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Channel: まちかど逍遥
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古民家松ノ下を見学。

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去年のGWの五島旅の続き。



レンタカーを丸2日間借りての福江島内の教会めぐり、予定の場所を1日目に前倒しでクリアしたので余裕が出て
まち歩きや温泉も楽しんだ。

玉之浦教会
を見たあと、玉之浦の集落を少し散策して、「古民家松ノ下」を見に行く。
海から一本内側の、元はメインストリートであったであろう細い道に面して、広い間口の佇まい。
元は町長を務めた坂江家の住宅で、1930(昭和5)年築。映画「風に立つライオン」のロケにも使われたとか。


十数年空き家になっていて解体予定だった建物を活用すべく地域の方々が再生に取り組み、革工芸作家の方が
スペースを借りて作品を作ったり、地域の高齢者のサロンとしてなど、地域活性化拠点として使われている。


しかし閉まっている。えぇ~っ、土日は開いているんじゃなかったの?コロナ禍からまだ脱していないのか・・・
そのときどこからか車がやって来て向かいの空き地に停まった。車を下りたおばちゃんはここの関係者らしい。
「あの、今日は開いてないんですか?ちょっと見学できませんか?」「あ、ちょっと待ってね」


おばちゃんは革工芸の関係の方で、何かを取りに来たとかそんなちょっとした用事だったようだが、ちょうど
タイムリーに遭遇して見学させてもらえることになってよかった!中は結構雑然としていたが・・・
公開は休止しているようだったのを急に頼んで見せてもらったのだから仕方ない。


なかなかいい欄間がそこここに。梅の透かし彫り。


暗い部屋内から見るとシルエットが美しい。


源氏香文様も。


松原の風景はよくあるな。


書院の格子と透かし彫りの欄間。こういうのはあまり地域性もなくお決まりのデザインなのだろうな。


男子用と女子用の中間の壁に取り付けられたトイレの照明。廊下の天井も良い材で丁寧なつくりであると分かる。                                                                                                                                                                                 

ストレートエッジの白タイル貼りの洗面台。他にはタイルはないようだ。


裏庭があるようだ。


これは、手あぶり?かわいい形~~


玉之浦のまちを一周すると、他にも古い木造民家がちょいちょい残っている。とは言っても戦後の建物だろうな。


2階建ての民家は結構特徴的である。2階の窓が総出窓のように下屋の上に張り出しているのだ。
風が強いからか、二階は使っていないからか、雨戸が立てられているところが多い。




この1階の窓の雨戸は板が横張りでちょっと変わっているな・・・と思ったら、戸車がついているじゃないの。
本来縦方向でレールに乗せて使っていたものを、バラして流用しているのだな。


こちらはもとは1階の窓に使っていた雨戸をバラして2階に使っている。同じ使い方をしている家を何軒か見かけた。
この地域ではベタな手法なのだろうか。


海辺の町らしく猫がたくさん(笑)




続く。

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