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Channel: まちかど逍遥
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山口集落のなまこ壁と、タイル流しコレクション

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松崎の続き。

岩科学校からの帰り道でもはっとするほど美しい家があっていちいち立ち止まってしまう。






岩科学校でもらったマップで近くにもなまこ壁がたくさん見られる集落があることを知り、立ち寄ってみることに。


「山口のなまこ壁」と書かれていた集落には、本当になまこ壁の家がいっぱい!!細い川沿いの斜面に民家が密集して
いるのだが、あっちもこっちもなまこ壁。密度でいうと松崎のまちなかの「なまこ壁通り」よりもすごいんじゃない!?
それぞれの家はすべて形は違うのだが、示し合わせたかのようになまこ壁の意匠で統一されている。


あるものは全面に、あるものは部分的に。漆喰細工もすごい。
この集落には岩科学校を建てた棟梁の生家があるのだとか。この集落の民家はみなその棟梁が建てたのかも。




まぁ当時はどこでも、何か変化のきっかけがない限り、昔からずっとその地でやってきた工法や意匠で、それ以外は
特に考えもせず、民家とはこういうもの、として作ってきたのだろう。しかしそのおかげで地域ごとに特色のある
美しい景観が生まれてきたのだ。多様性のある現代ではそういうのはもう自然には生まれないだろう。




田舎のこんな美しい集落は日本の宝だなぁ!




さていきなりだが、松崎のまちなかをめぐっているとタイル流しによく出会う(笑)。写真の枚数の都合上この続きで紹介。


こちらはマジョリカタイル入りの洗い出し仕上げ。


中央に簡単な模様が入っている。




模様無しのシンプルなもの。


こちらは玉石系のかわいいタイルが使われている。中央に菊の紋が!?




だいたいは25角のモザイクタイルで、こういう簡単な幾何学模様が表されている。


こちらも玉石系に中央に花形の意匠。


1cm角などの小さな豆タイルは少ない。時代が少し新しいのだろうか。
道路から見えるところで、しかも私が歩いた範囲だけでこれだけの数のタイル流しがあるというのは、
多治見の業者があるとき行商に来てタイル流し大展示即売会又は、大オーダー会でもやったのだろうか(笑)


おまけ。タイルかまども。


ところで今回、オーシャンビューの松崎伊東園ホテルに泊まったのだが、そのエントランスにもタイル壁があった。


大小のプリンのようにぽこぽこと飛び出した水色と白のタイル。






面白いな!


これはアート作品らしく、端に「紀」という文字の銘があったが、誰かは分からず。。


続く。

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