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Channel: まちかど逍遥
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あやめ池温泉とパレス温泉

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東洋民俗博物館で展示物の説明をしていただいた後、最後にあやめ池の昔の案内図を見せて頂いたのだが、
これがとても興味深い。池のぐるりを汽車が走り、ボート乗り場や演芸場、映画館などがある。
遊具エリアはわずかで、無料休憩所が多数配置されゆったりと散策できる公園だったようだ。


駅の南側に注目すると、大きな温泉センターが立地し、その横には新地も描かれている。


「あやめ池温泉場」と書かれた絵葉書も。こんなモダン建築が駅の南側にあったとは!
聞くと昭和20年代ぐらいまであったらしい。温泉地の名残はあるんだろうか?
理事長いわく、新地の建物が個人病院になっている、と。ええっ、残っているのか!


もう夕方だが、博物館を出て温泉場の付近をちょっと歩きに行ってみることに。


駅もロータリーができ洗練された雰囲気になっていたが、遊園地時代からの幅広の階段は健在。
そして駅南側へ通じるこの通路もおそらく変わっていない。


あやめ池商店街のアーチがレトロな雰囲気。


南側は昔ながらな表情。以前は動物の形をしたかわいいベンチがあった記憶が。


駅からまっすぐ歩いていくと、大きなマンションと、その手前に立派な大屋根の木造建築が。
ここだな。マンションの敷地に温泉場があったと思われる。


そして今は病院となっているこの建物。1階は改修されてしまったようだが、2階の連続窓は
まさに当時のままの姿と思われる。すごい。

この筋にある旅館もやはり温泉時代からの流れを汲んでいるのだろう。

あやめ池の元温泉地をあとにして、生駒の温泉へ移動。パレス温泉、お風呂屋である(笑)。


向かいの元旅館と思しき木造3階建とあわせてとてもいい雰囲気。ちょっとした温泉地の路地のような。


あるいは、ほんとに温泉地だったのだろうか??


各所化粧合板などに替えられているが昔ながらのお風呂屋。あぁリラ〜ックス。


生駒市内で最後の1ヶ所らしいが、私が滞在している間にも次々お客がやってきて賑わっている。
常連さんの置き荷物も棚に30個ぐらいあるし、まだしばらくの間は安泰そうだ。ほっ。




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