2019年の山形旅の続き。
「山形まるごと館 紅の蔵」は、元紅花商人長谷川家の屋敷をリノベーションした地域ブランド発信拠点施設。
1902(明治35)年ごろ建てられ、昭和初期に増改築されたという。現在母屋と蔵5棟が残り、飲食店、
土産物屋、物産直売所、情報館が入っている。
今日の夕食は奥にある蕎麦屋紅山水で食べようと思ったのだがいっぱいで入れなかったので、表通り沿いの
イタリアン店、Cafe&Dining990でパスタを。
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縦長窓に腰板。外観からは全体が和風かと思ったが、店蔵だったこの部分は洋館だったのか。
そして一見絨毯敷きのこの赤い床は、六角形の無釉モザイクタイルなのだ。やっぱり紅花になぞらえて赤いタイルを
使ったんだろうな。濃い色に白い花模様がくっきり浮かび上がってかわいい~~
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ボーダー部には緑色も。あっ、これイタリアンカラーじゃないの。ぴったりだな!
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当時のドアがそのまま残されている。ガラスに「谷」の字のマークが。マルタニというのが屋号だったようだ。
店内は改装されているが古い建物の魅力をうまく残してあるな。
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地元産のアスパラのオイルパスタ。おいしかった~
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全体が漆喰塗り込めなまこ壁の蔵造りで、中央部に入母屋屋根の二階を載せた派手な店蔵。当時の紅花商の
景気の良さがうかがえる。まぁこのぐらい派手な方が観光拠点としてはシンボル性も備えてちょうどいいだろうな。
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実は翌日の昼にもまたここへやって来た。今度こそ蕎麦屋へ。というのは、こちらはマジョリカタイルがあるのだ(笑)
裏口近くにあるトイレは客席のある部屋から土間の廊下に降りてアクセスするようになっており、境には
「御手洗場」と書かれたガラス戸がある。すりガラスと結霜ガラス、型板ガラスを組み合わせたこの戸も素敵だな!
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そしてここがその御手洗場。うひょ~~!いいねぇ!
床いちめんに敷かれた、ピンクと水色のやさしい色合いのマジョリカタイル。
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壁は清潔感たっぷりの白無地タイルを貼り詰め、縁にはぐるりと緑色のボーダータイルを回してある。
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一枚の欠けも割れもなく状態は良好!しかしちょっときれいすぎる?まさか復刻タイルってことはないか??
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天井は換気口付きの格天井。
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手洗いシンクは人研ぎだが、窓台の部分にもまた柄違いのボーダータイルをあしらってある。
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端部はすべて役物を使って丁寧に納めてあるが、特にこの薄い袖壁の端が素晴らしいじゃないの!役物パラダイスだ(笑)
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さぁタイルを撮り終わったらお蕎麦を食べよう(笑)。豪華なランチがお手頃価格でうれしいなぁ!
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繁盛していてお客さんが多いので室内の写真は撮れず。あまり目立った意匠はなかったが、床の間の横に書院風の
窓があって、こんな鷹の絵が描かれたすりガラスが入っているのが珍しい。
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店内に展示されていた昔の写真。おや、正面の入母屋屋根がないな。昭和初期に改築する前の状態だろうか。
額縁には「長谷川洋服店」の文字が見える。化学染料が輸入され紅花の商品価値が下がると、洋服店などに
商売替えしたのだろうな。
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昼食後、裏の直売所で友人へのお土産を買ったが、こちらもまた目移りする品ぞろえで楽しい楽しい。
山形の産業遺産とも言える紅花商の建物、伝統的な形式の蔵をうまく生かしてあって、良心的な価格でおいしくて、
タイルまであるのだから、ほんとに素晴らしい施設だな!
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続く。
「山形まるごと館 紅の蔵」は、元紅花商人長谷川家の屋敷をリノベーションした地域ブランド発信拠点施設。
1902(明治35)年ごろ建てられ、昭和初期に増改築されたという。現在母屋と蔵5棟が残り、飲食店、
土産物屋、物産直売所、情報館が入っている。
今日の夕食は奥にある蕎麦屋紅山水で食べようと思ったのだがいっぱいで入れなかったので、表通り沿いの
イタリアン店、Cafe&Dining990でパスタを。

縦長窓に腰板。外観からは全体が和風かと思ったが、店蔵だったこの部分は洋館だったのか。
そして一見絨毯敷きのこの赤い床は、六角形の無釉モザイクタイルなのだ。やっぱり紅花になぞらえて赤いタイルを
使ったんだろうな。濃い色に白い花模様がくっきり浮かび上がってかわいい~~


ボーダー部には緑色も。あっ、これイタリアンカラーじゃないの。ぴったりだな!

当時のドアがそのまま残されている。ガラスに「谷」の字のマークが。マルタニというのが屋号だったようだ。
店内は改装されているが古い建物の魅力をうまく残してあるな。

地元産のアスパラのオイルパスタ。おいしかった~

全体が漆喰塗り込めなまこ壁の蔵造りで、中央部に入母屋屋根の二階を載せた派手な店蔵。当時の紅花商の
景気の良さがうかがえる。まぁこのぐらい派手な方が観光拠点としてはシンボル性も備えてちょうどいいだろうな。


実は翌日の昼にもまたここへやって来た。今度こそ蕎麦屋へ。というのは、こちらはマジョリカタイルがあるのだ(笑)
裏口近くにあるトイレは客席のある部屋から土間の廊下に降りてアクセスするようになっており、境には
「御手洗場」と書かれたガラス戸がある。すりガラスと結霜ガラス、型板ガラスを組み合わせたこの戸も素敵だな!

そしてここがその御手洗場。うひょ~~!いいねぇ!
床いちめんに敷かれた、ピンクと水色のやさしい色合いのマジョリカタイル。

壁は清潔感たっぷりの白無地タイルを貼り詰め、縁にはぐるりと緑色のボーダータイルを回してある。

一枚の欠けも割れもなく状態は良好!しかしちょっときれいすぎる?まさか復刻タイルってことはないか??

天井は換気口付きの格天井。

手洗いシンクは人研ぎだが、窓台の部分にもまた柄違いのボーダータイルをあしらってある。

端部はすべて役物を使って丁寧に納めてあるが、特にこの薄い袖壁の端が素晴らしいじゃないの!役物パラダイスだ(笑)

さぁタイルを撮り終わったらお蕎麦を食べよう(笑)。豪華なランチがお手頃価格でうれしいなぁ!

繁盛していてお客さんが多いので室内の写真は撮れず。あまり目立った意匠はなかったが、床の間の横に書院風の
窓があって、こんな鷹の絵が描かれたすりガラスが入っているのが珍しい。



店内に展示されていた昔の写真。おや、正面の入母屋屋根がないな。昭和初期に改築する前の状態だろうか。
額縁には「長谷川洋服店」の文字が見える。化学染料が輸入され紅花の商品価値が下がると、洋服店などに
商売替えしたのだろうな。

昼食後、裏の直売所で友人へのお土産を買ったが、こちらもまた目移りする品ぞろえで楽しい楽しい。
山形の産業遺産とも言える紅花商の建物、伝統的な形式の蔵をうまく生かしてあって、良心的な価格でおいしくて、
タイルまであるのだから、ほんとに素晴らしい施設だな!

続く。