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Channel: まちかど逍遥
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台湾 関子嶺大旅社

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嘉義からの続き。

嘉義旧監獄を朝イチで見学したあとは、バスに乗って日帰りで関子嶺温泉へ。
関子嶺は泥湯で有名な温泉である。泥湯にももちろん惹かれるのだが、関子嶺大旅社
(関子嶺温泉ホテル)にぜひとも行ってみたかった。そこは日本時代に作られた温泉旅館で、
当時の趣を残しておりしかも迷路のようだとネットで読んだ。迷路宿好きとしてはこれは外せない(笑)。

温泉大国の台湾では魅力的な温泉がたくさんあるのだが、たいがいはバスで揺られて山の方まで
行かなければならない。主要都市間を結ぶ長距離バスやまちなかの近距離バスならいざ知らず、
近郊の町や村へ行くバスは言葉の分からない外国人はかなり躊躇する。
道端のバス停が分かりにくかったり経由地や曜日や時間帯による運行形態がよく分からなかったり、
帰りの便を見逃してしまったら・・・という不安。実際待てども待てども来ない、という
こともあった(汗)。今回は在台の友達と一緒なので安心(笑)


関子嶺温泉は山の中腹のつづら折の道路脇にポツポツと旅館が並ぶこじんまりした温泉地だった。
関子嶺大旅社は旧道沿いに建っていた。おお~、雰囲気あるなぁ。もともとここが玄関だったのだろうが
今は柵で閉められているので、反対側へ回ってみる。


こちらはまたチープで庶民的で飾らない雰囲気、いいね~。とりあえず温泉に入ろう。


フロントで200元払って浴室へ案内してもらう。お風呂用のスリッパのみ貸し出される。
タオルもあったっけな・・・?


中庭を通り抜けて階段を下る。


おお~~、このボロさが歴史を感じるねぇ(笑)。蛇口を開けて新しいお湯を溜めてくれる。湯量豊富で
ほどなく浴槽は泥湯で満たされた。タール臭のする薄い灰色の濁り湯といった感じ。泥は少量とは言え
すべすべするお湯だった。


温泉からあがった後、ちろっと館内を偵察。
フロントから来る途中に右に左に見えていたいくつもの階段の先には、それぞれ客室があるようで
客室数はかなりの数になりそうだ。ひとつの階段を上ってみると、そこからさらに階段が・・・


建物の屋上に増築中なのだろうか、工事現場のような状態になっていたり、洗濯場のようだったり、
これは確かに四次元温泉宿だ!


増築を繰り返しこんな複雑な構造になったようだが、さっきの浴室を含む木造の部分は日本時代の
ものではないかと想像する。



おばちゃん(宿の女主人だろう)が出てきて、あんまりうろうろしないでよ!と怒られた・・・スミマセン(汗)

近所の宿も古そうなところがあり気になった。


帰りのバス停で珍しくそれぞれ一人旅の日本人の女性と男性と一緒になったのだが、
彼ら曰く、もっと上のエリアの方が濃いとか、またバス通りに面した何とか言う宿のお湯が濃いとか、、、
しかし日帰り入浴でも2000円近くも出すのはちょっと・・・大旅社で十分だ(苦笑)。


そういえば泥湯の素を買って帰ってきたがまだ試していなかったな。。。

続く

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