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Channel: まちかど逍遥
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能勢の民家

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能勢の山空海温泉へ行ったあと、おなかがすいたので近くのカフェに行こうと車を走らせていたら、
立派な茅葺き屋根の民家があちらにもこちらにも・・・もちろん今は鉄板をかぶせてあるが、
大阪市内から1時間弱しか走っていないのに、いったいここはどこの隠れ里かと思うような風景が
目の前に現れるのである。

うわっ、あれは何だ!?


窓がなく越し屋根がひとつ。黄色い壁の色も変わっていて、いったい何の建物だろう。謎めいている。


この抜け穴は何!?防空壕にしては小さすぎる?焚口?


見に行ってみたら単なる納屋のようだが、元は何かの乾燥小屋か熟成小屋かと想像する。


向かいの民家もそれほど古くはなさそうだが、面白いつくりをしている。


塀だと思ったら1mぐらいの幅が取られていて、妻側に木の扉がつけられている。
うなぎの寝床とはまさにこのこと。細長いものを収納するスペースなのか、はたまたここから
母屋に出入りできる抜け道なのか・・・まったく、謎めいている。
この地方の伝統的な形態なのだろうか。



寄り道しながらたどり着いた、大正時代の古民家を改修したというカフェ、Dear N's Kitchen
内部はすっかりきれいになっていたが、座敷の立派な欄間が部屋の中央に残されていた。


メニューブックの中に元の民家の写真が入っていて、見ると手洗い場には雷文っぽいマジョリカタイルが
使われていたようだ。
気になったので「この手洗い場は今どうなってますか?」と聞いてみたら、ホールのお姉ちゃん、
オーナーに(?)聞いてくれたようで、「タイルは今後使うために取ってあるそうです」とのこと。
よかった!どんなふうに使われるか、今後が楽しみだ。






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