阿里山の続き。
阿里山駅は台湾ヒノキが部材に用いられた、シンボリックな駅舎。
観光鉄道らしく、トイレなどの設備もバッチリ、大人数でも対応できる近代的な駅だ。
宿へチェックインして荷物を置いてから、沼平線と神木線に乗りに行こう。
奮起湖からここまでの区間が不通のままになっている阿里山鉄道だが、山上の支線は運行しているのだ。
奮起湖14:40発のバスだと15:40に阿里山着となり、山上線の最終便に間に合わないところだったが
バスを乗り継いで早く阿里山山上へたどり着いたおかげで乗ることができた。ヨシヨシ!
こちらは予約は不要。
入線してきた列車は総ヒノキ造りの「檜木車両」。床も天井もヒノキの豪華仕様!
まず沼平線で沼平駅まで行って、台湾ヒノキの巨木巡りを楽しみながら神木駅まで小一時間歩いて下り、
そこから再び列車に乗って阿里山駅へ戻ってくるという黄金ルートだ。逆だと坂を上ることになる。
沼平駅も阿里山駅と似た感じの、木材をふんだんに使った立派な駅舎。石材とのコンビで
センスのいいデザイン。
ハイキングルートとして整備された下り道はさわやかで快適。
進んでいくと目の前に次々現れるのは、直立した木の幹と巨大な切り株。枝葉ははるか頭上にある。
ここに生きながらえる紅檜(台湾ヒノキ)は、当時若木だったからだろうか、伐採を免れた奇跡の木だ。
それぞれ番号がつけられていて、太さ、高さ、樹齢が書かれたプレートが立てられている。
苔むした巨木の切り株を見ていたら、時の流れが止まったような感覚。。。
巨木の林を巡りながら、池をぐるっと回りこんだり林の中のボードウォークを歩いたりの
爽快なハイキング。小一時間ほどで神木駅に到着、しかしギリギリで列車が行ってしまった(汗)。
仕方ない、次の最終便まで待つか。。。
駅を通り越してもうしばらく山道を行くと、阿里山で一番高齢の紅檜、No.28巨木が、
薄い靄に包まれ静かにそびえていた。
それはもう荘厳というほかなく、それを前にすると言葉も失う。。。
この薄暗い森の中で、じっと・・・日本人が入ってきてまわりの木を次々と切り出していくのを、
どんな思いで見ていただろうか。この木が過ごしてきた時間を想像すると、まるで宇宙を眺めている
ような気分になる。
静寂の中、巨木の前に佇んでいると、木も意志のある存在に思えてくる。。
さて、神木線の最終便を逃すわけにはいかない。
神木駅は沼平駅のように立派な駅舎もなく、大きくカーブしたホームに小さな上屋があるだけの
簡素な駅。山あいの静かな駅はさっと降った雨に湿り気を与えられ、かつての森林鉄道の雰囲気を
十分に醸し出していた。
さて、阿里山の夜は早い。神木から戻って駅前でご飯を食べたらもう何もすることがない。
7時半ぐらいに早々寝てしまった(笑)。
で、阿里山といえば祝山からの日の出。日の出の時間は6時、それを見るための列車は4時半発だ。
到着してからちゃんときっぷを買っておいた。
上は寒いらしいのでユニクロダウンを含め長袖4枚着込みストールも巻いて、念のため宿の
バスタオルも持って行く(笑)。
駅に着いたらやっぱり寒い。。。しかし周りの中国人(台湾人?)を見ると、トレーナーと7分丈の
パンツに裸足にサンダル(汗)。寒くないのか??
祝山線は約30分、早めに来て席を確保してよかった。車窓は真っ暗なので安心して寝ていられる(笑)。
ガコン、と振動で目が覚めた。到着した祝山駅はもう薄明るく、これなら車窓も楽しめたなぁと少し後悔。。。
吉野山のケーブル駅を彷彿させる階段を上るとすぐ展望広場だ。
皆日の出を今か今かと待ち構えている中、一人のおっちゃんが山を背にして大勢の客の方に向かい
展望台中に響き渡るような大声を張り上げ演説(?)を始めた。???
私はもちろん何を言っているのか全くわからないので余計にだが、寝起きの耳にやかましいの何のって。
皆迷惑しているかと思いきや結構聞いているみたいで、時々爆笑が起こる。???
どういうノリなのか、外国人の私にはよくわからない・・・
ピンクに染まった空と雲がだんだん青くなり、玉山の稜線から待望の太陽が!!おお、美しい!
しばし神々しい光を堪能して、また座席を確保するために早めに列車に戻る。出発までの待ち時間、
列車の壁からひんやり冷たさが伝わってきて・・・バスタオルを挟むがそれでも寒い(震)
はだしのネエチャンたち、どうしているんだろう。。。
その後阿里山駅に着くまで記憶がない(汗)
宿に帰ってゆっくり二度寝して、付近を散策してももうヒマを持て余してしまった(苦笑) 。
10時半の直行バスでもう奮起湖まで行ってしまうことに。
続く。
阿里山駅は台湾ヒノキが部材に用いられた、シンボリックな駅舎。
観光鉄道らしく、トイレなどの設備もバッチリ、大人数でも対応できる近代的な駅だ。
宿へチェックインして荷物を置いてから、沼平線と神木線に乗りに行こう。
奮起湖からここまでの区間が不通のままになっている阿里山鉄道だが、山上の支線は運行しているのだ。
奮起湖14:40発のバスだと15:40に阿里山着となり、山上線の最終便に間に合わないところだったが
バスを乗り継いで早く阿里山山上へたどり着いたおかげで乗ることができた。ヨシヨシ!
こちらは予約は不要。
入線してきた列車は総ヒノキ造りの「檜木車両」。床も天井もヒノキの豪華仕様!
まず沼平線で沼平駅まで行って、台湾ヒノキの巨木巡りを楽しみながら神木駅まで小一時間歩いて下り、
そこから再び列車に乗って阿里山駅へ戻ってくるという黄金ルートだ。逆だと坂を上ることになる。
沼平駅も阿里山駅と似た感じの、木材をふんだんに使った立派な駅舎。石材とのコンビで
センスのいいデザイン。
ハイキングルートとして整備された下り道はさわやかで快適。
進んでいくと目の前に次々現れるのは、直立した木の幹と巨大な切り株。枝葉ははるか頭上にある。
ここに生きながらえる紅檜(台湾ヒノキ)は、当時若木だったからだろうか、伐採を免れた奇跡の木だ。
それぞれ番号がつけられていて、太さ、高さ、樹齢が書かれたプレートが立てられている。
苔むした巨木の切り株を見ていたら、時の流れが止まったような感覚。。。
巨木の林を巡りながら、池をぐるっと回りこんだり林の中のボードウォークを歩いたりの
爽快なハイキング。小一時間ほどで神木駅に到着、しかしギリギリで列車が行ってしまった(汗)。
仕方ない、次の最終便まで待つか。。。
駅を通り越してもうしばらく山道を行くと、阿里山で一番高齢の紅檜、No.28巨木が、
薄い靄に包まれ静かにそびえていた。
それはもう荘厳というほかなく、それを前にすると言葉も失う。。。
この薄暗い森の中で、じっと・・・日本人が入ってきてまわりの木を次々と切り出していくのを、
どんな思いで見ていただろうか。この木が過ごしてきた時間を想像すると、まるで宇宙を眺めている
ような気分になる。
静寂の中、巨木の前に佇んでいると、木も意志のある存在に思えてくる。。
さて、神木線の最終便を逃すわけにはいかない。
神木駅は沼平駅のように立派な駅舎もなく、大きくカーブしたホームに小さな上屋があるだけの
簡素な駅。山あいの静かな駅はさっと降った雨に湿り気を与えられ、かつての森林鉄道の雰囲気を
十分に醸し出していた。
さて、阿里山の夜は早い。神木から戻って駅前でご飯を食べたらもう何もすることがない。
7時半ぐらいに早々寝てしまった(笑)。
で、阿里山といえば祝山からの日の出。日の出の時間は6時、それを見るための列車は4時半発だ。
到着してからちゃんときっぷを買っておいた。
上は寒いらしいのでユニクロダウンを含め長袖4枚着込みストールも巻いて、念のため宿の
バスタオルも持って行く(笑)。
駅に着いたらやっぱり寒い。。。しかし周りの中国人(台湾人?)を見ると、トレーナーと7分丈の
パンツに裸足にサンダル(汗)。寒くないのか??
祝山線は約30分、早めに来て席を確保してよかった。車窓は真っ暗なので安心して寝ていられる(笑)。
ガコン、と振動で目が覚めた。到着した祝山駅はもう薄明るく、これなら車窓も楽しめたなぁと少し後悔。。。
吉野山のケーブル駅を彷彿させる階段を上るとすぐ展望広場だ。
皆日の出を今か今かと待ち構えている中、一人のおっちゃんが山を背にして大勢の客の方に向かい
展望台中に響き渡るような大声を張り上げ演説(?)を始めた。???
私はもちろん何を言っているのか全くわからないので余計にだが、寝起きの耳にやかましいの何のって。
皆迷惑しているかと思いきや結構聞いているみたいで、時々爆笑が起こる。???
どういうノリなのか、外国人の私にはよくわからない・・・
ピンクに染まった空と雲がだんだん青くなり、玉山の稜線から待望の太陽が!!おお、美しい!
しばし神々しい光を堪能して、また座席を確保するために早めに列車に戻る。出発までの待ち時間、
列車の壁からひんやり冷たさが伝わってきて・・・バスタオルを挟むがそれでも寒い(震)
はだしのネエチャンたち、どうしているんだろう。。。
その後阿里山駅に着くまで記憶がない(汗)
宿に帰ってゆっくり二度寝して、付近を散策してももうヒマを持て余してしまった(苦笑) 。
10時半の直行バスでもう奮起湖まで行ってしまうことに。
続く。