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Channel: まちかど逍遥
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竜宮通り社交街

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進水式に続くバラ取り夏休み第二弾で、沖縄へ犬連れで。

今回はお連れの方々をあちこち案内、とても喜んでもらえたのでよかった。

自分の気ままにうろつく時間はあまりなかったのだけれど、夕食後にちょろっと寄り道。。。

数年前も歩いた竜宮通り社交街、国際通り側から見てもやっぱり魅力的で引き込まれる。
大勢の観光客が夜遅くまで買い物をし食べ歩く国際通りのすぐ裏手。

う〜ん、もはや演歌の世界でも今やこんな風情はないだろう。

木造やモルタル塗りの小さな建物に、色とりどりの突き出し看板。
中が見えず妖しげな雰囲気。。。惹かれるがちょっと入れない。。。



この竜宮通りにつながる桜坂もまた細い路地に小さな店が並ぶが、そちらはまだ若者が入れる
雰囲気の店も。

数年前の時点で、桜坂地区の真ん中を貫く道路の建設工事が進んでいて、地区は分断され
かなり店の数も減ったと思われる。
それでもまだ、一体どこからアクセスするのかわからないような裏路地にも灯りが灯っている。


なんでも、戦後のアメリカ統治時代にはこの辺りは沖縄一の歓楽街だったというが、返還後は徐々に寂れ
場末となっていたのだが近年再びにぎわいを取り戻してきているらしい。


私が始めて那覇に来たのは約20年前。そのときはまだ街をうろつく趣味はなかったが(笑)
国際通りからは一銀通りと沖映通り、消防署通りぐらいしか広い道はなく、その裏側は
混沌としていたような記憶が。。。


沖縄の風景は毎年毎年目に見えて変わっていく。本土資本のチェーン店が進出しだしたここ数年の
変わりようは凄まじい。
那覇のまちなかを車で走っても、東京や大阪や他の都市と同じ店が道路脇に並ぶようになり、
てんぷら店やさしみ店、冷やし物店や山羊料理店など沖縄独特のお店や、
壁に店名が直接ペイントされたモルタル塗りの建物など、沖縄の独自性が年々薄れてゆく。。。
今初めて那覇に降り立った人は、かつてのようなカルチャーショックは受けないだろう。


大規模な開発があちこちで進められる那覇のまちなかで、色褪せながらも残るモルタル塗りの
小さな店を見ると、ちょっと切ない気持ちになり、がんばってほしいなと思うのであった。。。

私は地元系のお店を応援したい。お土産などお買物は是非「サンエー」や「かねひで」で!

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