ。お昼はここで食べようかな。でも混んでいて満席っぽいな。
洋館は閉まっている。こちらは応接専用室として建てられたものだとか。
この筋には他にもカフェになっている建築がいくつかある。
カフェJOEは回船問屋遠藤商店の建物。真っ白に塗られているのでほんとに古いのか
新しいのか一見分からないが、三連アーチのデザインは太刀川家や金森洋物店とも共通する。
旧函館西警察庁舎を利用した函館市臨海研究所。確かに警察っぽい建物。
おなかがすいたが、もう少しだけ歩いて太刀川カフェが空くのを待とう。また坂を上る。
こちらは旧弥生尋常高等小学校。1938(昭和13)年築。戦前のRC建築。
こちらは異色の中華会館。中国の伝統工法で建てられた華僑のための集会所。中国風建築ではおなじみの
緑色の釉薬のかかった風穴ブロックのような焼き物も使われている。
道内最古の写真館の建物という小林写真館。大火後の明治40年の建物。
さて、太刀川カフェに戻ってきたらもうお昼のピーク時間は過ぎており、すぐに席につくことができた。
メニューには、チキン、ポーク、羊肉、そして・・・鹿肉?へぇ、流行のジビエだな。
しかし北海道では鹿肉もまちなかのカフェで食べられるのか。
おねえちゃんが「鹿肉おいしいですよ。昨日獲った鹿なんです」「今ならキモもサービスできますよ」
と強力おすすめ。鹿のキモ??そんなん食べれるのか。おねえちゃんの言葉を信じて食べてみることに。
サラダにお試しのキモをつけてくれたのが上の写真。トマトソースのおかげか、くせはない。
「意外とおいしいですね~」「そうでしょう~!マスターが昨日撃って来たんですよ」
そしてメインディッシュの鹿肉ステーキ2枚の上に、サービスのキモと心臓がドカンと・・・うわ!
もともとボリュームたっぷりなのに、同量ほどのサービス品がついて、もうおなかいっぱい!!
さらにお茶までついてるのだからとってもお値打ち。そりゃ混みあうわな。
この建物の奥にはこんな美しいレリーフの施された階段があり、その手前には板の間がある。
この先は非公開だがマスターのご好意で障子の向こうもちらっと見せて頂いた。裏の居宅側から見ると
分厚い扉があり、店のスペースが土蔵であることがよく分かる。
さぁ、函館の建築はもうほとんど見れたし、鹿肉でおなかいっぱいになったし、満足した!!
そろそろ移動しよう。
続く。
こんなハイツみたいな、長屋みたいな建物も軒周りや縦長窓が洋館の風情。
あっ、大正湯からこんな近いところにお風呂屋があったのか。暖簾が見えるので現役だろう。
昨日大正湯に入り損ねてスゴスゴ宿に帰ってから狭い狭いユニットバスでお風呂に入ったのだ。
ここを見つけていればよかったのに!(悔)
そしてここは!?
マップにも載っていた大黒湯。ただし残念なことにすでに廃業しているという。
おや、暖簾が・・・?もしかして廃業したというのはデマか??
・・・なーんてわけはなく。しかし何かに使っているようだ。ちょっと見せてもらえないかと
覗いたら、先生らしき人が、どうぞどうぞと上がらせてくれた。
どうも大学のゼミか何かで使っているようだ。「公立はこだて未来大学 大黒湯デザインベース」
内部は浴槽もカランも番台も、お風呂屋のときのまま。
脱衣所の部分に作業台が置かれているが、丸い籐カゴ、マッサージチェア、男女仕切りの鏡、
「寄贈 朝湯会」と書かれた大きな振り子時計など、現役の時から何も変わっていないようだ。
2010年に廃業した大黒湯は1907(明治40)年の開業、この建物は1923年の建築とか。
103年もの間函館の人々に愛されてきた大黒湯。お役御免となった今も、函館のまちなかの
教育拠点として、また情報発信地として、人々が集う場所となっている。
市電通りを渡り大町あたりの海側を歩く。
回漕業を営んだ太刀川家の蔵造りの店舗と木造の洋館。住宅の方はカフェになっていて、
とってもおしゃれ。お昼はここで食べようかな。でも混んでいて満席っぽいな。
洋館は閉まっている。こちらは応接専用室として建てられたものだとか。
この筋には他にもカフェになっている建築がいくつかある。
カフェJOEは回船問屋遠藤商店の建物。真っ白に塗られているのでほんとに古いのか
新しいのか一見分からないが、三連アーチのデザインは太刀川家や金森洋物店とも共通する。
旧函館西警察庁舎を利用した函館市臨海研究所。確かに警察っぽい建物。
おなかがすいたが、もう少しだけ歩いて太刀川カフェが空くのを待とう。また坂を上る。
こちらは旧弥生尋常高等小学校。1938(昭和13)年築。戦前のRC建築。
こちらは異色の中華会館。中国の伝統工法で建てられた華僑のための集会所。中国風建築ではおなじみの
緑色の釉薬のかかった風穴ブロックのような焼き物も使われている。
道内最古の写真館の建物という小林写真館。大火後の明治40年の建物。
さて、太刀川カフェに戻ってきたらもうお昼のピーク時間は過ぎており、すぐに席につくことができた。
メニューには、チキン、ポーク、羊肉、そして・・・鹿肉?へぇ、流行のジビエだな。
しかし北海道では鹿肉もまちなかのカフェで食べられるのか。
おねえちゃんが「鹿肉おいしいですよ。昨日獲った鹿なんです」「今ならキモもサービスできますよ」
と強力おすすめ。鹿のキモ??そんなん食べれるのか。おねえちゃんの言葉を信じて食べてみることに。
サラダにお試しのキモをつけてくれたのが上の写真。トマトソースのおかげか、くせはない。
「意外とおいしいですね~」「そうでしょう~!マスターが昨日撃って来たんですよ」
そしてメインディッシュの鹿肉ステーキ2枚の上に、サービスのキモと心臓がドカンと・・・うわ!
もともとボリュームたっぷりなのに、同量ほどのサービス品がついて、もうおなかいっぱい!!
さらにお茶までついてるのだからとってもお値打ち。そりゃ混みあうわな。
この建物の奥にはこんな美しいレリーフの施された階段があり、その手前には板の間がある。
この先は非公開だがマスターのご好意で障子の向こうもちらっと見せて頂いた。裏の居宅側から見ると
分厚い扉があり、店のスペースが土蔵であることがよく分かる。
さぁ、函館の建築はもうほとんど見れたし、鹿肉でおなかいっぱいになったし、満足した!!
そろそろ移動しよう。
続く。