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Channel: まちかど逍遥
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夕暮れの東大垣駅

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市役所から駅に戻ってきたらちょうど5時、仕事終了!
平日なので帰りが遅くなるのは嫌だけど、大垣でひとつだけ寄り道したいところがあった。
樽見鉄道の東大垣駅。以前、樽見鉄道に乗りに来たときに時間切れで訪問できず心残りだったのだ。
大垣からひと駅なのでお手頃だ。うまい具合にもうすぐ出発する列車が停まっている。ラッキ〜

きっぷを買って、帰宅する高校生たちと共に車内へ。列車はまもなく出発したが、もしかして
間違ってJRに乗ってしまったかと思うぐらい、いつまでたってもJRから離れない樽見鉄道。
ようやく独り立ち(笑)したと思ったら、東大垣駅到着である。

おぉ・・・・視界の開けた築堤上にホームと小さな上屋がポツンと。あぁ、やっと降り立つことができた。


大垣から乗ってきた気動車を見送り、行き違いの大垣行きの運転士さんに「乗らない」アピールを(笑)。




ホームの景色を独り占めでゆっくり堪能したら、構内踏切を渡って駅舎の方へ行こう。


駅舎はプレハブのような簡素な箱型。窓口は閉ざされ無人である。


下車したはいいが、上下線ともさっき見送ったので、次の列車は1時間15分後(汗)。
大垣まで歩くには遠すぎるしバスもない。ここでそんなに長時間過ごせるかなぁと不安半分。


駅を出て、ホームから見えたJRの築堤のトンネルを見に行こう。
夕暮れの空をバックに佇むホームの上屋。いいねぇ・・・


あぁ、あった。ん?これはねじりまんぼだな。築堤に対してトンネルが斜めに通っているのだ。


腰の高さまでは平積みしてあり、その上だけがねじれている。


この構造美。ため息がでる。。。


写真を撮っていると自転車に乗った犬連れのおっちゃんが立ち止まり、これは古いよ、明治29年に
できたんや、と教えてくれた。先に長浜から大垣まで開通し、そのあと岐阜から大垣まで開通したのだと。
(岐阜〜大垣開通は明治20年らしいので、トンネルの建設も実際はもう少し早いと思われるが・・・)
そして、向こうにもレンガのトンネルがあるよ、鉄橋も古いよ、と教えてくれたので行ってみることに。


あぁ、これか。石とレンガを併用したトンネルで、さっきのねじりまんぼよりも径は大きい。
こちらは築堤に対して垂直に通っており、ねじれていない。


そしてその次にあったのは双子のトンネル。ひとつは水路用、ひとつは道路である。
このあたりまで来ると築堤はかなりの高さになっている。揖斐川の堤防を越えるためだ。


続く。



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