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Channel: まちかど逍遥
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新居浜再訪 西洋住宅

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鹿児島の旅記事の途中だが・・・

ブログ友達のyumeさんから、新居浜市観光協会のブロガーモニターに応募するから一緒に行かない?
とのお誘い。各地のモニターツアー常連のyumeさん、見事当選された!
私はすでに去年新居浜を訪問しており、マイントピア別子や銅山関連の遺構をいろいろと回ったのだが、
新居浜のまちは広く、現地での足が不便なため結構見残しがあったので、この機会にそれらの場所も
見に行こうと思い、ご一緒させて頂くことにした。
一昨年佐田岬半島の石垣めぐりの時に必要に迫られてレンタカーを使って以来、車の便利さを覚え(笑)
ちょくちょく旅で利用していて、今回もレンタカーで二人でいろいろ巡ってきた。

オレンジフェリーで東予港に入り、新居浜直行バスに乗ったら新居浜に7時前に着く。早っ!
レンタカー屋が開くまでまだ時間があるので、住友病院前でバスを降りて清々しい早朝の散歩。
前回見忘れた西洋住宅を見に行こう。


あっ、これか!おお~っ、素敵な佇まい。。。
まわりの平屋建の社宅群も戸建てでゆったりしているが、ここは格段に扱いが違う。
別子銅山の外国人技術者のために昭和初期に建てられた西洋住宅2棟が、山田社宅群の一番上手に
今もそのまま残っているのだ。


下見板は均一な幅でなく木材をスライスしたままのようで、素朴で簡素な印象を受ける。
豪華さはないが、南側の広い庭に面したサンルームには日が燦々と差し込み、とても快適そう。


他の和風社宅と同様人が去った後全く手を入れられずそのまま時だけが過ぎたのだろう。。。
アイボリー色のペンキは剥げているがそれほど古びてもおらず、留守にしているだけにも見え、、、
しかしまたぽっかりと空虚な感じもあり。。。


石垣が朝日に照らされこんなに美しく輝いているのに、ここには誰もいない。
無言で佇む洋館2棟。無人の朝をいったい何度迎えたことだろう。。。




2階建ての西洋住宅は2軒だけだが、やはり上手の方は地位の高い人が住んだのか、
敷地が広いようだ。


近くにはこんな洋風の玄関を持つ住宅もあった。


山荘風で素敵!あえて本瓦をスパニッシュ瓦風に使ったのだろうか。




銅山が閉山された後も割と近年までこの山田社宅での人々の暮らしは続いていただろうと想像するが
実際いつごろまで使われていたのだろうか。。。
去年訪れた時と比べても明らかに建物の数が減って真新しい更地が広がっている。


社宅跡地は新しい住宅地として整備されるのだろうか。選鉱場跡もどうなるか。。。

さすがに西洋住宅は産業遺産として保存されるだろうと思うが、今の雰囲気を失わずに
保存してほしいなぁ。



続く

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