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Channel: まちかど逍遥
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佐田岬半島の青石垣めぐり(7) 保内

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佐田岬 続き。

九町から車を飛ばし、11時半ギリギリで保内のSSへたどり着いた。八幡浜で借りたレンタカーを
保内で乗り捨てにしたのは、ここでは近代建築めぐりをする予定なので、その間レンタカー代や
駐車場代が加算されるのはもったいないから。帰りはバスに乗る予定。
さて無事車を返却して身軽になったのはいいけど、ひとつ問題が。昨日から3ヶ所でお土産に頂いたミカンたち、
大小10個ぐらいある(苦笑)。重いけど預けるところもなく、持ち歩くしかないな。。。(汗)


ここ保内町にもやっぱり青石がある。宮内川沿いのタテハの美しい護岸は、八幡浜の千丈川
見たのと同じだが、こちらの方が広い範囲で残っている。


河口に近い方では、川沿いに建つ家ごとに直接川へアクセスできるような構造など、
オリジナルの状態がよく残っており、昔ながらの雰囲気が感じられる。


排水口の石積みも崩れにくくするため逆台形の開口となっている。なんと美しい。。。



河口まで来ると浅瀬にてんてんと人がいて、土を引っ掻いている。潮干狩りのようだ。
なんの貝が採れるんだろう、シジミかな?

まちなかを歩いてもいろんなところに使われた青石にいちいち目を引きつけられる。。




古くくすんだ板壁と青石は鉄板コンビ。


何気ない塀も青石だとこんなに素敵。これがコンクリートブロックだったら・・・?


単なる敷地の仕切りではなく、もうこれ自体がメインと言ってもいい!


集落の裏手はすぐ山で、石積みやみかん山モノレールも見られる。


石積みが坂道を美しく飾り、引き込まれるような魅惑の景観を作り出している。




畑へ至る小道の美しいこと!!


今、私の目を楽しませてくれるこれらの石垣や石積みの構造物は、すべて現役で使われているもの。
用の美、と言うか、必要なものだからこそ、長年の間ちょこちょこメンテナンスされてきたのに違いない。
廃墟になればすぐに荒れてしまうだろう。人の営みのそばでこそ、美しく維持されるのだ。
石垣も生きている!


さて、青石垣めぐりはこれで終わり(長すぎ・・・?苦笑)。
このあともまだ旅は続く。。。

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