GWのホーチミンの続き。
フランス統治時代の建物の多くは市の中心部に固まっているので、歩いて建物めぐりができる。
ホテルから歩いて行くと見えてくるのが、1ブロックの端から端までを占める、まるでお城のような人民委員会の庁舎。
フランス統治時代に市庁舎として建てられ1909年に完成。ちょっときれいに塗りすぎてテーマパークのように見えるが・・・(苦笑)
シンメトリーで中心性が際立つシンボリックな建物。大阪で言えば御堂筋のような(いや、もっと広いな)道路の正面に
バ~~~ンと立ちふさがるようにこれが建っている。人が出入りしていたので今も現役の役所のようだ。
ベトナムは社会主義国で、ホーチミンが首都というのは知っているものの、国の統治体制がどのようなのか全く知らないな・・・(汗)
遠目で見るとわからないが、よく見ると中央部の塔まわりには実に装飾的である。ペディメントの部分には複数の人物の
彫像(?)が取り付けられていたり、ジャラジャラとした装飾が軒まわりにたくさんぶら下がっている。
日本にある洋風建築ではまず見かけることのないスタイルだな。
通りに面したアーチ型の開口部にはすべて鉄格子のドアがつけられていて厳重に閉ざされている。しかしその格子は
華麗なデザインでものものしさは感じさせない。並べられた鉢植えの植物もかわいくて和む(笑)。
もちろんここはホーチミン屈指の観光スポットであり、この建物を背景に皆写真を撮るのであるが、T字路の横棒にあたる
この道路はまたひっきりなしに車が走っていて、車が全く入らない写真を撮るにはだいぶ粘らねばならない(苦笑)。
そして、観光客がたくさん集まるということで、それを狙うヤカラも集まってくるようだ。
その少し先へ行くと、サイゴン中央郵便局がある。凸形をしていてぱっと見ると駅かと思ってしまう。
それもそのはず、パリのオルセー駅舎をモデルにして設計されたのだという。1891年に完成。
ここもすごい数の観光客が押し寄せているが、現役の郵便局なのである。
中へ入ると・・・うぉ~~~!!と声をあげずにはいられない、鋳鉄製の柱とアーチ梁に支えられたドーム状の大空間!!
細い柱には柱頭飾りがついており、梁にも小さなお花がずらりとついていたりしてとってもカワイイ!
中央部のテーブルには土産物がたくさん並べられているが、窓口では普通に郵便の受付や切手の販売も行っている。
あぁ美しすぎる郵便局!!
電話ボックスかと思ったら、ATMだ。
サイゴン郵便局の向かいに建つ、聖母マリア教会(サイゴン大教会)。
空を突くような2本の尖塔をもつ赤レンガのゴシック建築は見るからに歴史を感じさせるが、、、現在改修中。
建物の側面には工事用の足場が組まれているのだが、これがまた芸術的なほど美しいな!(笑)
横に回ってみると、全く違う印象だった。大きな三角の妻壁にバラ窓。
屋根にブルーシートがかぶせてあるところを見ると、雨漏りしていたのか、屋根をやりかえているのだな。
裏から見ると、かなり複雑な形をしていた。
内部は荘厳なヴォールト天井で、ステンドグラスもあるようだ。まだ改修工事は当分かかりそうだ・・・
さて、美術館からほど近いところにある、ベトナム国家銀行ホーチミン支店にやってきた。ペイントされていないので
黒っぽく汚れているように思うが、逆に迫力があるな!1930年完成。一見洋風だが、チャム族、クメール族
(いずれもインドシナ半島に暮らしてきた民族)の建築のデザインを取り入れているとか。へぇ~~
関係ないけど、この建物の前に立っていた電柱がすごいことに(汗)
毛深い・・・(苦笑)
大丈夫なんだろうか・・・
ぐるっと回ってみると、川側が正面だった。銀行建築はどこでも威圧感を与えるような建物だ。
列柱の立ち並ぶ入口の両脇には、狛犬でも獅子でもなく、象が控えていた。笑っているようで何とも愛らしい(笑)
建物の威圧感が中和されているな!
警備員のおっちゃんが張り付いていて、私たちが怪しい動きをしないかじっと見張っている。この辺だけ写真を撮らせてと
頼んだら、まぁそのくらいならよかろうという感じでおとがめなしだった。
中はどんなんかな~~~と、道路から物欲しげに眺めていたら、大きな扉が内側へパカッと開いた。誰が出てくるでも
なかったので、あれはきっと私たちにチラッと見せてくれるために開けてくれたに違いない。ありがとう~~~!
続く。
フランス統治時代の建物の多くは市の中心部に固まっているので、歩いて建物めぐりができる。
ホテルから歩いて行くと見えてくるのが、1ブロックの端から端までを占める、まるでお城のような人民委員会の庁舎。
フランス統治時代に市庁舎として建てられ1909年に完成。ちょっときれいに塗りすぎてテーマパークのように見えるが・・・(苦笑)
シンメトリーで中心性が際立つシンボリックな建物。大阪で言えば御堂筋のような(いや、もっと広いな)道路の正面に
バ~~~ンと立ちふさがるようにこれが建っている。人が出入りしていたので今も現役の役所のようだ。
ベトナムは社会主義国で、ホーチミンが首都というのは知っているものの、国の統治体制がどのようなのか全く知らないな・・・(汗)
遠目で見るとわからないが、よく見ると中央部の塔まわりには実に装飾的である。ペディメントの部分には複数の人物の
彫像(?)が取り付けられていたり、ジャラジャラとした装飾が軒まわりにたくさんぶら下がっている。
日本にある洋風建築ではまず見かけることのないスタイルだな。
通りに面したアーチ型の開口部にはすべて鉄格子のドアがつけられていて厳重に閉ざされている。しかしその格子は
華麗なデザインでものものしさは感じさせない。並べられた鉢植えの植物もかわいくて和む(笑)。
もちろんここはホーチミン屈指の観光スポットであり、この建物を背景に皆写真を撮るのであるが、T字路の横棒にあたる
この道路はまたひっきりなしに車が走っていて、車が全く入らない写真を撮るにはだいぶ粘らねばならない(苦笑)。
そして、観光客がたくさん集まるということで、それを狙うヤカラも集まってくるようだ。
その少し先へ行くと、サイゴン中央郵便局がある。凸形をしていてぱっと見ると駅かと思ってしまう。
それもそのはず、パリのオルセー駅舎をモデルにして設計されたのだという。1891年に完成。
ここもすごい数の観光客が押し寄せているが、現役の郵便局なのである。
中へ入ると・・・うぉ~~~!!と声をあげずにはいられない、鋳鉄製の柱とアーチ梁に支えられたドーム状の大空間!!
細い柱には柱頭飾りがついており、梁にも小さなお花がずらりとついていたりしてとってもカワイイ!
中央部のテーブルには土産物がたくさん並べられているが、窓口では普通に郵便の受付や切手の販売も行っている。
あぁ美しすぎる郵便局!!
電話ボックスかと思ったら、ATMだ。
サイゴン郵便局の向かいに建つ、聖母マリア教会(サイゴン大教会)。
空を突くような2本の尖塔をもつ赤レンガのゴシック建築は見るからに歴史を感じさせるが、、、現在改修中。
建物の側面には工事用の足場が組まれているのだが、これがまた芸術的なほど美しいな!(笑)
横に回ってみると、全く違う印象だった。大きな三角の妻壁にバラ窓。
屋根にブルーシートがかぶせてあるところを見ると、雨漏りしていたのか、屋根をやりかえているのだな。
裏から見ると、かなり複雑な形をしていた。
内部は荘厳なヴォールト天井で、ステンドグラスもあるようだ。まだ改修工事は当分かかりそうだ・・・
さて、美術館からほど近いところにある、ベトナム国家銀行ホーチミン支店にやってきた。ペイントされていないので
黒っぽく汚れているように思うが、逆に迫力があるな!1930年完成。一見洋風だが、チャム族、クメール族
(いずれもインドシナ半島に暮らしてきた民族)の建築のデザインを取り入れているとか。へぇ~~
関係ないけど、この建物の前に立っていた電柱がすごいことに(汗)
毛深い・・・(苦笑)
大丈夫なんだろうか・・・
ぐるっと回ってみると、川側が正面だった。銀行建築はどこでも威圧感を与えるような建物だ。
列柱の立ち並ぶ入口の両脇には、狛犬でも獅子でもなく、象が控えていた。笑っているようで何とも愛らしい(笑)
建物の威圧感が中和されているな!
警備員のおっちゃんが張り付いていて、私たちが怪しい動きをしないかじっと見張っている。この辺だけ写真を撮らせてと
頼んだら、まぁそのくらいならよかろうという感じでおとがめなしだった。
中はどんなんかな~~~と、道路から物欲しげに眺めていたら、大きな扉が内側へパカッと開いた。誰が出てくるでも
なかったので、あれはきっと私たちにチラッと見せてくれるために開けてくれたに違いない。ありがとう~~~!
続く。