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Channel: まちかど逍遥
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麻豆の建物めぐり

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2019年夏の台南の続き。

烏山頭から善化駅に戻ってきて軽く腹ごしらえしてから、続けて麻豆というまちへ向かおう。
地図で見ると、まちの周囲を道路が四角く囲んでいて、もともと城壁があったのだろうと想像される。

駅前のバスターミナルからバスに乗り、烏山頭とは逆方向へ走ること15分、見たいと思っていた電姫戯院の前で降りる。


うわ、、、じゃんじゃん車が走り抜ける通りに面して、棄て置かれた古い映画館。すごい存在感。
古ぼけた緑色の壁に装飾やひさしなど賑やか。独特でちょっとくどいデザイン。骨組みだけになった看板がくっついている。
2階を見ると3スパンの建物のように見えるが、1階を見ると2本の柱が寄せて建てられているため2スパンのように見える。


これはなに?ライオンの顔??それともオッサン??(笑)


くっきり白い2連アーチの券売所の窓口。

前に車が停まっていて、少し待っていたが退く気配がないので諦めて他を見に行く。。。
あとで再び見たとき若者が何やらやっていた。ここも活用に向けて動いている人々がいるのだろう。

表通りを歩くと他にも古そうな建物がポツポツ見られる。
交差点の角地に建つこちらの建物、角部分はアールでなく平面の装飾壁が立ち上がり、植物モチーフのレリーフが見える。
・・・しかし、真ん中に点々と張り付いている黒っぽいものは何だ?


写真を撮っておいてあとで拡大してみると、、、動物。・・・ウサギ??
リアルなうさぎなのだが、地上から見たら何か全然わからないんだけど(笑)。


こちらも間口の広い立派な建物だな。6スパンに見えるが、台湾の長屋は奇数のはずなので、5スパンの中央部が
広くなっていて補助柱が立っているということになるのだろう。


小さな丸窓が並び、中央のメダイヨンの両側に天使が。風車のような地模様も面白いな!


こちらもチェックしていた麻豆林家へ行ってみると、四合院の民居は道路に対して垂直方向に向いて
建っており、手前にプレハブのガレージがあるので道路からはよく見えないのだが(苦)、ちらりとタイルが見えている。
麻豆林家は板橋林家、霧峰林家と並ぶ台湾三林家のひとつで、麻豆の名家。ここは現在もお住まいの建物である。


運よくご主人がおられ、お庭にちょっと立ち入らせてもらえることに。うれしい!!


うわぁ~~~美しい!入口の左右に2ヶ所ずつ異なるデザインのマジョリカタイルが貼られていた。状態もとてもいいな!




タイルもすごいが、その他、梁や壁の装飾も素晴らしい。玄関先だけ見てもやっぱりそんじょそこらの建物とは格が違うと感じる。


あぁ、このまま末永く保たれますように・・・

ありがとうございました~~

ざぼんの季節。まちのあちこちで山積みされているのを見かけた。台湾のざぼんはちょっと縦長で洋ナシのような形。


モダニズムデザインの建物もちょくちょく見られる。




柱を一本省略したりするのも、モダニズムの現れなのだろうか。




ひときわ古そうな回生歯科の前の床はかわいいモザイクタイルがいちめんに!!




お隣も色柄違いで。


こんな小鳥の透かしブロックを見つけた。かわいい~~!!


麻豆の中心部にはあまり三合院民居は見当たらず、林家以外にタイルも見つけられなかった。もう少し周縁部まで歩けば
あるかもしれないが目星もないので、次のバスで佳里へ行こう。

続く。

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