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Channel: まちかど逍遥
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タイル旅金門島 民居探訪(13) 珠山

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2019年9月の台湾金門島の続き。

ここは前回も訪れた珠山という集落。大きな池がありその背後に伝統民居がたくさん建っている、美麗な集落である。
風水では南側に水があるのを理想としているので、集落の南側に池があればどこの家も条件にかなっているということになる。


池に面したこの家のタイルは前回見つけたのだった。


相変わらず美しく住まわれていてうれしいな!




集落内を散策。ここは民宿もあり開放的な雰囲気が漂っていて散策しやすい。


美しい民居を眺めながら路地を歩く至福。。。




こちらは将軍第。清代の総兵(将軍)薛師儀の故居で、ちょっとした観光スポットらしく説明板が設けられていた。


堂々たる構え。玄関の凹部分の腰に六角形の石が貼られているのが珍しい。レンガ色の磚は六角形のものもよく見かけるが、
花崗岩の切石で六角形のものは見たことがなかったように思う。


なんとここも民宿になっているようだ。建物を保存していくのには使い続けることが大事だな。
管理人の給料と建物や設備のメンテナンス費用を賄うには、どのくらいの稼動が必要か、また実際の稼動はどうか・・・
まわりには食事する店もコンビニもないので外国人旅行客にはちょっとハードルが高いが(苦笑)
一度、マイナーな集落の気に入った一軒宿に1週間ぐらい滞在してみたいなぁ。




こちらは大夫第。「大夫」というのも役職名なのだろう。


磚のパターンはこんなものもある。大きな八角形と十字、細長い六角形の組み合わせだが、目地に見える
レンガ色の部分は磚で埋めてあるのだ。白い目地の部分にも筋がつけられているなど、手が込んでいる。
崩れた部分を見ると、大きなパーツは厚みが1.5cmぐらいで、ラインの部分の幅は磚の厚みのようだ。


小さなかわいらしい洋楼もあった。


不思議な三角形の路地。




ここの集落内にはあちこち石がある。辻にどかーんと鎮座している巨大な岩にはびっくり!


立派な洋館が目に飛び込んできた。ここの屋根の妻は「水形」と呼ばれるなだらかな山状のフォルムだが、
水滴型の穴があいている。純粋な伝統民居には見られないが、洋楼ではときどき目にする形である。
ブロークンペディメントみたいなアレンジだろうか。面白いな。


表に回ってみると、ここも民宿のようだ。2階のベランダが快適そう~!入口まわりにタイルがあるな。


洋楼の側面から入る形なのでイレギュラーなつくりの玄関。


近寄ってみると、ここのタイルはちょっと雑なつくりのレプリカタイルだ。同じタイプのものは前回、山后で見たし、
水頭の黄乃甫番仔厝のとも同じだろう。


窓上のまつげタイルはオリジナルだったので、入口脇にももともとオリジナルが貼られていたのだろうと想像する。




続く。

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